都内大手4社と比較!タクシー業界の風雲児、MKタクシーのインバウンド戦略

THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ- アーカイブ無料配信中
完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

京都を出自とし、きめ細やかな「おもてなし」サービスを武器に一躍全国区のタクシー会社となったMKタクシー

現在は日本8都市、海外3都市で事業展開をしています。グループ合計では売上高で業界5位。インバウンド振興が進むなか、同社の取り組みに熱い視線が注がれています。

あああ

都内大手4社とMKタクシー

 

MKタクシーが京都で創業したのは1960年。その後、早くも72年には「深夜ステーション」を設置し、急病患者や妊婦に向けたサポートをはじめるなど、業界のイノベーションに向けて動き出します。

75年には大学新卒者のドライバーを募集し、78年には救急タクシーを発足するといった具合です。

同社がユニークな点として社内資格制度があります。日本赤十字救急員の資格取得を奨励したり、社内に観光資格制度を設け、ドライバーたちに「京都・観光文化検定試験」を受験するように啓蒙しているのです。「京都観光おもてなしコンシェルジュ」に任命されたドライバーも少なくないようです。

 

インバウンドに対するサービス体制強化に真っ先に乗り出したのも同社です。俗にいう「英語タクシー」は同社が草分けで、90年には「英会話ドライバー(ESD:English speaking driver)制度」を社内に設けます。こうして積極的に社内で英語研修に乗り出し、英語が話せるドライバーを増やしていったのです。

英語研修は「初級」「プレ中級」「中級」「上級」と4つにクラス分けされ、月2回実施されます。現在、安心して観光ガイドを任せられる」あるいは「英語のコミュニケーションができる」ドライバーは50名にのぼるそうです。

 

留学制度も設けました。1992年から導入され、当初は小規模なものでしたが、現在は年3回、最大40人が海外に送り出されます。行き先についていうと、初級の場合はフィリピンに2週間、 中級の場合はイギリスに2カ月間、 上級の場合はオーストラリアに1カ月といった具合です。

なお、採用制度も独特で、高校新卒者も採用しています。通常は18歳で普通免許を取得したとしても3年間はタクシーが運転できる二種免許の試験を受けることができません。

そこで、ハンドルを握れない間の期間を、語学やおもてなし等を徹底して学ぶ期間として当てているのです。

【9/18開催】ホテルトレンドLIVE! Vol.3 〜ホテル内レストランのお悩み解決編〜


今回は「ホテル内レストランのお悩み解決編」として、レストランの認知向上と衝動来店につなげるためのGoogleマップ活用法を解説します。

ホテル内レストランでは、

  • 「宿泊者以外の集客が難しい」
  • 「メディアや広告に頼らざるを得ない」

といった課題の声を多く耳にします。

宿泊者以外の利用を広げていくためには、レストランを利用者が見つけやすくし、検索から来店までの導線を整えることが重要です。

本セミナーでは、宿泊業界のデジタルマーケティングに特化したキャリアを持つエキスパートの徳永が、Googleマップを活用してお客様の衝動来店を促すための実践的なポイントをわかりやすくご紹介します。

<セミナーのポイント>

  • ホテル内レストランが取り組むべき課題を整理できる!
  • “衝動来店”を促すGoogleマップの実践的な工夫が学べる!
  • 宿泊業界のデジタルマーケティングに精通したエキスパートに直接質問できる!

詳しくはこちらをご覧ください。

【9/18開催】ホテルトレンドLIVE! Vol.3 〜ホテル内レストランのお悩み解決編〜

訪日ラボ主催「THE INBOUND DAY 2025」アーカイブ配信中!

訪日ラボを運営する株式会社movが8月5日に開催した、日本最大級のインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」のアーカイブ動画が公開中です。

アーカイブ配信では、元大阪府知事の橋下 徹氏と大阪観光局理事長の溝畑 宏氏による基調講演のほか、脳科学者の茂木 健一郎氏、日本文学研究者のロバート・キャンベル氏、アパグループ 社長兼CEOの元谷 一志氏などの貴重な講演の様子を一挙公開(一部を除く)。

参加できなかった方はもちろん、もう一度議論を見直したい方も、ぜひご覧ください。

視聴はこちら(無料)

【インバウンド情報まとめ 2025年9月前編】PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に9月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年9月前編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに