淡路島観光協会は、大阪・関西万博と同時期に開催していた「AWAJI島博」の成果をふまえ、2030年に向けた観光戦略として「淡路島観光未来宣言」を採択しました。
今後は広域連携を軸に観光振興を進め、インバウンド誘客の強化に取り組みます。
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訪日ラボのメールマガジン登録はこちら＞（無料）淡路島観光協会、2030年に向け「淡路島観光未来宣言」を採択
淡路島観光協会は、11月25日に開催された淡路島観光会議において「淡路島観光未来宣言」を採択しました。
体験型コンテンツで、モダンラグジュアリー層中心にインバウンド強化
淡路島では大阪・関西万博を契機として、地域の魅力を体験できる観光プログラムを開発しており、万博と会期を合わせて開催された「AWAJI島博」では、島ならではの体験をオンライン販売しました。
これらの成果を踏まえ、今後はインバウンドの誘客強化を目的として、体験コンテンツの満足度向上や快適性の強化を進めるということです。
特に注力するのは、自身の興味のある分野や贅沢だけではないものに価値を見出し、そこに多くのお金を惜しまず費やす富裕層「モダンラグジュアリー層」です。
体験型コンテンツをグローバル展開しているOTAにも本格参画し、多言語対応やオンライン販売を通じてインバウンド誘客を加速させるとしています。
淡路島の立地活かし、瀬戸内・関西と連携
神戸空港には2025年4月に国際チャーター便が就航し、2030年には国際定期便が予定されているほか、2028年の大鳴門橋自転車道の開通により、瀬戸内周遊需要の拡大が期待されます。
「淡路島観光未来宣言」では、淡路島が関西と瀬戸内の結節点である利点を再認識し、両地域との広域連携を軸に観光振興を進める方針を掲げています。
瀬戸内エリアとは、淡路島の芸術・文化資源を活かした観光周遊を促進するため、瀬戸内国際芸術祭との協働を図り、国際的な祭典の開催をめざします。また、この祭典を大鳴門橋自転車道開通の記念イベントとし、瀬戸内一周500kmの自転車ルート「セトイチ」構想の実現に取り組みます。
関西エリアでは、「食都神戸」と「世界一の食の島」をめざす淡路島が連携し、「農・食・観光」を一体的に振興することで世界に誇る食のエリアづくりを進めます。
さらに、淡路島観光MaaSの推進として、関西国際空港・神戸空港・徳島空港・高松空港を起点とした交通網の整備や電子決済の対応拡大を行います。
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＜参照＞
淡路島観光協会：淡路島観光会議にて「淡路島観光未来宣言」を採択
【インバウンド情報まとめ 2025年11月後編】中国の訪日自粛要請、観光庁長官の受け止めは？ ほか
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