ナショナルサイクルルートとは、ソフトとハードの両面から一定の基準を満たすルートに対し、日本を代表し世界に誇れるサイクリングルートとして国土交通省が指定したサイクリングルートを指します。
自転車を通じて日本における新たな観光価値を創造し、地域創生を図るほか、国内外に向け日本の魅力を発信し、サイクルツーリズムの推進を図るためナショナルサイクルルート制度が創設されました。
ナショナルサイクルルートには以下の観点に基づいて指定されます。
- ルート設定
- 走行環境
- 受入環境
- 情報発信
- 取組体制
各観点ごとにいくつかの指定要件があり、一貫したコンセプトの下で利用環境水準の維持がなされます。
2021年5月には第2次ナショナルサイクルルートとして、北海道内403kmの「トカプチ400」、千葉県銚子市から和歌山県和歌山市までを結ぶ1,487kmの「太平洋岸自転車道」、富山県氷見市脇から富山県朝日町境までを結ぶ102㎞の「富山湾岸サイクリングコース」の3ルートが指定されました。
なお、第1次には「つくば霞ケ浦りんりんロード」(茨城県)、「ビワイチ」(滋賀県)、「しまなみ海道サイクリングロード」(広島県、愛媛県)の3ルートが指定されています。