2018年上半期 訪日外国人が選んだ日本のレストラン予約ランキングトップ20が発表:インバウンドで選ばれる飲食店に求められる対策を解説-「SAVOR JAPAN」調査より

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観光庁が発表している訪日外国人の消費動向調査によると、訪日外国人が日本旅行で最も楽しみにしている事は「日本食を食べること」です。実際に日本を訪れる外国人にとって、どのようなお店が人気なのでしょうか。

訪日外国人観光客の人気「日本食」は「ラーメン」「肉料理」、なぜ満足度が高いのか?

訪日外国人観光客の約7割が「日本食」を楽しみに、日本に旅行で来日します。日本を代表する日本食といえば「寿司」を思い浮かべる人も多いでしょう。しかし観光庁「訪日外国人消費動向調査」によると、意外にも「肉料理」と「ラーメン」の人気が高いことがわかりました。この記事では、訪日外国人観光客に人気の日本食と、なぜ人気となったのかをご紹介します。インバウンド市場や各国の訪日外国人に関する調査やもっと詳しいインバウンドデータ知るには?訪日ラボがまとめた「インバウンドデータレポート」を詳しく見てみる「調査...

有名な料理人の顔が見えるグルメサイト「ヒトサラ」の多言語版「SAVOR JAPAN」(英・繁・簡・韓)では、訪日外国人向けのレストラン情報&オペレーターを介した予約サービスを展開しています。その予約データを元に、訪日外国人が実際に予約した人気レストラン予約ランキングが先日発表されました。

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訪日外国人客が選んだ! 2018年上半期 日本のレストラン予約ランキングトップ20

「SAVOR JAPAN」掲載レストラン約2,500店舗中、2018年上半期に訪日外国人が選んだ日本のレストラン予約ランキングで見事トップに輝いたのは、大阪の宮崎牛鉄板焼名店【宮崎牛鉄板焼ステーキみやざき館】でした。

こちらのお店は2016年のランキングから3年連続で1位を獲得しており、特に香港や台湾のユーザーから多くの予約、問い合わせがありました。目の前で見るシェフの料理パフォーマンス、宮崎牛の新鮮でジューシーな美味しさが多くの訪日外国人を虜にしたようです。それでは引き続き20位まで見てみましょう。

