製薬・日用品メーカーはどうやって大衆点評をインバウンドに活用すべきなのか?
大衆点評(たいしゅうてんぴょう/ダージョンディエンピン)とは、中国で最大規模を誇る口コミ投稿サービスです。中国国内にとどまらず、世界中の店舗情報と消費者によるレビューが掲載されています。
中国では口コミやレビューが非常に重要視されているほか、予約や決済などもこの大衆点評の中で完結するシステムが広く利用されており、中国のユーザーにとっては日常的に接するサービスの一つとなっています。ユーザー数は6億人で、日次アクティブユーザー数は5,000万人以上を誇ります。
そのような中国のユーザーにとって馴染み深い大衆点評は、日本に来る中華圏のインバウンド観光客に対するアピールとしても非常に有効と言えます。実際に日本の企業や店舗の多くが大衆点評に自店の情報を掲載し、インバウンド対策に役立てています。
なかでも日本に来る中華圏のユーザーは日本の質の高い薬品や日用雑貨などの購入を目当てにしていることが多く、日用品メーカーの情報が大衆点評に掲載されればそれは多くの中国人ユーザーの目に触れることになり、プロモーションとして有効と言えます。
この記事では日用品メーカーと店舗が大衆点評に掲載されている例を紹介します。
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日本の日用雑貨・自然食品を扱う無印良品は中国での人気が高く、中国でも多数の店舗が展開されるなどしています。中国のユーザーは日本に観光に来た際にも無印良品を訪れることが多く、その目的は中国の店舗にはない商品の調達や、中国よりも安い値段で商品を買うことです。
無印良品の銀座店は大衆点評に掲載がある店舗の一つです。世界旗艦店として位置づけられている銀座店は中国からの来店客も多く、実際に利用したユーザーによる数多くの口コミが投稿されています(2021年9月現在)。
レビューの内容としてはその品揃えの豊富さや店舗内の清潔さなどに言及しているものが多く、高評価を得ています。また差評と呼ばれる低評価の口コミはゼロであり、高い人気を維持していることがうかがえます。
雑貨の販売店舗に関するクチコミだけではなく、併設する「MUJI Diner」という食堂についても数多く言及されています。こちらも高評価が多く、多数の写真をつけてその美味しさを紹介するものが多く見られます。
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