日本政府観光局(JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2025年年間の訪日韓国人数は945万9,600人でした。
また、観光庁のインバウンド消費動向調査によると、訪日韓国人旅行消費額は9,864億円で、訪日客数、消費額ともに過去最高を更新しました。
訪日韓国人客数最新データ:年間946万人
日本政府観光局(JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2025年の訪日韓国人数は945万9,600人でした。前年比では7.3%増となり、過去最高を記録しています。

2025年は、チェジュ航空が函館~仁川(インチョン)便、大韓航空が神戸〜仁川便の新規運航を開始するなど、各社が地方空港への展開をさらに加速させました。これによって航空座席数が増加し、12月の韓国からの訪日外客数は97万4,200人と単月過去最高を更新しています。
10月の秋夕(チュソク)連休が最大10連休となったことも、訪日者数の押し上げ要因の一つになったと考えられます。
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エリア別で見ると、訪日韓国人数はコロナ前トップであった中国を抜き、東アジアで1位となっています。ゴールデンウィーク、秋夕連休期間には仁川空港を出発する国際線の約4分の1が日本行きであったことからも、需要の多さがうかがえます。
また、韓国市場では地方都市を意味する"小都市"(韓国語で"ソドシ")への旅行がトレンドの一つとなっています。リピーターに向けた地方誘客も、今後のインバウンド対策として欠かせない要素だと言えるでしょう。
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訪日韓国人消費額最新データ:年間9,864億円
続いて、観光庁が発表しているインバウンド消費動向調査によると、2025年年間の訪日韓国人旅行消費額は9,864億円でした。前年比では2.7%増となり、こちらも過去最高を記録しています。
*日韓関係の悪化により2019年は訪日需要が落ち込んでいたため、比較の際は注意が必要です。

四半期別で見ると、7~9月には前年同期比12.8%減と一時的な減少が見られましたが、10~12月には同4.1%増の2,717億円を記録。再び増加に転じています。

第3四半期の数値は、2025年に唯一前年割れした7月の訪日韓国人客数とも連動しています。この裏には、SNSを中心に広まった「7月に日本で大災害が起きる」といった根拠のない噂に加え、暑さによる影響もあったと考えられています。
しかし、その影響は限定的で、8月・9月の訪日韓国人客数は増加に転じ、秋夕連休期間と重なる第4四半期には消費額も持ち直しました。
関連記事:【訪日ラボ分析】7月の訪日外国人数発表、各国の動きはどうだった?予言の影響は?1人当たりの消費額は10万4,606円
訪日韓国人客の消費額について、さらに詳しく見ていきましょう。
2025年年間の訪日韓国人の1人当たり消費額は、10万4,606円でした。前年の消費額(10万9,103円)よりも4,497円減少しており、全市場の1人当たり平均消費額(22万8,809円、前年比0.9%増)と比較すると、トレンドと逆行する様子が見受けられます。
1人当たり消費額の構成をみると、最も多かったのは宿泊費で3万6,285円(前年比1,697円増)でした。世界各国からの訪日需要増により、国内ホテルの稼働率が上がったことが、1泊当たりの単価と消費額の増加につながったと考えられます。

エリア別で比較すると、韓国は東アジアの中で最も消費単価が低い国ですが、これは平均泊数に起因するものだと考えられます。
2025年、訪日韓国人の平均泊数は4.0泊(前年比0.3泊減)となりましたが、中国(9.1泊)、台湾(6.5泊)、香港(6.2泊)と比べると短さが際立ちます。これは物理的な距離の近さや地方都市に直接航空便でアクセスできる利便性から、日本が気軽に来訪できる国として定着していることの裏返しと言えるでしょう。

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以上、韓国の最新インバウンドデータを解説しました。訪日ラボでは、韓国のインバウンド動向に関する情報を日々発信していますので、ぜひご覧ください。
※本記事では、以下のデータを用いて記事内容・グラフを作成しています。
- 観光庁:訪日外国人消費動向調査およびインバウンド消費動向調査(※1人当たり消費額は全目的で算出、速報値を含む)
- 日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計(※速報値を含む)
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<参照>
日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計
観光庁:インバウンド消費動向調査
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