先日、6月23日(木)〜6月26日(日)に行われた「Visit Japan FIT Travel Fair #9 2016 Summer」の現地視察に行ってきました。今回は現地の様子についてご紹介しようと思います。
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)FIT(Visit Japan FIT Travel Fair)とは
タイの首都バンコクはフワイクワーンで開催される一般向けの旅行即売会・国際観光見本市です。訪日観光に特化した旅行即売会で、年2回、6月末頃と10月末ごろに開催されています。例年の開催場所はCentral Plaza Grand Rama 9というショッピングモールの吹き抜けになっている催事エリアです。
FITの詳細はこちらの記事(FIT(Visit Japan FIT Travel Fair)とは:タイで開催の訪日旅行に特化した国際観光見本市:訪日ラボ)を参照下さい。
FIT(Visit Japan FIT Travel Fair)現地の様子
今回の開催では例年通り30ブースほどが出展していました。その内約半数が日本からの出展で、他半数がタイ現地の旅行関連会社からの出展でした。
日本からの出展は
- 自治体:沖縄県、静岡県、和歌山県
- 旅行代理店:HIS、JTB(※恐らく現地法人が出展)
- 航空会社:JAL
などの旅行業界企業、地方自治体がブースを出していました。JNTOの出展規則により、その場で旅行商品を販売することが出来ないので、もっぱらプロモーションに徹しているという様子。
タイからの出展は、
-
旅行代理店
- 来場者への訪日旅行アドバイスや、その場での旅行商品の即売会
-
通信会社
- 海外対応SIMカードやモバイルWi-Fiのプロモーション
-
その他
- 日本で使えるタイ語対応のカーナビプロモーション
などを行っていました。
タイ人来場者のピークは午後から
現地視察に行ったのは6月24日(土)と6月25日(日)の2日間。FITの開催時間は10時〜20時で、視察したのが土日ということもあり午前中から混雑し始めました。混雑ピークは14時〜18時頃で、人混みのレベルは「通勤時間ピークを過ぎはじめたぐらいの山手線」といったところ。会場を回るには人混みをかき分けなければならないほどになります。
JNTOのブースではチラシやパンプレットの配布、訪日旅行の相談会
JNTOのブースでは日本の観光地やホテル、ナビアプリのチラシ・パンフレットが配布されていました。タイ人来場者も気になるものは一通り手に取って行っている様子。そのため、チラシやパンフレットの配布だけでもある程度リーチできそうです。
また、相談会ブースでは常時30名程度の列ができているほど盛況で、ガイドブックや持参の日程表を持って具体的な質問が飛び交っていました。
その他のブース
FITが訪日関連の旅行商品に特化したイベントであるだけあって、ブースからの呼び込みへは好反応。特に、タイの旅行会社のブースではJNTOのブース同様に、タイ人来場者自らが積極的に質問に行っており、訪日意欲の高さを伺わせます。
タイ人来場者はアンケートにも快く対応
また、会場ではアンケートの記入を求めているのをよく見かけました。JNTOブースの長蛇の列に並んでいる最中にJNTOがアンケートを実施しており、細かいアンケートにも熱心に書き込んでいる姿が見られました。
タイから出展している団体のブース付近でもアンケートをとっていました。日本からの出展ブースではそのような様子は見られなかったので、JNTOの出展規約で日本からの出展団体はアンケートを禁止している可能性もあります。
まとめ:FITのコンパクトさが効率的なプロモーションを可能に
FITの開催エリアは、会場がショピングセンターということもあって比較的コンパクトです。その分、大規模な国際観光見本市と違って、タイ人来場者が全てのブースを回ることもできそう、という印象を受けました。
そのため、来場者へのリーチ率もかなり高い可能性が高く、FITへの出展は有意義になりうると思われます。
会場のセントラルプラザはユニクロやオニツカタイガーを始めとした日系店も多く、日本人気を窺い知れるので、まずは視察に行ってみるといろいろな収穫があるでしょう。
【9/18開催】ホテルトレンドLIVE! Vol.3 〜ホテル内レストランのお悩み解決編〜
今回は「ホテル内レストランのお悩み解決編」として、レストランの認知向上と衝動来店につなげるためのGoogleマップ活用法を解説します。
ホテル内レストランでは、
- 「宿泊者以外の集客が難しい」
- 「メディアや広告に頼らざるを得ない」
といった課題の声を多く耳にします。
宿泊者以外の利用を広げていくためには、レストランを利用者が見つけやすくし、検索から来店までの導線を整えることが重要です。
本セミナーでは、宿泊業界のデジタルマーケティングに特化したキャリアを持つエキスパートの徳永が、Googleマップを活用してお客様の衝動来店を促すための実践的なポイントをわかりやすくご紹介します。
<セミナーのポイント>
- ホテル内レストランが取り組むべき課題を整理できる!
- “衝動来店”を促すGoogleマップの実践的な工夫が学べる!
-
宿泊業界のデジタルマーケティングに精通したエキスパートに直接質問できる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→【9/18開催】ホテルトレンドLIVE! Vol.3 〜ホテル内レストランのお悩み解決編〜
訪日ラボ主催「THE INBOUND DAY 2025」アーカイブ配信中!
訪日ラボを運営する株式会社movが8月5日に開催した、日本最大級のインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」のアーカイブ動画が公開中です。
アーカイブ配信では、元大阪府知事の橋下 徹氏と大阪観光局理事長の溝畑 宏氏による基調講演のほか、脳科学者の茂木 健一郎氏、日本文学研究者のロバート・キャンベル氏、アパグループ 社長兼CEOの元谷 一志氏などの貴重な講演の様子を一挙公開(一部を除く)。
参加できなかった方はもちろん、もう一度議論を見直したい方も、ぜひご覧ください。
【インバウンド情報まとめ 2025年9月前編】PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に9月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年9月前編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!