250万人のフォロワーをもつ動物インフルエンサー「柴犬まる」飼い主 小野氏が手がける「まるごとホテル」が京都に誕生

THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ- アーカイブ無料配信中
完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

インスタグラムを中心に絶大な人気をほこる「柴犬まる」。その飼い主 小野慎二郎氏(以下、小野氏)がプロデュースするおもてなしアート空間「まるごとホテル英語表記:marugott hotel)」が、インバウンド最前線でもある京都府は清水五条駅より徒歩5分にオープンします。

プレオープンを記念して1月30日にイベントが開かれ、部屋を監修したミニチュア写真家 田中達也氏(以下、田中氏)と謎のクリエイター パントビスコ氏(以下、パントビスコ氏)と小野氏の3名で対談を開催。今回はその模様をレポートします。


訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)

「まるごとホテル」プレオープンイベント開催

▲「まるごとホテル」プレオープンイベントのようす
▲「まるごとホテル」プレオープンイベントのようす(左から田中氏、小野氏、パントビスコ氏、真ん中下段に「柴犬まる」)

おもてなし空間「まるごとホテル」とは?

インスタグラムを中心に外国人からも絶大な人気を集める動物インフルエンサー「柴犬まる」。その飼い主 小野氏がプロデュースし、京都府 清水五条駅より徒歩5分というインバウンドでも注目の場所にオープンしたのが「まるごとホテル英語表記:marugott hotel)」です。

動物を主体としたアカウントでありながら、250万人ものフォロワーを持つ「柴犬まる」のアカウント運営をする小野氏。一風変わったインフルエンサーならではの「おもてなし」を発信すべく、「おもてなしアート空間」としてオープンに至ったとのこと。

「おもてなしアート空間」とは、SNS上でのフォロワーに対する「自分のアカウントに訪れてくれてありがとう。この世界観でお過ごしください」といったインフルエンサーならではの感覚を、現実に体現した空間です。

「まるごとホテル」プレオープンイベントの様子

この「まるごとホテル」プレオープンを記念して、2019年1月30日、部屋の一部公開とプロデュース陣による対談イベントが開催されました。イベントでは「まるごとホテル」のコンセプトなど説明や写真撮影会も行われました。

監修アーティストの対談には、「まるごとホテル」をプロデュースした小野氏に加え、監修アーティストのミニチュア写真家 田中氏と、マルチクリエイター パントビスコ氏が登壇しました。

部屋の一部公開

イベントでは、2パターンの部屋が公開されました。1つ目の部屋は、壁にかけられた絵など至る所に食べ物が描かれています。

▲2パターンの部屋が公開。写真は1つめ
▲2パターンの部屋が公開。写真は1つめ

カラフルで個性的な配色でありつつも、照明などの効果で落ち着いた印象を与えています。

▲部屋を案内する、ミニチュア写真家の田中達也氏
▲部屋を案内する田中氏

2つ目の部屋は、1つ目とは打って変わってにぎやかなデザイン。

▲2つめの部屋は賑やかなデザイン
▲2つめの部屋は賑やかなデザイン

壁一面に描かれたイラストやメッセージひとつひとつを読んでみたくなります。


ベッドやソファに置かれたキャラクターのクッションもかわいらしい印象に。

▲部屋を案内する、マルチクリエイターのパントビスコ氏
▲部屋を案内する、マルチクリエイターのパントビスコ氏

「柴犬まる」の飼い主小野慎二郎氏と監修アーティスト対談

▲対談の様子
▲対談の様子(左から田中氏、パントビスコ氏、小野氏)

田中氏 パントビスコ氏2名の参加の経緯について、Instagramの中で遊んでいる感覚を疑似体験できる場所をつくりたいという思いに賛同してもらった、と小野氏より説明がありました。

パントビスコ氏は、SNSから出てきた人たちで面白いことをやりたいという小野氏の気持ちに賛同。そのうえで、“ちっちゃい個展会場を作ろう”というのをコンセプトに部屋作りを担当したといいます。「宿泊者の人には睡眠時間が削れるくらい見て楽しんでほしい」とコメントしました。

また田中達也氏は、小学校が一緒だった友達が面白い基地でも作ろうじゃないか、というノリで作ったと制作背景を解説。「普通のホテルというよりは友達の家に遊びに行ったような感じになればいいなと思っている」とコメント。