1位 大阪【宮崎牛鉄板焼ステーキみやざき館】

1位 大阪【宮崎牛鉄板焼ステーキみやざき館】

1位 大阪【宮崎牛鉄板焼ステーキみやざき館】

2位 京都【縁】

2位 京都【縁】

2位 京都【縁】

3位 京都【寺町 よしくら】

3位 京都【寺町 よしくら】

3位 京都【寺町 よしくら】

4位 東京【焼肉もとやま 新宿店】

4位 東京【焼肉もとやま 新宿店】

4位 東京【焼肉もとやま 新宿店】

5位 兵庫【炭火焼肉 ごえ門】

5位 兵庫【炭火焼肉 ごえ門】

5位 兵庫【炭火焼肉 ごえ門】

6位 京都【室町和久傳】

6位 京都【室町和久傳】

6位 京都【室町和久傳】

7位 北海道【おたる政寿司 本店】

7位 北海道【おたる政寿司 本店】

7位 北海道【おたる政寿司 本店】

8位 東京【鉄ぱん屋 弁兵衛三田店】

8位 東京【鉄ぱん屋 弁兵衛三田店】

8位 東京【鉄ぱん屋 弁兵衛三田店】

8位 東京【まき村】

8位 東京【まき村】

8位 東京【まき村】

8位 東京【松永牧場 銀座本店】

8位 東京【松永牧場 銀座本店】

8位 東京【松永牧場 銀座本店】

11位 東京【新宿東口 焼肉 海鮮 個室居酒屋 花炎 新宿東口店】

11位 東京【新宿東口 焼肉 海鮮 個室居酒屋 花炎 新宿東口店】

11位 東京【新宿東口 焼肉 海鮮 個室居酒屋 花炎 新宿東口店】

12位 東京【鮨 ふじ田】

12位 東京【鮨 ふじ田】

12位 東京【鮨 ふじ田】

12位 東京【神戸焼肉 かんてき】

12位 東京【神戸焼肉 かんてき】

12位 東京【神戸焼肉 かんてき】

12位 東京【うぶか】

12位 東京【うぶか】

12位 東京【うぶか】

15位 石川【御料理 貴船】

15位 石川【御料理 貴船】

15位 石川【御料理 貴船】

15位 岐阜【本場の味 丸明】

15位 岐阜【本場の味 丸明】

15位 岐阜【本場の味 丸明】

15位 兵庫【神戸ハーバーランド 三田屋】

15位 兵庫【神戸ハーバーランド 三田屋】

15位 兵庫【神戸ハーバーランド 三田屋】

18位 大阪【炭火焼肉 蔓牛】

18位 大阪【炭火焼肉 蔓牛】

18位 大阪【炭火焼肉 蔓牛】

18位 岐阜【本格江戸前寿司 松喜すし】

18位 岐阜【本格江戸前寿司 松喜すし】

18位 岐阜【本格江戸前寿司 松喜すし】

20位 兵庫【鉄板焼 心】

20位 兵庫【鉄板焼 心】

20位 兵庫【鉄板焼 心】

20位 兵庫【神戸肉匠 壱屋】

20位 兵庫【神戸肉匠 壱屋】

20位 兵庫【神戸肉匠 壱屋】

20位 兵庫【神戸ステーキ 彩ダイニング】

20位 兵庫【神戸ステーキ 彩ダイニング】

20位 兵庫【神戸ステーキ 彩ダイニング】

飲食店に求められるインバウンド対策とは?

日本のレストラン予約ランキングトップ20を見てみましたが、それでは実際に訪日外国人を迎えるにあたり、どのようなインバウンド対応が必要になるのでしょうか?

2020年に訪日外国人旅行者を4000万人受け入れるという政府目標に向かって、飲食店側もインバウンド対応を進め、様々な国籍・地域の外国人旅行者の胃袋を満足させていくことが求められます。

ホームページの多言語化

多言語化といっても様々な多言語化が必要です。その中でも多くの訪日外国人がPC、スマートフォンなどを使用して、検索サイト経由でどのようなお店にいくかを検討します。当然日本語の読み書きが出来るという訪日外国人は少数ですから、日本語サイトしかないお店に関しては情報を得ることが出来ず、予約も出来ず、結果的に避けられてしまうことになります。

そのため飲食店にとって、ホームページの英語ページを最低限用意しておくことが必要です。また、導入するだけでホームページを複数言語に翻訳してくれるサービスも登場していますので、こうしたサービスを使用するのも良いでしょう。

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メニューの多言語化

訪日外国人がお店に来店して注文しようとした時、日本語メニューだけでの注文は非常に難易度が高いものです。そのため、ホームページ同様に、最低限英語でのメニューを用意しておくことが必要ですし、日本には中国人、台湾人、香港人観光客が数多く訪れているという事実を考えると、可能であれば繁体文字、簡体文字のメニューもあると良いでしょう。

また、ホームページの多言語化ツール同様に、QRコードにスマートフォンをかざすだけで、複数言語のメニューをスマートフォンで表示出来るアプリなども登場しています。

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「翻訳・多言語化」を資料で詳しくみてみる

多言語での接客対応

ホームページやメニューを多言語化しても、最終的に訪日外国人のお客さんからオーダーを聞くのは店頭のスタッフですので、実際の接客部分で多言語対応が必要です。もちろん複数言語が出来る、最低限英語での意思疎通が図れるスタッフがいればベストですが、それが難しい場合、指差しメニューでの意思疎通を図るなどの方法があります。また、より明確な意思疎通を図りたい場合は、テレビ電話ツールなども比較的簡単に導入が出来るようになってきています。

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QRコード決済、クレジットカード決済の導入

日本は未だに現金文化ですが、海外では早くから決済はクレジットカードやデビットカード決済へと以降。さらに近年は中国、韓国などを中心にQRコードを活用したAlipayWeChatペイメントが主流となっています。訪日外国人にとっては現金を持ち歩く必要がなく、普段母国で行っているのと同じ消費行動であるため、手軽に感じるなど様々なメリットがあります。

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禁煙・分煙の徹底

世界的に見ても、飲食店やバーといった屋内空間で喫煙が出来る国は珍しく、喫煙に対する「不健康である」「健康被害が大きい」といった意識が海外では非常に高いのが事実です。日本のように全面喫煙可のレストランや居酒屋、分煙と表示しておきながら実際には空間が別れてはおらず煙が禁煙席にも流れ込んでくるといった作りの飲食店は訪日外国人からは驚きを持って迎えられます。

また2020年の東京オリンピックを目前に健康増進法改正案が衆議院を通過。分煙対策が義務化されることを受け、今後は飲食店でも喫煙室を設けるなどの対応が必要になってきます。

これでは「たばこの“ある”オリンピック」…原則屋内禁煙のはずの健康増進法改正案が「骨抜き」状態で閣議決定:日本の受動喫煙対策は進むのか?

