成田空港 前年同月比103%となる323万人が利用:アジア方面を中心に新規就航・増便で外国人利用者数増加 インバウンド玄関口 成田のインバウンド対策とは?

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成田国際空港は2018年2月の空港運用状況についてニュースリリースを公表しています。これによると、航空機発着回数をはじめ、様々な分野で2月として過去最高の数値を記録する結果となっています。詳細に見ていきましょう。

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航空機発着回数は2月として過去最高を記録、国際線がその成長を引っ張る

航空機発着回数に関しては前年比101%となる19,194回となり、2月として最高を記録。内訳を見ていくと国際線は前年同月比103%となる15,281回を記録。

これは旅客便がエアソウルの新規乗り入れや日本航空/メルボルン線及びコナ線への新規就航、韓国香港中国をはじめとしたアジア方面を中心に新規就航・増便があったことで前年同月比103%の13,266回を記録したこと、貨物便がアエロロジックの新規乗り入れやマレーシア航空の貨物便の運航再開などにより前年同月比108%の1,814回を達成しており、その他が前年同月比94%の201回となっています。

また、国内線に関しては前年比同月比94%で3,913回、うち旅客便が前年同月比95%となる3,844回、貨物便が前年同月比46%となる30回となっています。

航空旅客数は2月としては過去最高地となる3,229,774人を記録

航空旅客数は前年同月比103%となる3,229,774人を記録。これは国際線の伸びによる影響が大きく、国際線全体では前年同月比105%の2,662,316回となり、2月としては過去最高を記録。

この中で日本人は前年同月比100%となる1,080,796人だったところ、外国人に関しては前年同月比115%となる1,297,164人を記録しており、今回の過去最高値の記録に貢献しています。一方国内線に関しては前年同月比97%の567,458人となっています。

国際航空貨物量も2月としては過去最高となる167,480(t)を記録

国際航空貨物量は前年同月比106%となる167,480(t)となりました。内訳を見ていくと積込に関しては前年同月比108%の83,338(t)で、輸出も仮陸揚に関しても前年同月比を大幅に上回っています。取卸に関しては前年同月比103%となる84,142(t)でした。

成田空港は引き続き積極的にインバウンド対策を進めている

成田空港は4月16日に「TOKYO-NARITA JAPAN EXPLORER」と呼ばれる訪日旅行の英語情報サイトを新設しました。

成田空港はこの英語情報サイトについて下記のポイントを掲げ、訪日旅行前や成田空港内において日本の魅力的な観光地を知ってもらい、お客様に快適で便利な旅行を楽しんでいただくことを目標としています。

  1. 「成田空港とつながっている魅力的な日本を探訪」をコンセプトに、成空港周辺、首都圏とその周辺、成田空港から国内線や高速バスでつながっている観光地の情報やアクセス情報を提供。
  2. 旅マエや旅ナカにおいて、訪日外国人がスマートフォンやPCで快適にアクセスできる機能を備え、文化・自然・食・アクティビティなどの分野別の情報をバランス良く配置。
  3. ネイティブライターが観光地の情報を厳選し、外国人旅行者目線にこだわった記事制作と魅力的な写真選定を行い、観光地の魅力を分かりやすく紹介するとともに、訪日外国人が、短時間で快適に観光地へ移動できるよう成田空港からのアクセス情報を充実する。
  4. 日本政府観光局(JNTO)の英語グローバルサイトや「japan-guide.com」、「Live Japan」、「MATCHA」などの主要な訪日インバウンドメディアと連携し、良質な記事提供を行う。
  5. 成田空港内で無料Wi-Fiに接続した際に、チャットボット(※別紙参照)を通して、成田空港周辺の観光情報(Narita Airport Transit & Stay Program)へのスムーズな案内を行うなど、多くの訪日外国人がご利用される成田空港(「旅ナカ」)においてウェブサイトを知っていただく案内誘導を行う。

まとめ:成長が続く成田空港

航空機発着回数、航空旅客数などで成長が続く成田空港ですが、ターミナル トラベルセンターのオープン、一躍有名になったガチャガチャ、そして今回ご紹介したTOKYO-NARITA JAPAN EXPLORERなど、成田空港では引き続きインバウンド対策を実施しています。こうしたことも成田空港の発着回数、航空旅客数などが増加をしているのでしょう。

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<参考>

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2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

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  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生

「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる

【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか


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この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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