▲対談の様子
▲対談の様子(左からパントビスコ氏、小野氏)

続いてホテルのコンセプトの「おもてなしアート空間」について小野氏から解説。アートでおもてなしをすることで言葉の壁を超えられるので、言葉が通じない人も楽しんでもらえれば、と呼びかけました。

「何を楽しんでもらいたいか?」という小野氏の問いかけに対し、パントビスコ氏は、アートに触れるために泊まる、という宿泊以外の目的を持った人にも楽しんでもらいたい、と返答。また田中氏は、展覧会では写真だけじゃなく、ミニチュアが見たいとよく言われるので、実物が見られる場所があったら、と思っていたからちょうどいい、と返答しました。

それを受けて、パントビスコ氏は、展覧会は見たかったのに逃すということもあるが、ホテルなら展覧会と違って常設であることが「まるごとホテル」のメリットだとして提示します。

小野氏は、インスタグラマーが世界観を表現したホテルは多分世界初だ、と太鼓判。田中氏も、外国の方にはぜひ京都観光ついでに見てもらおう、と応じました。

▲対談の様子
▲対談の様子(左から田中氏、パントビスコ氏)

質疑応答では、どんな感じで宿泊できますか?の質問に対して、小野氏から、特別感のあるパッケージ、例えばまるとお散歩しながらインスタグラマーに写真を撮ってもらうなど、“体験”したいという人に泊まってもらおう、と回答。

また田中氏は、フィギュアの材料を置いて、実際に作って撮影してもらうセルフワークショップに言及。パントビスコ氏は、自分のキャラクターと絡んだものをプレゼントするのも良い、その場所に来ないとできないものが何かあれば、と回答しました。

▲対談の様子(左から田中氏、パントビスコ氏、小野氏)
▲対談の様子(左から田中氏、パントビスコ氏、小野氏)

最後に話題は地方創生や地方活性化に移ります。パントビスコ氏は、今回こういうパッケージでいろんな地方自治体をまわって地域を盛り上げたい、というのを小野さんから聞いてご一緒したいと思った、とコメント。

小野氏は、地方には魅力がたくさんあり、実際に行くと素晴らしいのになかなか伝わらないと嘆き、学校が統廃合でなくなっていると聞くので学校を(宿泊施設にするのは)いいかも、とコメント。地方自治体で学校が余ってるところがあれば、ぜひ声をかけてほしいと呼びかけました。


【9/18開催】ホテルトレンドLIVE! Vol.3 〜ホテル内レストランのお悩み解決編〜


今回は「ホテル内レストランのお悩み解決編」として、レストランの認知向上と衝動来店につなげるためのGoogleマップ活用法を解説します。

ホテル内レストランでは、

  • 「宿泊者以外の集客が難しい」
  • 「メディアや広告に頼らざるを得ない」

といった課題の声を多く耳にします。

宿泊者以外の利用を広げていくためには、レストランを利用者が見つけやすくし、検索から来店までの導線を整えることが重要です。

本セミナーでは、宿泊業界のデジタルマーケティングに特化したキャリアを持つエキスパートの徳永が、Googleマップを活用してお客様の衝動来店を促すための実践的なポイントをわかりやすくご紹介します。

<セミナーのポイント>

  • ホテル内レストランが取り組むべき課題を整理できる!
  • “衝動来店”を促すGoogleマップの実践的な工夫が学べる!
  • 宿泊業界のデジタルマーケティングに精通したエキスパートに直接質問できる!

詳しくはこちらをご覧ください。

【9/18開催】ホテルトレンドLIVE! Vol.3 〜ホテル内レストランのお悩み解決編〜

訪日ラボ主催「THE INBOUND DAY 2025」アーカイブ配信中!

訪日ラボを運営する株式会社movが8月5日に開催した、日本最大級のインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」のアーカイブ動画が公開中です。

アーカイブ配信では、元大阪府知事の橋下 徹氏と大阪観光局理事長の溝畑 宏氏による基調講演のほか、脳科学者の茂木 健一郎氏、日本文学研究者のロバート・キャンベル氏、アパグループ 社長兼CEOの元谷 一志氏などの貴重な講演の様子を一挙公開(一部を除く)。

参加できなかった方はもちろん、もう一度議論を見直したい方も、ぜひご覧ください。

視聴はこちら(無料)

【インバウンド情報まとめ 2025年9月前編】PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に9月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年9月前編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに