6つのポイントをおさえよう:日語人材採用における企業・候補者双方に実りある面接のすすめ方とは

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面接は、企業にとって、新たなチームの一員となり、将来の成長を手助けしてくれるであろう人材を見極める重要な機会です。いっぽう、候補者にとっても、自身の今後の人生を左右する貴重な場です。候補者と企業のミスマッチを防ぎ、また候補者に入社への動機づけをするため面接でどのようなコミュニケーションをとるべきか、また気をつけるべき点を解説します。


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面接は「お互いを知る場」であるということを意識する

面接の基本的な流れとしては、候補者の自己紹介から始まり、候補者への質問・候補者への企業紹介となりますが、多くの企業が候補者への企業紹介の部分について 情報提供・説明が不足しがち です。

日本語を話せる人材の中には、日本留学経験があり日本文化をよく知る候補者ばかりではありませんし、日本オリジナルな就職活動方法にも慣れていない候補者が大半です。そのため面接は、企業が候補者を一方的に知るための場ではなく、「お互いを知る場」であるということを意識し、企業紹介・仕事内容・労働条件を丁寧に伝えることが重要 です。

また、東南アジア現地の就業者が、仕事で重視していることとして多く挙がっているのが、「高い賃金・充実した福利厚生」、「明確なキャリアパス」、「教育研修の機会」です(アジアの 「働 く」を 解析する - リクルートワークス研究所 P12)。多くの東南アジア現地の就業者が、働くうえで自己の成長機会を重視していることになります。そのため面接では、入社してから任せたいこと・この会社でどのように成長していけるのか、などのキャリアパスを伝え、動機形成を行うことも大切になってきます。

候補者への情報提供は詳細に

では候補者とのミスマッチを防ぐため、どのように面接を進めていけばいいでしょうか。もちろんどの候補者にも同じように求人ポジションを説明するのではなく、項目によっては候補者に合わせた説明が重要ですが、下記では一般的に面接で企業紹介を行うにあたり留意すべき点を紹介します。

候補者へ提供すべき情報その①:企業のプロファイル(名前、業界、規模、歴史、製品やサービスなど)

→異なる業界の企業からの転職者も少なくはありません。また日本で就職活動経験のある候補者は、企業規模や企業知名度などで応募先企業を選ぶこともしばしばです。そのため自社のビジネスや日本(または海外)での業界・商品シェアについて説明し、候補者へ企業の魅力を伝えてください。

候補者へ提供すべき情報その②:具体的な役職や職責

→役職、職務上の責任、業務内容などについて、6W2H(Who/Why/What/When/Where/How/Whom/How much)を意識して具体的に説明します。

候補者へ提供すべき情報その③:企業の特色、業界の他企業との違い

→同じ業界で複数の企業を受けている候補者もしばしばいます。他企業と差別化できるポイントをアピールすれば、候補者が自社を選ぶ動機付けにもなり得ます。

候補者へ提供すべき情報その④:レポートラインと組織について

→求人ポジションのレポートラインと事業部や会社の大まかな組織構造についても説明しておきましょう。

候補者へ提供すべき情報その⑤:キャリアパス

→どのようなキャリアパスがあるかを解説することで、候補者にとっては長期的な勤務をイメージしやすくなるでしょう。また前述したように、東南アジア現地の就業者においては自己成長における意識が高い傾向にあります。社内でのキャリアパスや成長の可能性がイメージできれば入社動機にも繋がり、入社後のミスマッチも防げるでしょう。

候補者へ提供すべき情報その⑥:給与・手当など

→候補者にとって一番気になる要素の1つでしょう。福利厚生や手当などプラスアルファでアピールできるポイントもしっかり説明しましょう。

有望な候補者にはしっかりと動機付けを

ぜひとも採用したい有望な候補者には、入社後のイメージをしっかり持ってもらえるよう説明を尽くすことで動機付けしましょう。具体的には、社内の雰囲気、上司や同僚の人柄、通常期・繁忙期の仕事の忙しさなどの環境面、候補者の持つスキルや経験が仕事でどのように活用できそうかなどの実際の業務面の両方を伝えておくと候補者にとって入社後のイメージを膨らませやすくなります。

【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

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宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生

「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

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この記事の筆者

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