高速バスを利用するインバウンド対応のため、京成バス約160車両へ、通訳サービス「SMILE CALL(スマイルコール)」一斉導入

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インバウンドに向けたバス輸送サービスの促進を目指して~

[株式会社インデンコンサルティング]

株式会社インデンコンサルティング(本社:京都市中京区、代表取締役社長:黒松 高弘)は、同社が提供するiPad・iPhoneを使った通訳サービス「SMILE CALL(スマイルコール)」を、京成バス株式会社(本社:千葉県市川市、代表取締役社長:齋藤 隆)の高速バス約160車両へ、導入することをお知らせ致します。今後は2017年3月下旬の導入完了目途に、順次高速バスへサービス提供を開始する予定です。

東京駅-成田空港間を運行する「東京シャトル」専用車

今回の導入は、近年、増加が著しいインバウンド需要に対応するため、京成バスが取り組んでいる「バス輸送サービスの多言語化」の一環として実施されます。京成バスでは、2016年11月からすでに、6 ヶ国語に対応した高速バスの無料 Wi-Fi サービス『Keiseibus FREE Wi-Fi』の提供を開始しています。また、通訳サービス「SMILE CALL(スマイルコール)」は、インターネット環境とタブレット端末さえあれば、英・中・韓の3言語を含む5言語を、24時間365日対応可能なサービスであるため、この2つのサービスを組み合わせることで、訪日外国人旅行者をはじめ、全てのお客様の利便性向上を目指します。

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■バス業界におけるインバウンド

従来、大半の訪日外国人旅行者にとって、日本国内での長距離移動手段といえば、飛行機か新幹線の2つでした。しかし、価格面と深夜移動という時間面の節約から、本来高速バスは旅行者との親和性は高いと考えられます。その可能性を感じて、2016年7月には全国59社の高速バス事業者が提携し、「JAPAN BUS LINES協議会」が設立されました。訪日外国人旅行者の高速バスの利用促進を目指して、訪日外国人向けホームページ「JAPAN BUS LINES」の開設や、乗り放題パスなどの施策が実行されており、日本国内の移動手段の1つとして、高速バスは今後大きな注目を集めていくと予想されます。

■千葉県、成田空港エリアのインバウンド

法務省が発表する「出入国管理統計統計表」によると、訪日外国人旅行者の入国経路は、国際空港からの入国が圧倒的に多く、2015年で全体の97.1%にあたる1912万人、2016年も全体の97.4%の2262万人を占めています。そのうち、成田国際空港からの外国人入国者は約682万人で、全国の空港・港の中で最も多く、全体の約3割を占めています。

成田空港が「インバウンド観光客の玄関口」として機能している一方、インバウンド需要の地方波及の影響から、2016年は地方空港からの入国者は増加しており、岡山空港や新岩垣空港(沖縄県)からの入国者数は、2015年に比べて、2倍近い伸びを見ています。

千葉県は、成田空港の優位性・可能性を活かして、LCC・国内線の活用促進や、都心へのアクセス時間短縮を目指した道路網・鉄道網の拡充を進めていますが、そうした空港を中心としたインバウンド向けの交通インフラの整備は今後、千葉県と成田空港をモデルケースとして、全国へ広がりを見せていくと考えられます。

一方、観光庁が2017年2月7日に発表した「訪日外国人旅行者の国内における受入環境整備に関するアンケート」によると、外国人観光客が旅行中困ったことは「施設等のスタッフとのコミュニケーション」が最も多く、次いで「無料公衆無線LAN環境」「多言語表示」でした。訪日外国人旅行者にとって、言語面での不安、不満が課題として残っており、通訳案内士の育成や、案内表示の多言語化は進められてはいますが、まだまだ未整備な部分が多く、交通機関や宿泊施設といったハード面の受入体制の整備だけでなく、言語やコミュニケーションといったソフト面の受入体制の構築も重要であると考えられます。

■通訳サービス「SMILE CALL(スマイルコール)」について

iPhone・iPadのビデオチャット機能を利用して、直接顔と顔を合わせながら、英・中・韓の3言語を含む5言語を、24時間365日通訳するサービスです。インターネット環境とタブレット端末さえあれば、すぐにご利用いただくことができ、電話での音声通訳や文字の翻訳、定型文では伝わりにくい細かなニュアンスや表情を伝えることが可能です。

■製品ページ

https://myco.jp/main/index.html

■利用イメージ

■サービス開発の背景

2000年12月にデザイン事務所として創業した当社はその後、滋賀・京都の美容室や飲食店のPR・ブランディングを行いながら、自らの飲食店の経営を行うなど、BtoB、BtoCの両面で事業展開を行ってきました。そして、世界一の観光都市とも言われる「京都」で、BtoB、BtoCの両面から日本の国際化、インバウンドの波を感じ取り、自社のみならず、日本のあらゆる企業がインバウンド需要で収益化することを目指して、法人向けのインバウンドの総合支援を開始しました。その第一歩として、2012年から提供を開始したのが、法人向け通訳サービス「SMILE CALL(スマイルコール)」。今では、自社の飲食店舗や京都・関西の企業支援に留まらず、東京やその他全国の観光都市へと支援の幅を広げています。

■会社概要

商号 : 株式会社インデンコンサルティング
代表者 : 代表取締役社長 黒松 高弘
所在地 : 〒604-8165 京都市中京区室町六角烏帽子屋町502 INDEN Building
設立  : 2009年7月設立(グループ創業2000年12月)
事業内容:インバウンド総合支援、システム開発販売、広告代理店
URL : http://www.inden.ne.jp (インデングループ)

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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