レストラン・カフェはどうやってフォートラベルをインバウンドに活用すべきなのか？
4Travel（フォートラベル）は、日本国内や海外の宿泊施設を掲載するほか、ツアーや航空券などの予約サイトも一括検索し比較できる、旅行情報に特化したウェブサイトです。月間アクセスユーザー数約1,000万人、月間PV数は約5,500万PVを誇る、日本最大級の旅行コミュニティポータルサイトといえます。
フォートラベルでは世界12,000の国や地域の情報を掲載しており、2019年11月には、会員サービス「トラベラー会員」の登録者数が100万人を突破しました。ユーザーは会員登録することで、国内外の宿泊施設や観光スポットに対してクチコミが投稿できたり、ブログ形式の旅行記録「旅行記」を投稿したりと、自ら旅行に関する情報を発信できるようになります。 日本人向けにサービスを展開するフォートラベルですが、クチコミでは「外国人」「インバウンド」などのワードで検索できるため、海外から訪れた友人におすすめしたい観光スポットや宿泊施設を探す際にも活用されているようです。
フォートラベルでは宿泊施設などの予約だけでなく、レストランやカフェといった飲食店の基本情報やクチコミもチェックできます。インバウンドの利用客を狙う国内のレストラン・カフェは、フォートラベルをどのように活用すべきか、事例とともに解説します。
Googleマップによる集客、うまく活用できていますか？
Googleマップでの集客ツール「口コミコム」を詳しく見る >駅弁屋「祭」のフォートラベル活用事例
▲駅弁屋 祭 グランスタ店：フォートラベル公式サイトより
JR東京駅に位置する「駅弁屋 祭 グランスタ店」は、駅弁を購入できる店舗です。店舗に客席は併設されておらず、駅弁のテイクアウトのみ利用できます。 フォートラベルは一般的な路面に立つレストランやカフェだけでなく、こういったビルや駅内にある弁当などの販売所の情報も掲載されている点が特徴です。観光客が集まるJR東京駅には駅構内にさまざまな飲食販売店がありますが、これらの情報もフォートラベルに登録でき、クチコミや写真を集められます。
フォートラベルの店舗ページでは、いくつかのクチコミの評価が項目ごとにまとめて表示されます。グルメ関連店舗ページの項目別評価は、「アクセス」「コストパフォーマンス」「サービス」「雰囲気」「料理・味」「バリアフリー」のほか、「観光客向け度」という指標があり、クチコミの評価から観光客向け店舗として適しているかどうかが把握できます。ユーザーの生の声をキャッチでき、インバウンドに向けて集客したい店舗にとって自店舗のサービスの現状把握や改善点検討の指標となるでしょう。
「駅弁屋 祭 グランスタ店」は観光客向けの駅弁販売店ということもあり、観光客向け度は4.30ポイント（5ポイント満点）です。
予約サイト「食べログ」のフォートラベル活用事例
▲オンライン予約サービス：フォートラベル株式会社プレスリリース
フォートラベルは、2014年に大手グルメクチコミサイトの「食べログ」と連携し、フォートラベルのレストランやカフェなどの店舗ページ上で、来店予約ができる機能を追加しました。 食べログのレストラン予約システムを活用したサービスで、ユーザーはフォートラベルの店舗ページに表示される予約ボタンより、ネット上でレストランの来店予約ができます。
レストラン比較から予約までをフォートラベル内で完結できるため、フォートラベルからの集客効果も期待できます。予約をしてもらうためには、ユーザーによる店舗比較の指標となる高評価のクチコミを増やすことが欠かせません。
そのためにはユーザーにクチコミ記載を促すことや、投稿されているクチコミを確認し、サービス内容で改善できる点があれば対応する必要があります。フォートラベルに記載されているクチコミの確認・サービス改善も、集客につなげるための一つの手段として取り入れてみてはいかがでしょうか。
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