Airbnbに新サービス「トリップ(Trips)」登場! おすすめスポット検索やお店の予約がアプリ内で完結

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

Airbnb(エアビーアンドビー)は平成28年(2016年)11月17日、新サービス「トリップ(Trips)」を発表しました。現地のツアーを調べたり、話題のスポットを検索したりできるのが特徴で「宿泊の枠を超える、同社の8年間の歴史で最も重要な展開」と位置付けています。間違いなくサービスの充実化に向けて注力し、新しい旅行スタイルとして台頭してくるでしょう。

今回は、Airbnb(エアビーアンドビー)が打ち出した注目の新サービス「Trips」についてご紹介します。

 


【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】

会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。

ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。

なぜ民泊仲介を行うAirbnbが、トータルな旅行サポートサービスに乗り出したのか

一般的に民泊仲介サービスAirbnbは、一般住宅の空き部屋を活用した比較的安価に利用できる宿泊施設の紹介するものとして認識されています。民泊に対しては「日本では段階的に許容されているが、違法に利用するホストが絶えない」「価格面でホテル旅館よりも有利に立っており、宿泊業にダメージを与える存在」といったネガティブな見方も広まっています。

しかし、明確に区別しなくてはならない点が1つあります。Airbnb自身は、民泊が持っているこれらの特徴を売りにしているわけではないということです。同サービスが提唱する民泊の価値は「現地の人とコミュニケーションができる」「普通の旅行よりもディープな体験ができる」「自分の趣味に合った宿泊施設が利用できる」といったもので、より濃密な旅行体験を前面に押し出しています。

Tripsは民泊仲介というより、旅行をトータルに支援することを目的としたサービス。CEOを務めるブライアン・チェスキー(Brian Chesky)氏は「旅行の中心に人を取り戻すことで、旅行を再びマジカルなものにしたい」と述べており、やはり主眼にあるのは旅行体験の充実化です。「Trips=Airbnbの理念を押し進めるために開発されたサービス」と理解することができるのではないでしょうか。

Tripsのサービス内容:発表時点で利用できる主要機能は「体験」「スポット」「ホーム」の3つ

https://www.youtube.com/watch?v=JaDcAs50rSM

Tripsには現在、「体験(Experiences)」「スポット(Places)」「ホーム(Homes)」という3つの主要な機能があります。今後、「フライト(Flights)」と「サービス(Services)」が加わり、5つになる予定です。

体験(Experiences):現地のアクティビティに参加

体験」は、旅行先の人々が企画するアクティビティ、ツアーに参加できる機能です。サービス開始時点で約500種類が用意されており、対象となっている地域はロサンゼルス、ハバナ、ロンドン、パリ、フィレンツェ、ナイロビ、ケープタウン、東京、ソウルなど世界12都市。たとえば、東京で「侍の剣術ワークショップ」に参加したり、マリブでクラシックカーについて学んで実際に運転したりすることができます。

対象地域に加え、世界39の都市で新たなアクティビティ、ツアーの掲載をリクエストすることが可能。日本では、大阪がここに該当しています。

スポット(Places):おすすめスポットを検索

「スポット(Places)」では、Airbnbホストが勧める穴場や話題のスポットを検索できます。すでに100万件を超えるリコメンドが存在していることから、かなり内容が充実していることが伺えます。

現地の情報通や地元文化に精通した人から収集した「ツウのリコメンド(Insider Guidebooks)」も用意しています。「マラソン選手が紹介する最高のランニングコース「地元のバーテンダーが紹介する最高のダイブバー」「新進気鋭のシェフが紹介する次の名店となる知られざるレストラン」などを知ることができます。なお、「ツウのリコメンド」が利用できるのは現在、サンゼルス、サンフランシスコ、ハバナ、ナイロビ、デトロイト、ソウルという6都市のみ。その他の都市でも近日中に展開する予定です。

また、現地のレストランをAirbnbアプリで直接予約できたり、音声ガイドツアーにアクセスできたりと手に入れた観光情報を活用しやすくするための取り組みも実施されています。

 

その他の機能

その他の機能として挙げられるのは以下の通り。

  • 旅行で必要になる予約が、ほぼAirbnbアプリでできる
  • 機械学習に基づき旅行プランを提案する「旅行日程表(Trip Itinerary)」
  • 身元認証プロセスの安全性、利便性向上

 

まとめ:Airbnbでさらに旅行が楽しみやすくなった

Airbnb(エアビーアンドビー)が新サービス「トリップ(Trips)」を発表。現在は「体験(Experiences)」「スポット(Places)」「ホーム(Homes)」という3つの主要機能があり、現地で実施されているアクティビティに参加したり、おすすめスポットを調べて予約したりすることができるようになっています。

【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

  • 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
  • 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
  • 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
  • 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける

詳しくはこちらをご覧ください。

宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに