【海外の反応】東京オリンピック2020にブルーインパルスが再登場?1964年東京・1998年長野・演出の詳細解説

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日一日と東京オリンピックの開催が近づいてきます。期待が高まる反面、起こりうるトラブルについての意見もインターネットではよく見られます。東京に生活・勤務する人々に心配されていることの一つが交通機関の混雑です。開催を一年後に控え、来週は高速道路でのTSM(交通システムマネジメント)の試行が実施される予定です。またテレワークの導入で混雑を緩和させる施策も、政府の主導ですすめられており、こちらも開催1年前の今、試験が行われています。

こうして万全の態勢で臨む東京オリンピックで、日本らしさを代表する演出として、今、期待のまなざしが集まるのが「ブルーインパルス」です。

ブルーインパルスはアクロバット飛行を披露する航空自衛隊のチームで、1964年の東京オリンピックや1998年の長野オリンピック、そして2002年のサッカーワールドカップで圧倒的な存在感のパフォーマンスに成功しています。

この記事では、ブルーインパルスは過去どのような演出を行ってきたのか、またその演出に対する海外の反応などをご紹介します。

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ブルーインパルスとは?演出3つを紹介

航空自衛隊と言われたときに、飛行機のアクロバット飛行をイメージする人も多いかもしれません。

そのアクロバット飛行(展示飛行)をするチームこそが、ブルーインパルスです。正式名称は、宮城県松島基地の第4航空団所属の「第11飛行隊」で、航空自衛隊のことをより多くの人々に知ってもらうためにプロモーションする役割を担っています。

航空自衛隊の航空祭や国民的な大きな行事の際は、一糸乱れぬフォーメーション飛行やダイナミックなソロ演技など、驚異的なパフォーマンスを披露しています。

では、ブルーインパルスの飛行パフォーマンスの中から、厳選して3つご紹介します。

1. レインフォール

▲レインフォール:航空自衛隊HP
▲レインフォール:航空自衛隊HP

スモークを出しながら5機の飛行機が垂直に降下し、途中で分かれて水平に飛行していくことで、スモークの軌跡が5つの方向に美しく広がっていくという演出です。

2. フォーシップ・インバート

▲フォーシップ・インバード:航空自衛隊HP
▲フォーシップ・インバード:航空自衛隊HP

4機の飛行機がダイヤモンドの形を作る「ダイヤモンド編隊」で進み、途中で全機が180度回転して逆さまになったまま飛行します。通常と比べて操作が逆になるため、高度な操縦テクニックを要するといいます。

3. スタークロス

▲スタークロス:航空自衛隊HP
▲スタークロス:航空自衛隊HP

ブルーインパルスのアクロバット飛行の中でも、特に人気が高いのがこの「スタークロス」です。5機の飛行機が5つの方向に飛行し、星を描きます。

ブルーインパルスは東京オリンピック2020に登場するのか?

今年、2020年の東京オリンピックに、ブルーインパルスが登場するかもしれないという情報が流れました。ギリシャからの聖火が日本に到着する際の式典への登場が有力視されています。

2020年3月20にギリシャで採火される聖火は、ギリシャ国内を8日間リレーした後に、空路で宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地に運ばれます。その後、福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」から聖火リレーを開始し、121日間かけて全47都道府県を巡る予定です。

東日本大震災で冠水した同基地は、復旧後の救援物資の輸送拠点として使われていたことから、「復興五輪」にふさわしいとして聖火の到着地に選ばれたという経緯があります。

同基地を本拠地とするブルーインパルスが、聖火の到着に関わる式典や開会式などに活用される案が出たのは偶然ではないと言えるでしょう。

1964東京オリンピックでの演出

ブルーインパルスは、1964年の東京オリンピックの開会式でアクロバット飛行を披露しました。

選手宣誓が終わった後に放たれたハトを、人々が目で追い見上げたところでブルーインパルスが登場し、5輪のマークを青い空に描くというドラマチックな演出です。この場面は、前回の東京オリンピックの象徴的なシーンとして今なお語り継がれています。

1998長野オリンピックでの演出

1998年の長野オリンピックでも、ブルーインパルスはアクロバット飛行を行いました。開会式のクライマックス、小澤征爾さんが指揮するベートーベン交響曲第九番の合唱が終わると同時に、5輪のシンボルカラーのスモークを出しながら会場の上空を通過するというものでした。

山に囲まれた盆地の長野で、冬の天候が不安視されるという難しい条件下でした。さらに、開会式はスケジュールがあるとはいえ、入場行進など全てが時間通りに行くとは限りません。タイミングを合わせるのも非常に難しい状況だったにもかかわらず、ブルーインパルスの飛行は見事に成功しました。


2020年の東京オリンピックは夏です。天候条件や技術の向上を考えると、ブルーインパルスが再登場すれば当時よりも豪華な演出になることが期待できます。

カラースモークは使われるのか?

機体から長くのびるスモークは、ブルーインパルスの展示飛行の特徴とも言えます。1964年、1998年のオリンピックではカラースモークを使った演出がされていました。

人々の目を楽しませたカラースモークですが、1998年の長野オリンピックの後に「車に色が付着した」というクレームが入り、調査の結果、確かにカラースモークの染料が原因だったことがわかったため、その後はカラースモークは禁止されています。

噴射されるスモークは、ジェットエンジンの排気口に特別なオイルを吹き付けて、それが燃焼して気化され大気で冷やされることで発生しますが、カラースモークはそのオイルに染料を入れて作るため、落下した場合には色が付着するリスクはなくせません。

付着した場合でも問題を最小限に抑えられるよう、現在カラースモークの復活に向けて、主に航空機の技術開発を担う「航空開発実験集団」が調査を行っているといいます。例えば、フランスなどの展示飛行で使われている安全な染料を取り寄せ、日本でも使用できないかを検証しているそうです。

【海外の反応】ブルーインパルスの雄志に称賛

素晴らしい技術と演出で人々の心を惹きつけるブルーインパルスですが、海外からも称賛する声が多くあります。

ブルーインパルスを称賛する反応が多数

ネット上では、次のような声が見られます。

Blue Impulse, You rule!!! 
(ブルーインパルス、すごい!!!)
Super Japanese pilot.
(すばらしい日本のパイロットだ。)

These guys inspired me to become a pilot.

(彼らに触発されてパイロットになりたいと思ったよ。)

perfect

(完璧だ)

Awesome!

(スゴイ!)

日本 總是給人 專業 得形象!!GJ

(日本は常に「プロ」というイメージを人々に与えるね!!グッジョブ )

東京オリンピック2020でブルーインパルス再登場に高まる期待

ブルーインパルスは、1964年の東京オリンピック・1998年の長野オリンピックで、多くの人を感動させるパフォーマンスに成功しています。

そのダイナミックな演出と繊細な技術を、2020年の東京オリンピックでも再び見られるのではないかと期待されています。起用の際には、往年とたがわず、ブルーインパルスが国民的イベントに大きな花を添え、海外からの注目を集めることになるでしょう。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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