あなたの「インバウンド対応力」何点?熊本で「インバウンドFIT対応力向上ワークショップ in くまもと」開催 - 中小企業基盤整備機構九州本部

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近年のインバウンドは 地方分散 の時代に突入しています。日本政府が掲げる「観光立国推進基本計画」では、2020年までに 地方での訪日外国人宿泊者数を7,000万人泊にする 目標を立てるなど、インバウンドの地方誘致に積極的な姿勢をみせています。

しかしながら、多くの地方部では、観光資源の発掘や観光商品としての提案に四苦八苦しているケースが多いのではないでしょうか。そのような課題を抱える地方にとって参考になる 熊本県熊本市でのインバウンドFIT(外国人個人旅行者)向けの取り組み についてご紹介しましょう。


【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】

会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。

ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。

「インバウンドFIT対応力向上ワークショップ in くまもと」とは

中小企業基盤整備機構九州本部(以下、中小機構九州)は、インバウンド需要を取り込みたい事業者向けに、「インバウンドFIT対応力向上ワークショップ」を展開しています。初回開催は熊本県天草エリアで、第2回となる今回は熊本県の複数のエリア(熊本、人吉、阿蘇)に展開し、2019年1月24日に開催されました。

中小機構九州では、観光が地域振興にとって重要な要素の一つであるとしており、観光産業を中心とした面的な支援のモデルづくりにチャンレンジをしています。その一環として今回のワークショップは「in くまもと」と題して、広域DMCである「くまもとDMC」の共催、4つの自治体の後援を得て、熊本市内で開催されました。

訪日ラボも基調講演として登壇。本講演では、訪日外国人の国籍別割合から季節変動、各国のSNS利用比較などのデータに基づき、現状のインバウンドを取り巻く環境について解説しました。そのほかにも、訪日ラボを運営する上で収集した 各種事例インバウンド対応のトレンド、また2020年に向けたインバウンド対策の動向予測 などを展開しました。

「焼酎を世界に発信」キーポントはSNSでの口コミ

企業事例では、Glocal BAR Vibesを営む山下 紀幸氏がトリップアドバイザー上で熊本県No. 1の口コミ数が集まる人気店になれた秘訣について話しました。

SNSでいかに写真を発信してもらうことが重要である」と述べていました。訪日外国人が焼酎を飲み、その体験SNS上で発信すると、発信者の周りの人たちも「焼酎」というワードが拡散され、認知拡大につながると山下氏は考えています。山下氏はその他にも様々なアイディアを考え、実行し、焼酎を世界へ発信しています。

「日本の文化や歴史に触れて良い思い出を自国に持ち帰ってもらいたい」と山下氏は話していました。現在山下氏はこれまでの経験を活かし熊本の活性化に役立ちたいという思いで飲食店のコンサルティングも実施しており、その話に参加企業も熱心に耳を傾けていました。

▲SNSと口コミ活用の重要性を解説する Glocal BAR Vibes 山下氏
▲SNSと口コミ活用の重要性を解説する Glocal BAR Vibes 山下氏

グループワークでインバウンド対応力チェック、地元熊本の魅力を再認識

ワークショップの時間では、「インバウンド対応力チェックシート」を使ってインバウンド対応力について各社の診断を行いました。グローバルキャリア 代表 日高裕見子氏がワールドカフェ形式を用いてグループワークを進行する形で、熊本の魅力を一人一人が考えて、地元や自身の課題を洗い出し、熊本には様々な観光の魅力を秘めていることを再認識してもらいます。最終的には参加者にインバウンド対応の目標を宣言してもらう取組みを実施しました。

現状の課題を把握し、すぐにできることから実践し、優先順位をつけます。地域の異なる参加者が、グループワークで情報共有することで、議論や改善の検討を深める構造になっています。

▲グローバルキャリア 日高氏進行で参加者がインバウンド対応力を診断
▲グローバルキャリア 日高氏進行で参加者がインバウンド対応力を診断

まとめ:まずは「地元熊本を知る。自社がどのような状況にあるか」を把握することから始めよう

今回ご紹介した「インバウンドFIT対応力向上ワークショップ in くまもと」における「インバウンド対応力チェックシート」は非常に参考になる取り組みなのではないでしょうか。

訪日ラボでお伝えしている事例や、訪日コムのインバウンド対策カテゴリーなどを参考に 「インバウンド対策todoリスト」を作成し「自社のインバウンド対応はどこができていてどこができていないのか」を把握し、「何からなら着手できそうか」を検討することであれば、どんな事業であっても取り組むことができるでしょう。また、それを地域で共有するための場(グループワーク)は有用であると感じました。

まずは、データやチェックリストを用いて、インバウンド対策において「自社がどのような状況にあるか」を把握することから始めることが、インバウンド対策の第一歩と言えます。

▲「インバウンド対応力チェックシート」
▲「インバウンド対応力チェックシート」


【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

  • 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
  • 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
  • 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
  • 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける

詳しくはこちらをご覧ください。

宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】

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