レストラン・カフェはどうやってAgodaをインバウンドに活用すべきなのか？

Agodaは、アジアを中心に、世界中の宿泊施設や航空券、空港の送迎サービス、アクティビティなどの検索・予約サービスを提供しているWebサイトおよびアプリです。

世界200万軒以上の宿が予約でき、国内の月間訪問者数（セッション数）は83万7273人（2017年3月から2018年2月）と、外資系旅行サイトの中では大規模なサービスだと言えます。なお運営会社のAgoda Company Pte. Ltd.は、シンガポールに本社を置いており、宿泊施設の予約サービスを提供しているBooking.comのグループ会社です。

Agodaでは各ホテルのページに、最寄駅からの距離、時間はもちろん、周辺の人気スポットまでの距離や、設備など、宿泊施設に関する情報が細かく掲載されています。また、Agodaには口コミの投稿機能があり、国内外のユーザーからの口コミを確認することができます。ユーザーは、実際に宿泊した人の口コミや評価を確認することで、宿泊施設選びの参考にできます。本記事では、Agodaでレストラン・カフェについて掲載している事例を紹介します。

Googleマップによる集客、うまく活用できていますか？

大阪「黒門市場」のAgoda活用事例

大阪市の中心部、ミナミにある「黒門市場」は、全長約580mのアーケード下に約150店舗が並ぶ商店街です。鮮魚店、フグやスッポンの専門店、食堂、そして、野菜や果物、精肉、漬物、乾物、和菓子や洋菓子など、様々なジャンルの商店が並んでおり、活気にあふれています。

また、くいだおれの街大阪ならではの食べ歩きメニューも豊富に揃っています。現在はコロナ禍であることもあり、公式サイトからはテイクアウトメニューの確認もできます。メトロ日本橋駅から徒歩約5分、近鉄日本橋駅となんばパークスがある難波駅から徒歩10分と、アクセスにも強みがあり、1日平均2万3千人が黒門市場を訪れています。

Agodaでは、トラベルガイドのひとつとして黒門市場が掲載されています。ここでは、黒門市場までのアクセスや、人気のレストランといった情報が掲載されています。 また、こうした観光地情報とともに、周辺の宿泊施設も掲載されています。ユーザーはトラベルガイドを見て目的地を決定し、周辺のホテルをAgodaで予約するといった使い方ができます。

「東京グルメガイド」のAgoda活用事例

先述の通り、Agodaでは「トラベルガイド」としてレストラン・カフェの情報とともに、周辺のホテルやアパートメントの情報を掲載しています。このトラベルガイドの情報を見たユーザーが、飲食店巡りをメインに旅行プランを立てていた場合、目的地とする飲食店周辺にホテルを予約すると考えられます。この場合、トラベルガイドに自店が掲載されることは大きなメリットとなります。

東京の飲食店を複数紹介しているトラベルガイドとして「【東京グルメガイド】お店選びにもう迷わない！メニュー別 東京のおすすめ和食店特集」があります。東京は、ミシュランの星獲得店舗数が世界最多で、都内のレストランが獲得したミシュラン星の数は、パリとニューヨークをあわせた数よりも多いといわれています。3つ星を毎年獲得し続ける名店もあり、東京を訪れたのであれば、グルメを楽しみたいと考える観光客も多いと考えられます。

このトラベルガイドでは、寿司、ラーメン、居酒屋、とんかつ、しゃぶしゃぶ、蕎麦、日本酒・日本茶・その他の計7ジャンルの店舗が掲載されています。 各ジャンルの店舗を数店紹介しているほか、周辺の宿泊施設もともに掲載されています。ユーザーはトラベルガイドを見て目的の飲食店を決定し、周辺のホテルをAgodaで予約するといった使い方ができます。

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