訪日タイ人観光客のインバウンド誘致に向けた外国人採用:英語が苦手な国民性で、タイ語の言語対応が有効

THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ- アーカイブ無料配信中
完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

近年その数を増やしている訪日タイ人観光客は、我が国のインバウンド観光産業において無視することのできない非常に重要な顧客となっています。その訪日タイ人観光客の満足度を高め、さらなるインバウンド誘致のためにタイ人を採用することのメリットなどについて、説明していきます。

 

訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)

訪日タイ人観光客のインバウンド観光における状況

タイでは、経済成長が進んだ結果、日本への観光旅行はもはや当たり前のものになりつつあります。富裕層だけでなく中間層に当たる人達でも、日本に気軽に旅行に来ることができるようになりました。

また、元々が親日国であることに加え、インターネットの普及によって様々な情報にアクセスしやすくなったことで、タイ人の日本への旅行はブームといってよい状況にあります。

訪日タイ人観光客の言語上の傾向

タイは、歴史上ずっと独立国を維持してきたことからタイ語文化が強く維持されています。そのためか、英語を理解できる人が少なく、日本語を理解する人はさらに限られてきます。

そういった状況にあるため、日本でのインバウンド観光対策としては、タイ語による案内を行うことがもっとも直接的かつ効果的な対策ということになります。

 

訪日タイ人観光客対策としてのタイ人採用の効果

訪日タイ人観光客の対策として、タイ語が最も効果的である以上、その言語を理解するタイ人を採用し、案内などを行ってもらうのが最も近道です。そして、近年では、日本への観光がしやすくなったことなどが後押しとなり、日本に就職を希望するタイ人の数も増えてきているという状況にあるようです。

訪日タイ人観光客対策に適したタイ人を採用するにあたっての困難さ

訪日タイ人観光客対策として、タイ人を採用することで、言語面での案内などにメリットが生じます。しかしながら、日本語とタイ語をしっかり理解しつつ、適切な翻訳ができる人材ということになると、簡単に見つけることはできない可能性があります。

 

より優秀なタイ人を採用する可能性を広げるために

本当に優秀な人材が必要であれば、ただ待っているだけでは採用することはできません。インバウンド観光対策は、昨今はどこも力を入れています。

そのため、採用を本気で考えるならば、タイでの現地説明会を開催したり、広告業者に依頼するなどの費用がかかってもタイ語での求人情報をインターネットによって行うなど、積極的な対策が求められます。

コストを抑えて訪日タイ人観光客誘客を強化したい場合

小規模な事業者などの場合、現地説明会や広告業者に依頼するなどの対応をとることは難しいと思われます。

その場合には、手間はかかりますが、タイ人を国内で応募し、採用後に教育しながら、適切な人材に育て上げていくという方法もないわけではありません。また、必要な場面になった時だけ、人材派遣会社などを活用するというのも選択肢のひとつといえます。

 

まとめ:タイ人の採用により訪日タイ人観光客向けのインバウンド観光対策を進めていくために

タイ人の日本語はもちろん、英語もあまり得意でないという特性から考えると、インバウンド観光における訪日タイ人観光客の誘客をさらに進めるためには、優秀なタイ人を採用してその言語力を活かしてもらうのが最適な選択ということになります。

こういったコストをかけられない事業者の場合でも、何らかの工夫と努力でタイ語ができる人材やサービスなどを導入してくことが望ましいでしょう。

 

訪日タイ人観光客インバウンドデータ集

データでわかる訪日タイ人観光客

タイ人は1人あたりGDPが6,000ドル弱で(世界94位)程度で、インバウンドが盛んな国の中ではそこまで経済力があるほうとは言えません。しかしながら、訪日タイ人は、そのあまり高くはない経済力に対してかなり高額の支出をしています。「豊かさ」を表すGDPを例にとって見てみましょう。

訪日タイ人の特徴・国民性・旅行スタイル

2013年のビザ発給要件緩和以降、円安効果とバーツ高効果もあり、近年急激にインバウンド消費において存在感を放つ訪日タイ人観光客。中国や台湾をはじめとした訪日ブームが加速している東南アジアの中でも、成長率が最も著しい国の一つです。タイは熱帯に位置しているため、年間を通じて気温が30℃ぐらいが平均です。

【9/18開催】ホテルトレンドLIVE! Vol.3 〜ホテル内レストランのお悩み解決編〜


今回は「ホテル内レストランのお悩み解決編」として、レストランの認知向上と衝動来店につなげるためのGoogleマップ活用法を解説します。

ホテル内レストランでは、

  • 「宿泊者以外の集客が難しい」
  • 「メディアや広告に頼らざるを得ない」

といった課題の声を多く耳にします。

宿泊者以外の利用を広げていくためには、レストランを利用者が見つけやすくし、検索から来店までの導線を整えることが重要です。

本セミナーでは、宿泊業界のデジタルマーケティングに特化したキャリアを持つエキスパートの徳永が、Googleマップを活用してお客様の衝動来店を促すための実践的なポイントをわかりやすくご紹介します。

<セミナーのポイント>

  • ホテル内レストランが取り組むべき課題を整理できる!
  • “衝動来店”を促すGoogleマップの実践的な工夫が学べる!
  • 宿泊業界のデジタルマーケティングに精通したエキスパートに直接質問できる!

詳しくはこちらをご覧ください。

【9/18開催】ホテルトレンドLIVE! Vol.3 〜ホテル内レストランのお悩み解決編〜

訪日ラボ主催「THE INBOUND DAY 2025」アーカイブ配信中!

訪日ラボを運営する株式会社movが8月5日に開催した、日本最大級のインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」のアーカイブ動画が公開中です。

アーカイブ配信では、元大阪府知事の橋下 徹氏と大阪観光局理事長の溝畑 宏氏による基調講演のほか、脳科学者の茂木 健一郎氏、日本文学研究者のロバート・キャンベル氏、アパグループ 社長兼CEOの元谷 一志氏などの貴重な講演の様子を一挙公開(一部を除く)。

参加できなかった方はもちろん、もう一度議論を見直したい方も、ぜひご覧ください。

視聴はこちら(無料)

【インバウンド情報まとめ 2025年9月前編】PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に9月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年9月前編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに