2025年の訪日アメリカ人数は330.7万人で過去最高、消費額は初の1兆円超え:アメリカ市場の最新インバウンドデータを徹底解説【2025年年間】

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日本政府観光局JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2025年年間の訪日アメリカ人数は330万6,800人でした。

また、観光庁インバウンド消費動向調査によると、訪日アメリカ人旅行消費額は1兆1,241億円で、訪日客数、消費額ともに過去最高を記録しました。

本記事では、アメリカ市場のインバウンド動向について解説します。

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訪日アメリカ人客数最新データ:年間330.7万人

日本政府観光局JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2025年の訪日アメリカ人数は330万6,800人(前年比21.4%増)でした。欧米豪市場で初めて年間300万人を超えるなど、大きな伸びを見せています。

▲訪日アメリカ人客数の推移(2015〜2025):日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成
▲訪日アメリカ人客数の推移(2015〜2025):日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成

訪日アメリカ人数が最も多かったのは、6月で34万5,150人(前年同月比16.4%増)でした。2025年は年間を通して前年の水準を上回っています。

また、6月のほかに3月(34万2,752人)、5月(31万1,933人)、10月(33万5,744人)、11月(30万2,550人)の計5か月において、訪日アメリカ人数が30万人を超えました。年間を通して安定した人気を得たことが、年間の訪日数増につながったと見られます。

▲訪日アメリカ人客数 2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成
▲訪日アメリカ人客数 2024年と2025年の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成

欧米豪のエリア別で見ても、アメリカは最も多い訪日客数を誇っています。インバウンド市場全体で見ても訪日客数上位の常連国であり、アメリカ人の渡航先ランキング(2024年)で2019年から2ランクアップの7位にランクインするなど、日本の人気が高まっている状況です。

訪日数の増加や人気上昇とともに、リピーターも増加傾向にあります。また、ニューヨーク・タイムズ紙が注目の観光地の一つとして日本の地方部を選出するなど、各地の注目度が上がっている点にも注目です。地方誘客を含め、アプローチしがいのある市場だといえるでしょう。

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▲エリア別訪日客数の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成
▲エリア別訪日客数の比較:日本政府観光局(JNTO)より訪日ラボ作成

訪日アメリカ人消費額最新データ:年間1兆1,241億円

続いて、観光庁が発表しているインバウンド消費動向調査によると、2025年年間の訪日アメリカ人旅行消費額は1兆1,241億円でした。前年比では24.7%増となり、過去最高かつ初の1兆円超えを記録しています。

▲訪日アメリカ人消費額の推移(2015〜2025):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日アメリカ人消費額の推移(2015〜2025):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

四半期別で見ると、すべての期で前年超えを達成しましたが、特に4~6月期、10~12月期の消費額が3,000億円超えと突出して高くなっています。最も高い伸び率を記録したのは1~3月で、前年同期比31.7%増を記録しました。

▲訪日アメリカ人消費額の年間推移(2024年比):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲訪日アメリカ人消費額の年間推移(2024年比):観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

アメリカ人は、桜のシーズンやスクールホリデーに合わせた3~7月が訪日のピークとされています。消費額もおおむねこれと相関した動きを見せていますが、2025年は感謝祭やクリスマス休暇が含まれる10~12月期も大きく数字を伸ばしました。これには、航空座席数の増加や円安による訪日旅行需要増なども関係すると見られます。

関連記事:【2026年版】アメリカの祝日・連休カレンダーとインバウンド動向

1人当たりの消費額は34万1,383円

訪日アメリカ人客の消費額について、さらに詳しく見ていきましょう。

2025年年間の訪日アメリカ人の1人当たり消費額は、34万1,383円でした。全市場の1人当たり平均消費額(22万8,809円)と比較すると、11万2,574円多くなっています。

▲費目別 1人当たり訪日アメリカ人消費額:インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲費目別 1人当たり訪日アメリカ人消費額:インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

1人当たり消費額の構成を見ると、最も大きな割合を占めたのは宿泊費で、前年比6,205円増の14万8,461円でした。買物代も6万7,411円と前年から9,075円増加しましたが、飲食費、交通費、娯楽等サービス費はわずかながらも減少しています。

エリア別で見ると、消費単価が35万円超えとなった豪州や英国、ドイツと比べると、アメリカ(34万1,383円)は決して高い水準とはいえません。しかし、平均泊数が12.1泊とロシアに次ぐ短さである点を踏まえると、1日あたりの消費額は多くなり、見え方が変わります。

また、訪日アメリカ人の買物代(6万7,411円)は欧米豪のなかで2番目に高く、豪州に匹敵する金額となっています。ここから、訪日アメリカ人の消費意欲がうかがえます。

▲エリア別消費単価の比較:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成
▲エリア別消費単価の比較:観光庁 インバウンド消費動向調査より訪日ラボ作成

アメリカ東海岸、西海岸、ハワイと住んでいる地域ごとに旅行の傾向が異なりますが、どの地域においても日本に強い関心をもつ層は年々増えているようです。

アニメゲーム日本食などの文化から心理的距離を縮め、新規層のさらなる開拓や、地方への関心が高いリピーターに向けた魅力訴求や受け入れ体制の強化が今後のカギだといえそうです。

関連記事:【欧米豪編】JNTOが語るインバウンド市場の動向とは?2025年「インバウンド旅行振興フォーラム」

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以上、アメリカの最新インバウンドデータを解説しました。訪日ラボでは、アメリカインバウンド動向に関する情報を日々発信していますので、ぜひご覧ください。

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※本記事では、以下のデータを用いて記事内容・グラフを作成しています。

  • 観光庁:訪日外国人消費動向調査およびインバウンド消費動向調査(※1人当たり消費額は全目的で算出、速報値を含む)
  • 日本政府観光局(JNTO):訪日外客統計(※速報値を含む)

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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