株式会社ぐるなびが運営する訪日外国人向けワンストップガイドサービスの「LIVE JAPAN PERFECT GUIDE TOKYO」は、訪日外国人向けの観光情報サービスですが、4月でサイトオープン2周年を向かえた事を記念し、2017年の訪日外国人ユーザーによるサイトへのアクセスを分析。その内容から「グルメ」「体験」「ショッピング」「観光」部門分けてランキング形式で発表しました。
その中から「観光」部門では、「アメ横商店街」がトップとなり、さらに「かっぱ橋道具街」「新宿ゴールデン街」「谷中銀座商店街」「渋谷キャットストリート」など多くの商店街がトップ10に名を連ねました。
インバウンド市場や各国の訪日外国人に関する調査やもっと詳しいインバウンドデータ知るには?
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
「LIVE JAPAN PERFECT GUIDE TOKYO」の訪日外国人人気ランキングで一番人気となったのは「アメ横商店街」
「アメ横商店街」として知られる上野のアメヤ横丁商店街は、JR東日本の御徒町駅と上野駅の間に広がる商店街で、約400店が軒を連ねています。
アメ横は国内の観光客にも人気の観光地ではありますが、訪日外国人にとっては、他にはない人の波、所狭しとならんだ商品、活気、売り手の掛け声などの雰囲気を楽しめる他、大幅なディスカウントを行っている店舗も多いこと、外国人限定のサービスが豊富であることなどもあって人気の観光スポットです。
様々な食べ歩きも楽しめる他、近年は特に台湾からの観光客に人気となっています。
訪日外国人人気ランキング観光部門で2位は「かっぱ橋道具街」
かっぱ橋道具街は食器具、調理器具、食品サンプル、食材などが手に入る日本一の道具街です。
訪日外国人に特に人気が高いのが、リーズナブルに購入出来る陶器、様々な種類の南部鉄器、そして世界中からプロの料理人も買い付けに訪れる和包丁、そして海外ではまず見ることが出来ない精巧な食品サンプルなど。多くの店舗では英語やそれ以外の言語にも対応していることが多く、店舗によってはドル、ユーロでの支払いも可能となっています。
アニメが流行ればたいやき屋が儲かる?日本アニメの影響 米国でたい焼きが大流行
インバウンドビジネスにおいては、訪日外国人観光客に何が売れるのか、何が流行っているのかを掴むことは非常に重要です。訪日外国人観光客の日本グッズブームの中には、企業が意図してプロモーションしたものもあれば、SNSなどでの拡散で自然発生的に生まれたもの、または全く想像のつかないところから発生することもあります。例えば訪日タイ人観光客の間でアシックスのスニーカーブランド「オニツカタイガー」が流行したのは、若かりし頃の故・プミポン国王の着用写真がSNSで拡散したことがその発端と言われています。この...
訪日外国人人気ランキング観光部門で3位は「新宿ゴールデン街」
東京都新宿区歌舞伎町1丁目にある新宿ゴールデン街は、その独特な雰囲気、ディープな日本らしさが残る飲食店街が特徴です。
特に訪日外国人に人気となっている理由は、やはり他では味わうことが出来ないそのディープな雰囲気、個性的なお店で、「LIVE JAPAN PERFECT GUIDE TOKYO」の調査によると、日本のドラマ「深夜食堂」を見た中国の観光客が、深夜営業の飲食店の情報を求めてサイトに多数訪れていたとのこと。
訪日外国人の「聖地巡礼」とは? 約100万人のインバウンド観光客の満足度84.9%
「聖地巡礼」という俗語をご存知でしょうか?もともとは宗教上の聖地や霊場などを参拝して回ることを...
訪日外国人人気ランキング観光部門で4位は「谷中銀座商店街」
日暮里駅から徒歩数分、台東区谷中にある谷中銀座商店街は、「レトロな下町」と紹介されることが多い街で、生鮮食品、飲食店、陶器、お茶、小物などを扱うお店が、約170mの中に約70軒所狭しと並んでいます。
谷中・根津・千駄木エリアは第二次大戦の空襲を免れたことから、戦前からの木造住宅や路地、古い町並みが残されており、こうした町並みがトリップアドバイザーにおいて「日本の伝統的な街並みを残す場所」として紹介されたことから訪日外国人にも注目されるようになりました。
訪日客に人気の「インスタ映え」スポットベスト5が意外!超有名観光地でなくとも「写真」を通じて訪日客を呼び込める時代に
安倍首相も発言しているように 地方活性化・インバウンド誘致には「インスタ映え」が重要な時代に なってきています。近年の訪日外国人観光客のモノ消費からコト消費への消費トレンドの変化により、最近では 「その地域独自の観光資材」が重要視されています。InstagramなどのSNSで投稿したくなるような景観を整備していくことは、その地域の観光資材を効率的にアピールすることにつながります。近年の 訪日外国人観光客は実際に日本のどのような景観に惹かれて写真を撮影しているのでしょうか。 今回は、Trip...
訪日外国人人気ランキング観光部門で5位は「渋谷キャットストリート」
渋谷区にあるキャットストリートはいわゆる「裏原宿」と呼ばれるエリアで、現在では様々なファッションショップ、個性的な飲食店が立ち並ぶ若者に人気のスポットとなっています。
しかし、もともとは穏田川と呼ばれる川が流れていた場所で、その上に道を作ったために「キャットストリート」は曲がりくねった作りとなっているわけです。様々なアウトドアブランドの店舗が軒を連ねることも特徴ですが、特に訪日外国人にはニューヨークのロブスターロール専門店が人気のようです。
訪日外国人人気ランキング観光部門で6位は「根津神社」
東京都文京区の根津神社には、江戸時代創建の建造物と、その当時使われたみこしが現存します。
外国人にとってはこうした当時からの建造物の重厚さ、その背景にある歴史、そしてこうした境内で犬の散歩をしたり、体操をしたりする地域住民という、日本人の生活を垣間見れるという点などでも興味深いスポットとなっています。
訪日外国人人気ランキング観光部門で7位は「忠犬ハチ公像」
渋谷駅前にある忠犬ハチ公像は、亡き飼い主を駅前で待ち続けた秋田県の忠犬である「ハチ公」の像ですが、海外でもその存在がよく知られています。
ハチ公はもともとその存在を一部の外国人に知られていましたが、2009年にアメリカで公開された「HACHI 約束の犬」の後から外国人の間で知名度が上昇。訪日外国人にとっては一度は訪れてみたい渋谷のスクランブル交差点と合わせて、人気の観光地となっています。
その他インバウンド人気観光地ランキング&インバウンド対策分析はこちらから
インバウンドで人気の観光スポットランキング TOP30
訪日外国人に人気の観光スポットはどこなのでしょうか?また、その観光スポットはなぜインバウンドで人気なのでしょうか?訪日外国人が参考にする口コミサイト「TripAdvisor(トリップアドバイザー)」の外国人に人気スポットランキングをもとに、それぞれの観光スポットのインバウンド対策や、インバウンドで人気の理由を、口コミやInstagramの投稿から分析します。
インバウンド市場や各国の訪日外国人に関する調査やもっと詳しいインバウンドデータ知るには?
<参考>
- 株式会社ぐるなび プレスリリース「訪日外国人向けワンストップガイドサービス「LIVE JAPAN PERFECT GUIDE TOKYO」2周年記念「LIVE JAPAN Awards 2018」訪日外国人から支持を集めた人気スポットを発表」
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
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- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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