誰でもできるだけコストを下げて旅行ができれば嬉しいはずです。自分でネット検索し、一番お得なプランでチケットの購入やホテルの予約ができたら満足のいく旅行計画となります。個人旅行の多い訪日カナダ人観光客は、ネットサーフィンにも慣れています。どのようなサイトを使って検索しているのでしょうか。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
カナダで最も使われている検索エンジンは?
以下が2016年3月の時点で、カナダでよく使われている検索エンジンの上位4位をご紹介します。
- 1位:google.ca(34.79%)
- 2位:Bing(32.72%)
- 3位:Ask(18.2%)
- 4位:YahooCanada(4.38%)
日本の場合は、Yahoo!JAPANがダントツ1位であり、大きく遅れてGoogleが2位です。Bingは日本の中で上位10位にも入っていません。
日本の観光に関する検索をすると?
検索エンジンで1番にでてくるgoogle.caで「JAPAN TRAVEL」と検索すると、トップにLonely Planetのウェブサイトがでてきます。次にjapan-guide.com、続いて日本政府観光局、トップ4にフォーブスがどうやって日本旅行を安く済ませるかという20の提案をしており、5番目にCNNが日本の旅行で役立つ11の情報を発信しています。
「japan-guide.com」の資料をDLして詳しく見てみる
旅行総合検索で人気の検索サイト
訪日カナダ人観光客が航空券からホテル、レンタカーや携帯電話まで総合的な予約をするときに使うと、一括で予定が立てられるので便利な旅行検索サイトです。人気でメジャーなサイトは以下のようになっています。
- Travelocity.ca
- KAYAK
- Travel Last Minute Inc.
- www.skyscanner.ca
中でもエクスペディアに買収されたトラベルシティはエクスペディア・ファミリーとして大きな検索サイトとなっています。
フライト予約で人気検索サイト
個人旅行の多い訪日カナダ人観光客は、自分でフライトを検索し、予約する人が多くを占めていますが、フライト予約にどの検索サイトを使っているのでしょうか。
Orbitz、Expedia、CheapOair、Pricelineが主で、格安でチケットを探せるサイトとして有名です。最低価格保証があったり、ラストミニッツ・ディールといって出発日ぎりぎりになって大幅な値引きしたりすることもあります。それを狙って間際でチケットを購入する人もたくさんいます。
訪日カナダ人観光客がコストを抑えるための情報収集
2010年の統計では58%の訪日カナダ人観光客が個人的にチケットをネットで手配しています。カナダから日本へ行くのに一番安く行ける曜日は木曜日発、という情報など、少しでも安く旅行をしようと様々なウェブサイトで情報を収集することができる今、観光客の情報収集力も向上しています。
訪日カナダ人観光客に一番人気のSNS
カナダで一番人気のSNSではFacebookが1位です。Facebookのメッセンジャーは3位に入っており、海外旅行中でもリアルタイムにメッセージのやりとりができる点で便利です。日本の観光に関する情報をFacebookで検索することもでき、分からないことを質問すれば、自分の知りたい情報が手に入るというメリットもあります。
まとめ:訪日カナダ人観光客に検索されやすくする
カナダの検索エンジンでは日本の旅行に関する情報を集めようとしても、日本発信のサイトが日本政府観光局のみのサイトしか上位にでてきません。
そこから訪日カナダ人観光客がどのように日本各地域のホテルや観光地、レストランにアプローチできるのかを考えていく必要があります。訪日カナダ人観光客側からみた目線で検索されやすい情報発信をしていくことを模索していくことが大切です。
訪日カナダ人観光客インバウンドデータ集
データでわかる訪日カナダ人観光客
訪日カナダ人観光客は、2015年で231,390人の外客数、312億円(2014年)のインバウンド消費で、インバウンド市場の中ではそこまで大きい存在ではありません。しかしながら、2011年の東日本大震災以降、毎年10〜30%の伸び率で着実に拡大しつつある市場でもあります。
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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