訪日外国人観光客の約7割が「日本食」を楽しみに、日本に旅行で来日します。日本を代表する日本食といえば「寿司」を思い浮かべる人も多いでしょう。
しかし観光庁「訪日外国人消費動向調査」によると、意外にも「肉料理」と「ラーメン」の人気が高いことがわかりました。
この記事では、訪日外国人観光客に人気の日本食と、なぜ人気となったのかをご紹介します。
インバウンド市場や各国の訪日外国人に関する調査やもっと詳しいインバウンドデータ知るには?
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)訪日外国人観光客の約7割は「日本食」を楽しみにしている
観光庁が発表している「訪日外国人の消費動向 平成28年10-12月期報告書」によると、訪日外国人観光客が日本を訪れる前に最も期待していることは、「日本食を食べること 69.9%」「ショッピング 52.0%」「自然・景勝地観光 47.9%」「繁華街の街歩き 39.4%」「温泉入浴 29.3%」などとなっています。(※複数回答可)つまり、日本を訪れる外国人観光客の7割が、「日本食を食べてみたい」と思っているということです。
外国人に人気の日本食とは
それでは実際にどのような日本食を食べて訪日外国人観光客は満足感を得ているのでしょうか?回答結果は国によって異なりますが、韓国、台湾、香港、中国、アメリカの5カ国の出身者がいずれも満足していると言えるのが「ラーメン」と「肉料理」です。
訪日外国人観光客には人気が高いと思われている「寿司」に関しては、台湾と香港出身の観光客はあまり満足していないようです。また「魚料理(寿司を除く)」に関しては韓国とアメリカ出身の観光客の満足度が低く、普段食べ慣れていない味や、普段口にしない食品に関しての満足度は低い事が伺えます。
訪日外国人観光客に「肉料理」「ラーメン」人気の理由
個別の日本食について、どのような点に関して満足したのかについては、「寿司」の回答数が最も多く、その理由として「美味しい」「品質が良い」という回答が多くなっています。その次に回答が多かったのが意外にも「肉料理」で、こちらも同様に「美味しい」と理由が多く挙げられています。また、近年各国で人気が高まっている「ラーメン」が3番目の回答数となり、その次に「魚料理」、「その他日本料理」と続く形になりました。
「美味しい」「品質が良い」以外の理由が多かった料理としては、「伝統的・日本独特」という回答が多かった「小麦粉料理」「その他日本料理」です。「小麦粉料理」に関しては、お好み焼きやたこ焼きなどの「粉もの」が人気なのだろうというのは想像に難くありません。
日本食でインバウンド誘致を
日本を訪れる訪日外国人観光客が何を求めて日本に来ているのか?というのはなかなか知る機会がありませんが、こうして見ていくと、日本食を最も楽しみにしていることがわかります。
その中でも一般的に人気だと言われている「寿司」、「天ぷら」、「そば・うどん」の中では「寿司」だけが最も満足した食事のトップ3に入っており、「肉料理」、「ラーメン」という伝統的な日本料理だと思われていない料理がトップ3に入っているというのは興味深いです。
顧客満足度を上げる!飲食店にオススメのインバウンド対策の資料を無料でダウンロードする
<参考>
【9/18開催】ホテルトレンドLIVE! Vol.3 〜ホテル内レストランのお悩み解決編〜
今回は「ホテル内レストランのお悩み解決編」として、レストランの認知向上と衝動来店につなげるためのGoogleマップ活用法を解説します。
ホテル内レストランでは、
- 「宿泊者以外の集客が難しい」
- 「メディアや広告に頼らざるを得ない」
といった課題の声を多く耳にします。
宿泊者以外の利用を広げていくためには、レストランを利用者が見つけやすくし、検索から来店までの導線を整えることが重要です。
本セミナーでは、宿泊業界のデジタルマーケティングに特化したキャリアを持つエキスパートの徳永が、Googleマップを活用してお客様の衝動来店を促すための実践的なポイントをわかりやすくご紹介します。
<セミナーのポイント>
- ホテル内レストランが取り組むべき課題を整理できる!
- “衝動来店”を促すGoogleマップの実践的な工夫が学べる!
-
宿泊業界のデジタルマーケティングに精通したエキスパートに直接質問できる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→【9/18開催】ホテルトレンドLIVE! Vol.3 〜ホテル内レストランのお悩み解決編〜
訪日ラボ主催「THE INBOUND DAY 2025」アーカイブ配信中!
訪日ラボを運営する株式会社movが8月5日に開催した、日本最大級のインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」のアーカイブ動画が公開中です。
アーカイブ配信では、元大阪府知事の橋下 徹氏と大阪観光局理事長の溝畑 宏氏による基調講演のほか、脳科学者の茂木 健一郎氏、日本文学研究者のロバート・キャンベル氏、アパグループ 社長兼CEOの元谷 一志氏などの貴重な講演の様子を一挙公開(一部を除く)。
参加できなかった方はもちろん、もう一度議論を見直したい方も、ぜひご覧ください。
【インバウンド情報まとめ 2025年9月前編】PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に9月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年9月前編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!