注目されているインバウンド消費。外国人観光客をどのようにして取り込むか、あらゆる業界で大きな話題だといえます。しかし、インバウンドばかり考えていていいのでしょうか。利益を上げるにはインバウンド消費だけでは足元をすくわれてしまうかもしれません。当メディアとしてこんなことを書くのも難ですが、過剰な依存にならないように冷静に考えてみることも必要かもしれません。
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訪日外国人に頼りすぎでいいのか?
テレビや新聞で外国人観光客が1000万人を超えた。日本は観光大国になった。などなぜか景気のいい話が話題になっています。この話をうのみにして、インバウンド消費のための対策を重点的にすればいいのではないか?このように考えてしまうのも無理はありません。
しかし冷静に考えることが必要です。テレビにはスポンサーがついていて、自分の会社に都合の悪いことは話しません。つまり、現実とズレがある可能性があることも考えておきましょう。
インバウンドの崩壊の可能性?
しかも世界中に広がる金融不安。日本が不安定なのはもちろん、中国の経済が急激に失速しているという話は出てきています。
その他にも戦争・テロ・暴動・災害など、世界がどのような状況になるのか全くわからない状況。この不安定な世界で、インバウンド対策に投資すれば絶対に儲かる、といい切れない状況なのです。
インバウンドに頼らない対策をしているか
もうすでに外国人が買い物に来てくれている。このような方は心配ないでしょう。しかし、これからインバウンド消費を狙って行こうか、という方は冷静に考える必要が出てきます。
経済ニュースや国際ニュースをチェックしながら、外国人観光客の利益が伸びているのか、または日本人観光客の消費は伸びているのか、減っているのかを冷静に判断する必要があります。
訪日外国人も日本人も大切
日本の景気を担っているのは当然ですが日本人です。外国人を取り込むことばかりに気を取られて、不景気なのに、百貨店を利用する上質の日本人客を離してしまっては元も子ありません。
中には、日本人のお得意様を外国人と勘違いしてしまい、クレームはつけられなかったものの、
- 「もうこんな店で二度と買い物するか」
- 「ここの店は外国人専用みたいだ」
- 「日本人なのに肩身が狭い」
このようにして、大事な顧客を手放してしまっているかもしれないのです。そして、失った顧客数や利益・信用は、数字にはっきりと表れるものではありません。
不安定な世界情勢。インバウンドのことだけ考えていると足をすくわれかねません。明日、どうなるかわからない状況で冷静に情報を収集する必要があります。
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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詳しくはこちらをご覧ください。
→2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? / 2025年訪米旅行者支出「125億ドルの損失」予想 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年5月後編】
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