飲食店のための国籍別インバウンド対策・おもてなしポイント:訪日ロシア人観光客編

飲食店のための国籍別インバウンド対策・おもてなしポイント:訪日ロシア人観光客編

地理的には実はさほど遠くないロシア。昔から少なからず交流が深い国ではありますが、日本政府観光局(JNTO)の発表によると2016年に日本を訪れたロシア人は54,800人で、前年2015年と比べると0.8%増といった伸び率となっています。

民族構成としてはロシア人、100以上の非スラブ民族(ウクライナ人、チェチェン人、タタール人など)で構成されています。宗教別では、ロシア正教、イスラム教、仏教、ユダヤ教で構成されています。

日本については歴史的遺産、ショッピングなどに関して大きな関心を持っており、4人に1人は伏木(富山県高岡)や小樽(北海道)などの港から入国します。飲食店がロシア人向けのインバウンド対策をする上でのポイントとは何なのでしょうか?

 

ロシア人の食事に対する考え方

  • 食事に関する極端な嗜好はなくほとんどなんでも食べるが、食材が何だか良くわからないものは口にしたがらない。
  • 食事は基本的に複数人で楽しんで食べるものという意識が強い。
  • 家庭料理、おばあちゃんの手料理に対する愛着、憧れが強い。
  • イスラム教徒とユダヤ教徒が存在するが、ソ連時代を通じた宗教活動の禁止によって、食の禁止事項への意識が薄れている。

ロシア人の食事の際のマナー

  • ナイフとフォークを使う。
  • 音を立てて食事をすることはマナー違反とされる。
  • グラスに酒を注がれた場合は最後まで飲み干す。飲み残すのは縁起が悪いとされる。

ロシア人に好まれる日本食

  • しゃぶしゃぶの人気が高い。日本牛の霜降りよりも赤身を好む。
  • 天ぷらや寿司の人気も高まっている。回転寿司は目で見て選べるため好まれている。
  • 和食の味付けに関しては、他のヨーロッパ系の人に比べて抵抗感が少ない。
  • ロシアのくるみソースに似ているという理由で、ゴマだれの味付けが好まれる。

ロシア人に嫌われる食事内容

  • 甘い味付けの料理が嫌われる傾向がある。(すき焼き、きんとん、卵焼きなど)
  • 中華料理全般、ごま油をつかった料理が苦手な人もいる。
  • 納豆、ウニ、ホヤ貝、コノワタなども嫌われる。
  • 生卵は食べる習慣がないため嫌われる。

訪日ロシア人観光客に喜んでもらうには?

  • 黒パンを非常に好むため、黒パンを提供すると喜ばれる。
  • ヨーグルトなど乳製品を習慣的に食べるため、提供すると喜ばれる。
  • 夕食時の飲み物にウォッカを勧めると喜ばれる。
  • 食事の提供前に食べられない食材について確認をすると良い。

訪日ロシア人観光客への情報提供の仕方

  • 日本料理については食べ方、どういった料理であるのかを説明してあげるとよい。
  • 宗教上の戒律によって「食べてはいけないもの」がある人もいるため、料理に含まれる食材・含まれない食材(豚肉、牛肉など)について丁寧に説明する。

<参考>

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客のインバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!