ピクトグラムとは、情報や案内、注意などを伝えるための視覚記号で、ピクトグラフとも呼ばれます。
元々は1920年頃に統計学の分野で経済の流れを視覚的にわかりやすく伝えるために生まれたもので、1964年の東京オリンピックで日本語を読めない外国人向けの案内表示として取り入れられ、世界に広く認知されました。
ピクトグラムの導入を先導したのは1964年の東京オリンピックにおいてデザイン専門委員会委員長であった勝見勝氏で、オリンピック競技のピクトグラムを作成し、著作権を放棄することで誰しもがさまざまな場で使用できるようにしました。
2020年の東京オリンピックではさらに伝わりやすいピクトグラムを目指しており、国内規格(JIS)と国際規格(ISO)でアンケート調査を行い、国際規格の方が伝わりやすいという結果が出たものについては国際規格のものへと移行しています。