人口の増加と経済成長が止まらないフィリピン。国民所得も増加の一途をたどり、訪日旅行のニーズが高まっています。そんなフィリピンは実は「SNS大国」と呼ばれているほどSNSが普及している国。訪日旅行を考えるフィリピン人に向けて、拡散力のあるSNSで訴求することは効率のよい手段と言えるでしょう。この記事ではフィリピン人の間で人気のあるSNSから効率的なプロモーション方法、事例まで解説していきます。
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フィリピンのインターネット事情・利用状況
フィリピンにおけるSNSの利用状況を確認する前にまずはその基本となるフィリピンのインターネットの利用状況を確認します。日本との比較を交えながらフィリピンのインターネット環境を理解していきましょう。
フィリピン人の71%がインターネットを利用
フィリピン人は世界の中でもインターネット利用率は高い水準にあります。「Digital2019」のデータによればフィリピン人の71%がインターネットを利用していると回答しています。この数値は世界平均の57%と比べて高く、フィリピンのインターネット環境は充実したものであると言えるでしょう。
国民の71%がインターネットを使用するという高い水準の中、SNSの普及率にも高い数値が出ています。同データによれば、フィリピンの中でのSNS普及率は71%です。インターネットを使用する7割の人のうちの7割ですから、国民の約半数がSNSを利用していることがわかります。フィリピンが「SNS大国」と呼ばれる理由はここにあるのです。
日本との比較
日本との比較を通じて、フィリピンが持つ特異性を明らかにしていきましょう。インターネット普及率に関しては日本はフィリピンよりも高い水準になっています。「Digital2019」によれば日本のインターネット普及率は94%。71%のフィリピンに大きな差をつけています。しかし、ことSNS普及率に関しては日本が61%とフィリピンに後塵を拝しています。インターネットの普及率こそ日本が充実していますが、フィリピン人の間でSNSが人気であることがわかります。
フィリピンで人気のSNSランキング
前ではフィリピン人が日本と比べて、より積極的にSNSを利用していることがわかりました。ここでは具体的にSNSの利用状況を確認していきます。
1.Facebookが圧倒的人気
フィリピンの中で圧倒的なシェアを誇っているSNSはFacebookです。「Digital 2019」によるとなんと97%がFacebookを利用していると回答しているのです。フィリピン国内携帯キャリアが安価で、しかも無制限にFacebookやYouTubeなどの特定のSNSサービスを利用できるプランを提供していることが、高い使用率を後押ししているようです。
また、Facebookの高使用率に伴って、FB Messengerの利用率も89%と高いものになっています。他には WeChatなども高い普及率です。
2.普及率だけでなく、利用率も高い!
アプリをダウンロードしてもそのアプリが使用していなければ、いくら普及率が高くとも意味がありません。しかし、フィリピンにおいてはそんな心配は無用です。
先述したFacebookの月間アクティブユーザー(実際にアプリを使っているユーザー)は約7500万人と言われ、これは日本の約2500万人と比べても大きな数値です。
この数字はフィリピンではインターネットを利用する人のほぼ全員がFacebookを利用していることを意味すると同時に、ウェブを使ったプロモーションではFacebookを利用することが不可欠なことになってくると言えるでしょう。
ASEAN諸国の旅行人口増加!SNS対策が重要に?
この数年でASEAN(東南アジア諸国連合)をターゲットにしたSNSによるプロモーションがますます重要になってきました。増え続ける訪日外国人ですが、その中でも東南アジア諸国からの訪日外国人数の伸びには目を見張るものがあるからです。
国連世界観光機関によると2016年1月〜2017年12月の2年間でASEAN諸国からの訪日外国人はかなり増加し、ASEANに所属するフィリピンでも約20%増加しました。
重要性が高まるASEANを対象にしたマーケティングですが、中でもミレニアル世代を意識したマーケティングが重要です。ASEAN加盟国10ヶ国はその人口の33.1%を15歳〜34歳が占めているからです。
ミレニアル世代はスマートフォンの利用率が高く、彼らを取り込むにはホームページのスマホ対応やスマホ対応やSNSを活用した情報拡散が不可欠です。
以下では実際にSNSを利用したマーケティングの例とFacebook記事の作成ポイントについて解説していきます。SNS施策が持つプロモーションへのインパクトと行うときの注意ポイントについて知っていただければと思います。
1.フィリピンでもっとも普及しているSNS:Facebookを利用したマーケティング事例
渋谷道玄坂に店舗を構える「ヤキニクバル 韓の台所 カドチカ店」は連日、お店の前に訪日外国人が並ぶ人気店です。
このお店、運用しているSNSこそFacebookのみですが店内掲載のチラシにはFacebookページの「いいね」やトリップアドバイザーの口コミを書きたくなるようなキャンペーンが目白押し。店側としてはしっかりとサービスを提供し、チラシ等で口コミを促進することによってユーザー主導型の情報拡散が行われているのです。
このようにして「ヤキニクバル 韓の台所 カドチカ店」は口コミを利用したインバウンド対策を行なっています。
2.Facebook記事を作る際のポイント
Facebookが持つ訴求効果の大きさがわかったところで、実際にFacebookに記事を投稿する場合の作成ポイントを解説していきましょう。
一つ目のポイントは、一つの記事にポイントを詰め込み過ぎないことです。SNSの記事は基本的にスキマ時間の暇つぶしにしか過ぎません。短時間でサクッと伝えたいポイントがわかる記事にすることが大切です。
二つ目のポイントは、写真や動画に「リアルっぽさ」を盛り込むことです。記事のテーマが決まったらそれに合う写真や動画を記事に加えていきます。写真や動画は実際の様子が伝わりやすいものであることが何より重要です。加えて、「人」を入れた写真は訴求効果も高いため、意識するとよりよいでしょう。
三つ目のポイントは読み手をイメージした文書を書くことです。プロモーションしたいユーザーはどのような人物なのか=ペルソナを明確にすることで、使用する単語や文章のボリューム感を決めてください
Facebookを利用してフィリピンに向けた効果的なマーケティングを
これまでフィリピンにおけるFacebookの存在感の大きさと、実際にFacebookを利用したプロモーション事例、Facebook投稿の際のポイントを解説してきました。
高い人口的・経済的潜在力を有するフィリピンはこれからの訪日旅行でも主役となる存在です。ぜひ上で解説したポイントを抑えてマーケティングに活かしてください。
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