政府は3月9日、たばこの受動喫煙対策をさらに厳しくする 健康増進法改正案 を閣議決定しました。日本でもたばこの受動喫煙は問題とされてきましたが、近年特に注目が集まるようになった背景には 2020年に開催を控えた東京オリンピック・パラリンピック があります。国際オリンピック委員会(IOC)は1988年から選手村や競技場を禁煙とし、「たばこのないオリンピック」の実現を目指してきました。また、2010年にはWHO(世界保健機関)と開催都市も原則的に屋内禁煙とする方針となりました。こうした背景を受...

訪日客の4人に1人が喫煙者!?…インバウンド対策=禁煙は妥当なのか?各国の喫煙率から「インバウンド喫煙率」を調べてみました

1月に国会提出予定であった、東京オリンピックに向け屋内全面禁煙などを定める受動喫煙対策強化改正法案(通称:原則禁煙法案)を巡り、「たばこ議員連盟」を中心に自民党内での調整が続いています。たばこ議員連盟は、飲食店経営者が禁煙、分煙、喫煙を選択できるようにするなどといった対案を出しており、調整は難航。今国会で提出がなされるのか注目が集まっています。オリンピックを主宰する国際オリンピック委員会(IOC)の「たばこの無いオリンピックを」という要望のもと、近年オリンピック開催都市では禁煙法案が整備さ...

ハラル・ムスリム対応

また今後一層増えていくことが予想されているのがムスリム旅行者ですが、ムスリム旅行者の場合、個々人でどの程度戒律を厳しく守っているかにもよってきますが、ムスリム旅行者は、日本を旅行する際に「食べ物やその成分の表示が不十分であることに困っている」「食事ができるお店が少ないことに困っている」といった感想を持っています。

これは戒律によって食べても良いとされているものが制限されているためで、どのような食材が使われているのか、またどのような調理方法をされているのかといった内容が不明であると、知らず知らずのうちに戒律を破る結果になってしまうのではないか?ということが心配で、日本のレストランでは食事がしにくいと感じてしまっているのです。

今さら聞けないインバウンド基礎知識『ハラルフード』とは?対策や事例から学ぶムスリム対応

「ハラルフードってなに?」これに即答できますか?また、どのように答えるでしょうか?インバウンド担当者の方でも「ハラルフードとは?」と聞かれて具体的に答えることが出来る人は、いまだ多くないでしょう。今後インバウンドにおいては、ムスリム系訪日外国人の対応が重要になってきます。今回の記事ではインバウンド担当者なら知っておきたい「ハラルフード」の基礎と事例を解説していきます。インバウンド受け入れ環境整備の資料を無料でダウンロードする「翻訳・多言語化」の資料を無料でダウンロードする「多言語サイト制作...

まとめ

飲食店に求められるインバウンド対策をいくつかご紹介しましたが、やはり訪日外国人に選んでもらうには、質の高い料理を提供していること、そしてゲストとして歓迎されていると感じられることが重要です。

今回「SAVOR JAPAN」が発表している日本のレストラン予約ランキングトップ20にも、インバウンド対策ができているレストランが多数ランクインしました。また、訪日外国人にとって興味深い日本食がどのように調理されているのかを見ることが出来、シェフとのコミュニケーションが出来るカウンター席があるお店の人気も高かったようです。

「日本食をどのように楽しんだらよいのか?」という視点で、訪日前にグルメ情報サイトでレストラン検索・予約に加えて、テーブルマナー、日本の食文化・歴史の情報収集を、記事や動画を通して知識を身に着けて来る訪日外国人も多く見受けられます。

そう考えるとマニュアルは重要とはいえ、あくまで「人と人のコミュニケーション」ですので、やはり、心を込めた接客が何よりも重要になると言えるでしょう。

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<参考>

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短時間でインバウンドが学べる「訪日ラボ トレンドLIVE!」シリーズの第6弾を今月も開催します!訪日ラボとして取材や情報収集を行う中で、「これだけは把握しておきたい」という情報をまとめてお伝えするセミナーとなっています。

今年も残りわずかとなりましたが、インバウンド需要はまだまだ好調をキープしている状況です。来年の春節や桜シーズンなど、訪日客が集まる時期に向けて対策を練っていきたいという方も多いでしょう。

今回もインバウンド業界最大級メディア「訪日ラボ」副編集長が、10〜11月のインバウンドトレンド情報についてお話ししていきますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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