2008年にサービスを開始した「Airbnb(エアビーアンドビー)」は、シェアリングエコノミーのひとつです。活用していない手持ちの部屋や物件を、旅行者に貸し出すことのできるサービスです。
インバウンド政策が進められている日本では、2020年開催の東京オリンピックに向けてさらなる訪日外国人観光客の増加が見込まれています。その受け皿としても「Airbnb(エアビーアンドビー)」への期待は高まっています。
また、民泊は、訪日外国人観光客だけでなくビジネスパーソンの出張や国内の家族旅行といったあらゆるニーズにも対応できるサービスです。
今回は、訪日外国人観光客から人気の高い「Airbnb(エアビーアンドビー)」でも予約できる東京近郊の民泊を紹介します。
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Airbnbで予約可能/インバウンドでもオススメ・参考になる民泊5選
1. 板橋駅から徒歩5分! 日本の魅力を存分に味わえる庭付き一軒家:「馨 Kaoru’s Home in Tokyo Itabashi」
「馨 Kaoru’s Home in Tokyo Itabashi」は板橋駅から歩いて5分の伝統的な庭付きの和風の一軒家です。施設からは、池袋直通列車まで3分、新宿直通列車8分、渋谷15分、銀座27分と都心へのアクセスもスムーズです。室内には真っ赤な番傘が飾られており、趣あふれる日本の雰囲気を思う存分味わえます。施設の目の前にはスーパーマーケット、ドラックストア、コンビニエンスストアもあり利便性が抜群です。
2. 窓から見えるオーシャンビューが魅力:「伊豆急富戸駅から徒歩7~9分の民泊施設」
伊豆急富戸駅から徒歩7~9分の民泊施設です。部屋の窓からは、目の前に広がる壮大な海の景色を一望できます。また、水平線に沈む夕日は圧巻の大パノラマです。
伊豆市は温泉施設が充実していることでも知られています。周辺には日帰り入浴を楽しめる温泉施設があるため、日本ならではの温泉を思う存分堪能できます。美しい朝焼けや夕焼けを眺めながらの入浴は、ここでしか体験することのできない貴重な「コト消費」です。
3. うどん作り体験もできる「久万高原ふるさと旅行村」
愛媛県上浮穴郡の「久万高原ふるさと旅行村」では、四季折々のさまざまな体験プログラムが用意されています。近くを流れる川でのニジマス釣り、ピザ焼き体験、うどん作り体験など、一度にさまざまな体験ができます。
4. 都会の謙遜から離れ静かな時間が流れる「せせらぎ荘」
「せせらぎ荘」は、兵庫県朝来市にある民泊施設です。1泊3000円とリーズナブルな価格帯で泊まることができます。併設されているキャンプ場ではBBQができるほか、施設のそばにある川では日本国内では珍しい蛍観賞を楽しめます。神秘的で美しい光を放つ蛍鑑賞は、日本の夏の風物詩として訪日外国人観光客からも密かに人気を集めています。また、室内には昔ながらの囲炉裏があり、冬場は火を焚くこともできます。古民家ならではの楽しみを満喫できること間違いありません。
5. 長野県の奥地でリゾート気分を味わえる「カナディアンログコテージ TAKITARO」
「カナディアンログコテージ TAKITARO」は、長野県信州安曇野の穂高温泉郷にあるログハウスの貸別荘です。コテージにはプライベートガーデンが隣接しており、夏はBBQや花火、冬にはリビングに備えられた薪ストーブでまったりと非日常の空間を味わうことができます。また、ログハウス内には、キッチンが完備されており、食器類、調理器具、家電も揃っているので、地元のスーパーで購入したお野菜で調理も楽しめます。Wi-Fi環境も整っているため、ネット接続の心配もいりません。
民泊の予約におすすめのサイト
1. Airbnb
「Airbnb(エアービーアンドビー)」は、2008年8月にサンフランシスコで設立された世界最大手の民泊仲介サイトです。世界191カ国・地域の6万5000都市で計300万件以上もの物件を掲載しており、累計1億5000万人以上が利用したと言われており、2014年5月には日本法人が設立されています。
「Airbnb(エアービーアンドビー)」は、部屋の宿泊予約が確定するたび、手数料としてホスト側から3%、ゲスト側から6~12%(金額に応じて変動)がかかりますが、年会費は無料です。「Airbnb(エアービーアンドビー)」は物件を貸し出すホストに対し、加入料の支払いや特別な手続きが不要な「ホスト保証」を適用しているため、最大1億円の損害を保証できます。
2. HomeAway
「HomeAway(ホームアウェイ)」は、オンライン旅行予約最大手のExpedia(エクスペディア)傘下の民泊仲介サイトで、物件掲載数は世界190カ国・地域で100万件以上となっています。
「景色が良い」「自然豊か」「伝統的」「豪華」などワンランク上の上質な物件が数多く紹介されており、旅行スタイルに合わせて物件を選ぶことができます。部屋の掲載料はAirbnbと同様に無料で、宿泊予約が成立した場合のホスト側手数料もAirbnbと同じく3%に設定されています。また、「HomeAway(ホームアウェイ)」はグループ内に12サイトを有しており、「VRBO(Vacation Rentals by Owner)」なども含まれています。
まとめ
地方都市の民泊では、蛍鑑賞や石窯でのピザ作り体験、うどん作り体験など、その土地でしか味わうことのできない貴重な体験プログラムも充実しています。民泊は、「コト消費」に変化しているインバウンドのニーズにも柔軟に対応していけるはずです。