2020年を迎えるにあたり、日本を訪れるムスリムの訪日外国人観光客の増加が期待されています。その中でキーワードとなるのが、ムスリムの方が安心して食事が出来ることです。ムスリムの方は宗教上の戒律で、口にして良いもの「ハラール」といけないもの「ハラーム」が厳格に定められています。
飲食店のための宗教別インバウンド対策・おもてなしポイント:イスラム教編
飲食店が訪日外国人観光客をおもてなしするためのインバウンド対策を考える際に、相手の立場に立つと 「食べることが出来ないもの」「食べてはいけないもの」「食べたくないもの」 でそのニーズを整理することが出来ます。特に世界の宗教の中には 「食べてはいけないもの」 を定めた宗教も数多く存在します。その中でも世界の中で特に人口が多いイスラム教徒の訪日外国人観光客向けインバウンド対策をする際に、飲食店が気をつけるべきポイントは何なのでしょうか?目次宗教別インバウンド対策基礎知識:イスラム教徒の分布宗教...
ムスリムの方を迎えるにあたり課題となっていたのが、日本人にとっては実際に何が「ハラール」で「ハラーム」なのかわかりにくく、食事メニューを用意しにくいこと、またムスリムの方にとっても飲食店側がちゃんとこうした対応をしているかわからないため、安心して食事が出来ないということでした。こうした流れを受けてグローバルキッチン株式会社は、ハラール認証を受けた調理済みの冷凍食品を全国に向けて発売しています。
インバウンド受け入れ環境整備についてより詳しい資料のダウンロードはこちら
- 「翻訳・多言語化」に関する詳しい資料のダウンロードはこちら
- 「多言語サイト制作」に関する詳しい資料のダウンロードはこちら
- バーコードやQRコードを活用した多言語ソリューション「多言語化表示サービス」に関する詳しい資料のダウンロードはこちら
- お手軽に通訳対応できる「テレビ電話型通訳サービス」に関する詳しい資料のダウンロードはこちら
ハラール認証、調理済み冷凍惣菜約40種類を全国的に販売
グローバルキッチン株式会社は平成29年6月15日からハラール認証を受けた「調理済み冷凍惣菜約40種類」 を全国で発売します。また同時に8月には電子レンジ調理の惣菜セット(主菜2品、副菜3品)を7品発売する予定です。特徴としては簡単に調理が出来、在庫リスクが無いことで、飲食店や宿泊施設は、簡単にハラールメニューとして日本料理を導入・提供する ことができます。
ハラール認証冷凍惣菜の導入背景
訪日観光客の急増とともにムスリム(イスラム教徒)の方の訪日も急増しており、2020年までにその数は100万人を超える と言われています。飲食店や宿泊施設もこれが大きなチャンスであることは理解しているのですが、厳格なムスリムの規程を守るとなると「ハラール」ではないものに触れたものは全て不浄とみなされるなど、一般の飲食店や宿泊施設では対応が難しいというのも事実です。
こうした背景もあって多くの飲食店や宿泊施設はハラールメニューの導入を見合わせてきました。また、訪日ムスリムの方も、素材がハラール認証を受けたものなのか、ハラールの規程にそって調理されているのかどうかが心配で、日本での食事に不安があり、せっかく観光で日本に来ているにも関わらず、日本食を食べないというケースが多くなっていました。
店舗指導から商品供給まで
グローバルキッチン株式会社では、ハラール認証、調理済み冷凍食品を使って飲食店や宿泊施設に向け部分的にハラール対応をし、訪日ムスリムの集客を支援する「ムスリムフレンドリー認証」取得に関しても飲食店や宿泊のサポートをしています。
無駄のない商品ラインナップ
グローバルキッチン株式会社のハラール認証、調理済み冷凍食品の主菜は個食パックでのラインナップ。そのため在庫になってしまうリスクが少なく、必要な分だけを注文することが可能となっています。味付けは日本人向けとなっているため、ムスリムの方からすると「本場の味」、日本人からすると「自然な味」 という事で、日本人向けに提供することも可能となっているとのこと。
まとめ:一般の飲食店や宿泊施設には難しいムスリム対応を冷凍惣菜で簡単に
ムスリム対応をしっかりと理解し、実施するにはムスリム教についての知識、宗教上許されている「ハラール」、宗教上不浄と考えられている「ハラーム」の違いをしっかりと理解することなどが必要となってきます。今回グローバルキッチン株式会社がラインナップする「ハラール認証、調理済み冷凍惣菜」は、日本食を食べたいが、いろいろな不安があって日本で日本食を楽しめないムスリムの方にも、日本食を楽しんでもらうという意味で、素晴らしいアイディアと言えるでしょう。
インバウンド対策なにから始めたら良いかわからない?
各国の事情や日常生活、訪日◯◯人の特性をよく知る「インバウンドコンサル」に相談してみる
自社で知りたいこと外国人に質問・調査してみる「調査・リサーチ」サービスについてより詳しい資料のダウンロードはこちら
数字で知るインバウンドの実態「インバウンドデータ」についてより詳しい資料のダウンロードはこちら
<参考>
【9/18開催】ホテルトレンドLIVE! Vol.3 〜ホテル内レストランのお悩み解決編〜
今回は「ホテル内レストランのお悩み解決編」として、レストランの認知向上と衝動来店につなげるためのGoogleマップ活用法を解説します。
ホテル内レストランでは、
- 「宿泊者以外の集客が難しい」
- 「メディアや広告に頼らざるを得ない」
といった課題の声を多く耳にします。
宿泊者以外の利用を広げていくためには、レストランを利用者が見つけやすくし、検索から来店までの導線を整えることが重要です。
本セミナーでは、宿泊業界のデジタルマーケティングに特化したキャリアを持つエキスパートの徳永が、Googleマップを活用してお客様の衝動来店を促すための実践的なポイントをわかりやすくご紹介します。
<セミナーのポイント>
- ホテル内レストランが取り組むべき課題を整理できる!
- “衝動来店”を促すGoogleマップの実践的な工夫が学べる!
-
宿泊業界のデジタルマーケティングに精通したエキスパートに直接質問できる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→【9/18開催】ホテルトレンドLIVE! Vol.3 〜ホテル内レストランのお悩み解決編〜
訪日ラボ主催「THE INBOUND DAY 2025」アーカイブ配信中!
訪日ラボを運営する株式会社movが8月5日に開催した、日本最大級のインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」のアーカイブ動画が公開中です。
アーカイブ配信では、元大阪府知事の橋下 徹氏と大阪観光局理事長の溝畑 宏氏による基調講演のほか、脳科学者の茂木 健一郎氏、日本文学研究者のロバート・キャンベル氏、アパグループ 社長兼CEOの元谷 一志氏などの貴重な講演の様子を一挙公開(一部を除く)。
参加できなかった方はもちろん、もう一度議論を見直したい方も、ぜひご覧ください。
【インバウンド情報まとめ 2025年9月前編】PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に9月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年9月前編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!