【築地】9/15に終了した外国人観光客に人気の「マグロ競り」今後どうなる?/移転先の豊洲市場 外国人の評価は『きれいすぎ』

THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ- アーカイブ無料配信中
完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

東京都は9月14日午前、10月11日に豊洲市場へ移転する築地市場での冷凍マグロ卸売場の見学会を報道陣に公開しました。この見学会は市場移転に伴い、15日で終了することが決まりました。

築地市場は、マグロの競りを間近で見られることから、外国人観光客に人気のスポットとなっています。見学終了間際ということもあり、この日も多くの外国人が集まりました。競り開始の約4時間前、午前2時には120人の定員が埋まったといいます。

まずは知ってもらう!旅マエに有効なインバウンド集客を資料で詳しくみてみる

訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)

昔も今も外国人を受け入れる築地、現在人気はマグロオークション

築地は、その名の通り江戸時代に海を埋め立てて新しく築かれた地です。当初は武家地として開発された築地ですが、この頃からすでに魚介類の荷揚げが始まっていました。

そして幕末の頃、江戸に居留地をつくろうという計画が、維新をむかえ明治政府によって実現しました。1869年(明治元年)現在の中央区明石町付近の築地鉄砲洲という場所に設けられた外国人居留地は、あらたな首都東京における相互貿易市場として広く外国の異文化を取り入れる窓口となりました。

それから約150年経った今でも、築地には多くの外国人が訪れています。今、訪日外国人観光客に築地市場は大人気です。なかでも早朝に行われる冷凍マグロの競り見学は、”Tuna Auction”と呼ばれ注目を集めています。2008年から受け入れが始まった競り見学ですが、近年は参加者の9割を外国人が占めています。

「マグロオークションがヤバイ!」築地市場に殺到する外国人観光客。一方で受け入れ体制には課題アリ?現地調査でわかった築地インバウンドの光と影

近年、訪日外国人が驚くほど増えています。JNTOが発表している、7月の訪日外客統計によれば、2018年1月〜7月の訪日外客数は、昨年同時期に比べ、13.9%増の約1873万人になりました。このペースで行けば、2018年の訪日外客数は、3,000万人を超えると考えられます。このように訪日外国人が増えており、日本の観光地に足を運んでいますが、その中でも人気なのが、マグロの競りや新鮮な海鮮料理が味わえる築地市場です。今回は、訪日ラボが築地市場へ潜入調査をしてきました。その時のレポートをご紹介しま...

しかし10月11日の豊洲市場開場に伴い、築地市場は10月6日をもって営業を終了することが決まりました。移転準備のため築地市場でのマグロの競り見学も今月9月15日が最後となり、次は豊洲市場で行われることになります。

豊洲市場、移転の経緯は?

築地市場の移転は2001年に決定しましたが、築地市場の老朽化、施設構造、過密化、品質・衛生管理の徹底の困難さなどは、移転が決まる前から問題になっていました。移転決定から17年、ついに今年豊洲で市場が開場することになりました。

しかしいざ移転となると、土壌汚染問題が明るみに出たことで、市場関係者だけでなく東京都含め全国から移転を不安視する声が聞かれました。移転賛成・反対で市場関係者の意見は半分に割れました。

もともと土壌汚染対策で移転場所全体に盛り土が行われることになっていたはずが、一部にその盛り土が行われていなかったことが問題になりました。移転は延期、関係者の混乱を招きました。

その後都は追加の土壌汚染対策を行い、2018年7月31日には東京都知事小池百合子氏が「安全宣言」を出し、豊洲市場の安全性が科学的に確認されたとしました。そして来月11日、豊洲市場は開場する予定です。

移転で競り見学はどう変わる?

訪日外国人観光客に大人気のマグロの競り見学ですが、築地市場の移転に伴いどのように変わるのでしょうか?

築地市場でのマグロの競り見学は、威勢の良い声でくり広げられる取引を間近で体感できることが魅力です。しかし見学用の場所が用意されているわけではなく、事故やトラブルが起きることもありました。見学者と運搬車の接触事故や、見学者が商品である冷凍マグロに触れてしまうなどといったことです。

一方、豊洲市場ではそのような事故やトラブルはなくなりそうです。1階には競り場の床面より一段高くなった見学用のデッキがつくられ、2階には見学用の専用通路がつくられました。しかし、いずれもガラス越しに見る形になり、事故やトラブルは減ると思われますが、築地市場に比べ「近さ」や「臨場感」は劣りそうです。

移転に対する訪日外国人の反応は?

旅行情報サイトTripAdvisor築地市場に関する英語口コミには「移転する前に行ってきた」「もうすぐ閉まってしまうから、もしチャンスがあれば行っておいた方がいいよ」「この魚市場は間違いなく東京で絶対に行くべき場所の一つだ」などと、移転直前に訪れ、他の閲覧者に訪問を促すような内容のものが多くみられました。

▲訪日外国人観光客の声/出典:TripAdvisor

▲訪日外国人観光客の声/出典:TripAdvisor

また、「マグロの競りは朝が早いので行かなかったけれど、市場で買い物や食事を楽しんだ」「マグロの競りには行けなかったけれど、場外市場の食べ物はとてもおいしかった」というようなコメントもありました。人気のマグロの競り見学は終了しましたが、場外市場の満足度も高いようです。

この続きから読める内容

  • まとめ:訪日外国人に満足度の高い築地市場、豊洲市場は受け入れられるか?
  • 日本の魅力ある商品を在日外国人インフルエンサーとつなげるマッチングプラットフォーム「trial JAPAN」
  • 【インバウンド情報まとめ 2026年1月後編】インバウンドの市場規模を他産業と比較する / 2025年の訪日外客数、過去最高の4,268万人 ほか
  • 今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」
このページの続きを読むには会員登録が必要です
\無料・1分で登録完了/

訪日ラボ無料会員
登録すると…

50,000ページ以上の
会員限定コンテンツが
読み放題

400時間以上の
セミナー動画が
見放題

200レッスン以上の
インバウンド対策の
教科書が学び放題

\無料・1分で登録完了/

今すぐ会員登録する
完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに