日本政府観光局(JNTO)は先日閉会式を迎えたリオオリンピックと9月に始まるリオパラリンピックにあわせて、訪日プロモーションとして「ジャパン・オンライン・メディアセンター(JOMC)」を開設しました。
現地時間8/18には、リオデジャネイロ市バッハ地区で開催されいている「TOKYO 2020 JAPAN HOUSE」にて開設イベントを実施。今回は、JNTOの取り組みとして「ジャパン・オンライン・メディアセンター(JOMC)」についてご紹介します。
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「ジャパン・オンライン・メディアセンター(JOMC)」とは?
「ジャパン・オンライン・メディアセンター(JOMC)」とは、訪日プロモーションを目的としてJNTOが運営、8/18に開設された日本各地の観光資源の映像・画像を集めたメディア向けウェブサイトです。
「ジャパン・オンライン・メディアセンター(JOMC)」では全国47都道府県の四季の景観、食、伝統文化などといった観光資源の画像・映像素材を集めています。サイトの会員登録をすることでこれらのハイクオリティーな画像・映像素材を著作権フリーで無料ダウンロードをすることが出来ます。
<サイトURL>
日本語版:https://jomc.jnto.go.jp/jp/
ハイクオリティーな画像・映像素材が目白押し
「ジャパン・オンライン・メディアセンター(JOMC)」には、現在(記事執筆時:2016年8月23日時点)で、画像数7464件、動画数1251件、合計8600件以上の登録があります。
画像はどれも4288x2859pixel/350dpiのものと2048x1365pixel/350dpiでダウンロードすることができ、近年のPCやスマートフォンの画面レティナ化(高精細・高解像度化)にも対応することが出来ます。
動画も全てHD画質でダウンロード可能で、インバウンド需要においてメインになっている観光地だけでなく、現状ではマイナーな観光スポットも取り揃えている印象です。
一例をあげると、スクランブル交差点が観光地化している渋谷や
訪日外国人観光客にとっては魅力的な観光スポットともなっている回転寿司
タイの映画「タイムライン」で訪日タイ人観光客に脚光を浴びる唐津くんち
など、様々な素材が配布されています(動画は全てジャパン・オンライン・メディアセンター(JOMC)より引用)。
JNTOでは、2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会に向け、コンテンツを拡大・充実させていく予定とのこと。現状WEBサイトは英語対応のみがなされています。
「ジャパン・オンライン・メディアセンター(JOMC)」の会員登録をすればダウンロード&著作権フリーで使用可能
「ジャパン・オンライン・メディアセンター(JOMC)」で配布されている写真や動画の素材は、本サイトの会員登録をすることでダウンロード可能になります。
会員登録方法はサイトの上部メニューまたは下部メニューにある「会員登録」からすることが出来ます。利用規約に同意し、メールアドレス・ニックネーム・パスワードを送信すると、送信したメールアドレスに確認URLが送られ、その後本登録に進みます。
海外メディア向けに「Tokyo 2020 JAPAN HOUSE」で開設イベント開催
現地時間8/18には、リオデジャネイロ市バッハ地区で開催されいている「TOKYO 2020 JAPAN HOUSE」にて開設イベントが実施されました。
このイベントはリオ五輪の次の開催国である東京、および日本への注目の高まりを好機として行なうもの。「Tokyo 2020 JAPAN HOUSE」内のVisit Japanブースにて、ジャパン・オンライン・メディアセンター(JOMC)の開設を世界のメディアへ周知すべく行われました。
イベントではジャパン・オンライン・メディアセンター(JOMC)の開設発表及び概要説明や、日本観光についてのトークセッション、フォトセッション、寿司レセプションを行い、日本観光のアピールと本サイトの周知を行いました。
まとめ:「トーキョーショー」を見て実感、映像や写真といったわかりやすいコンテンツは情報発信・プロモーションに必須
リオ五輪の引き継ぎ式で行われた東京五輪PR「トーキョーショー」が世界中で話題になったとおり、動画などの魅力が一目瞭然のコンテンツは拡散力が非常に強いものです。
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今回の「トーキョーショー」やJNTOの「ジャパン・オンライン・メディアセンター(JOMC)」の開設などの施策をみるに、日本政府としてはコンテンツに重きを置いてプロモーションを行っていく、という意思の現れなのだと思われます。
なお、利用規約を確認したところ「ジャパン・オンライン・メディアセンター(JOMC)」でダウンロードできる写真や映像の利用許許諾は2021年3月31日までとのこと。利用する際には、東京五輪後も利用する可能性があるのか注意が必要です。
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? / 2025年訪米旅行者支出「125億ドルの損失」予想 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年5月後編】
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