2025年の訪日シンガポール人数は72.6万人、消費額は2,294億円でともに過去最高を更新:シンガポール市場の最新インバウンドデータを徹底解説【2025年年間】

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日本政府観光局JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2025年年間の訪日シンガポール人数は72万6,200人でした。

また、観光庁インバウンド消費動向調査によると、訪日シンガポール人旅行消費額は2,294億円で、訪日客数・消費額ともに過去最高を記録しました。

本記事では、シンガポール市場のインバウンド動向について解説します。

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訪日シンガポール人客数最新データ:年間72.6万人

日本政府観光局JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2025年の訪日シンガポール人数は72万6,200人でした。69万1,226人を記録した前年から5.1%増加し、過去最高を更新しています。

▲訪日シンガポール人客数の推移(2015〜2025):日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成
▲訪日シンガポール人客数の推移(2015〜2025):日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成

シンガポールでは近年、訪日旅行ブームが到来しています。JNTOによると、2024年の時点でシンガポール国籍人口のおよそ5.3人に1人が日本を訪れており、訪日客の4分の3がリピーターとなっています。

関連記事:【アジア・中東編】JNTOが語るインバウンド市場の動向とは?2025年「インバウンド旅行振興フォーラム」を取材

月別で見ると、日本の冬を楽しみたい層による1月の伸びが最も大きく、前年同月比33.9%増となっています。次に多かったのは、4月で同29.5%増、6月で同16.5%増でした。

4月はシンガポールの祝日「グッド・フライデー(聖金曜日)」による3連休を活用して桜を見に訪れるなどの需要があったほか、6月は学校休暇に合わせた訪日が多かったと考えられます。

▲訪日シンガポール人客数 2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成
▲訪日シンガポール人客数 2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成


エリア別で見ると、シンガポールタイフィリピンに次いで訪日客が多い国となっています。シンガポール発着の日本便はすでにコロナ前の水準にまで回復しており、2025年はシンガポール航空が11月から期間限定でシンガポール~新千歳便を運航するなど、季節需要に応じた地方便拡充の動きなども見られました。

また、12月にはスクート航空がシンガポール那覇便の就航を新たに開始したほか、2026年3月にはシンガポール~羽田便の運航も始まる予定となっています。

関連記事:シンガポール航空系LCC・スクート「シンガポール - 羽田 / 那覇線」を新規就航

▲エリア別訪日客数の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成
▲エリア別訪日客数の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成

訪日シンガポール人消費額最新データ:年間2,294億円

続いて、観光庁が発表しているインバウンド消費動向調査によると、2025年年間の訪日シンガポール人旅行消費額は2,294億円でした。初めて2,000億円を突破した2024年よりも14.4%増となり、過去最高を更新しています。

▲訪日シンガポール人消費額の推移(2015〜2025):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日シンガポール人消費額の推移(2015〜2025):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

四半期別で見ると10~12月の伸びが特に顕著で、1,125億円(前年同期比34.4%増)を記録しています。この3か月の記録が年間消費額の半数以上を占めており、年末休暇シーズンの訪日旅行における消費意欲の高さがうかがえます。

▲訪日シンガポール人消費額の年間推移(2024年比):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日シンガポール人消費額の年間推移(2024年比):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

1人当たりの消費額は31万7,977円

訪日シンガポール人客の消費額について、さらに詳しく見ていきましょう。

2025年年間の訪日シンガポール人の1人当たり消費額は、31万7,977円でした。全市場の1人当たり平均消費額(22万8,809円)と比較すると8万9,168円多くなっており、2024年に続いて中国(24万6,154円)を上回りました。

1人当たり消費額の構成を見ると、最も多いのは宿泊費で11万4,858円、次に買物代が10万816円と続きました。特に伸びが顕著だったのは、前年から2万5,224円増となった買物代で、同費目では初めて中国を上回り、全市場で最も高くなりました。


▲費目別 1人当たり訪日シンガポール人消費額:インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲費目別 1人当たり訪日シンガポール人消費額:インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

エリア別で見ると、シンガポールアジア随一の消費単価を誇っています。シンガポール人の平均月収が他国と比べて高いのも理由の一つですが、近年は中国以上の推移を見せている点からも、訪日旅行における消費意欲の高さがうかがえます。

▲エリア別消費単価の比較:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲エリア別消費単価の比較:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

訪日シンガポール人はリピーターが多く、「誰も行ったことがないところ」や「新しいところ」への関心が高いと言われています。また、年配層向けの複数都市周遊旅行や富裕層を中心としたオーダーメイド旅行需要も高く、地方を含めた豊かな文化、食体験の提供、高級旅館での長期滞在など、“特別な体験”をどう提供するかもカギとなります。

東京、富士山、京都、大阪など、いわゆるゴールデンルートだけではない旅行需要への対応や、生涯旅行消費額の引き上げも視野に入れつつ、価値ある未知の体験を生み出す必要があるといえそうです。

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以上、シンガポールの最新インバウンドデータを解説しました。訪日ラボでは、シンガポールインバウンド動向に関する情報を日々発信していますので、ぜひご覧ください。

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※本記事では、以下のデータを用いて記事内容・グラフを作成しています。

  • 観光庁:訪日外国人消費動向調査およびインバウンド消費動向調査(※1人当たり消費額は全目的で算出、速報値を含む)
  • 日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計(※速報値を含む)

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日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計

観光庁:インバウンド消費動向調査

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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