2014年に人口1億人を突破し、これからの経済成長が期待されているのが、フィリピンです。 近年の英語留学の流行により、その知名度も向上しています。
キリスト教徒が90%を超えるアジアでも有数のキリスト教国であり、主要高等教育の一つの看護・福祉教育分野の優秀な人材は、日本政府が指定する特定技能外国人としてビザの発給が行われています。
旅行者としてのフィリピン人はというと、昨年2018年には初めて50万人を突破しただけでなく、観光庁の発表した2019年6月の訪日外客数においても前年同月比25.7%もの大きな伸率を記録しており、今後重要な市場となっていきそうです。
フィリピンはアジアの中でも流暢な英語を話すことで有名で、フィリピン人とのコミュニケーションは現地語を使わなくても比較的容易に取ることができます。英語と同じく、フィリピンの公用語となっているのがタガログ語(タガル語)です。
この記事は、今後訪日旅行客の増加が予想されるフィリピン人とのコミュニケーションに役立つ、簡単なタガログ語について紹介します。
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)フィリピン人との会話ですぐに使えるタガログ語表現
タガログ語でコミュニケーションが取れる日本人は、恐らく多くありません。宿泊施設や店頭での接客で披露することで、施設に対する良いイメージを醸成することができるでしょう。
基礎(挨拶)
- Hi/ Hello ハロー(こんにちは)
- Kumusta ka? クムスタ カ(お元気ですか?)
- Magandang umaga マガンダン ウマーガ(おはようございます)
- Magandang hapon! / Magandang araw マガンダン ハーポン/マガンダン アラウ(こんにちは)
- Magandang gabi マガンダン ガビ(こんばんは)
- Paalam na パアラム ナ(さようなら)
応用(自己紹介)
- Ang pangalan ko ay *** アッパン ガーランコ アイ(私の名前は、***です)
- Ano pong pangalan ninyo? アノポン パンガーラニーニョ(あなたのお名前はなんですか?)
- Hapon / Haponesa ako ハポン/ ハポネーザ アコ(私は日本人です。男性/ 女性)
相槌と質問への返事
会話の中でよく使われる相槌や返答のフレーズも、メモを手元におけば難しくありません。
- Salamat Po サラマッポ(ありがとう)
- Walang anuman ワラン アヌマン(どういたしまして)
- Pakiulit パキウーリット(もう一度言ってもらえますか?)
- Makikiraan po マキキラアン ポ(すみません)
- Alam アラーム(わかります)
- Hindi alam ヒンディ アラーム(わかりません)
- Sandali lang サンダリーラン(ちょっと待ってください)
- Pasensya ka na パセンシャ カナ(ごめんなさい)
- Opo オッポ(はい)
- Hindi po ヒンディポ(いいえ)
- May メイ(あります)
- Wala ワラ(無いです)
- Ayos lang アユスラン(大丈夫)
- Paki パキ(お願い)
- Ano po sa tingin ninyo? アノポー サティンニーニョ(どうですか?)
- Talaga? タラガ?(本当ですか?)
質問表現
- Kailan? カイラン(いつ?)
- Saan? サーン(どこ?)
- Sino?シーノ(誰?)
- Ano? アノ(何?)
- Magkano? マグカーノ(いくら?)
単語だけでも、コミュニケーションに役立つ
挨拶は心の距離を縮める効果もあります。質問表現は、会話のバリエーションを増やし、たとえ名詞や数字だけでも、母国語を話す施設やスタッフは、接客する相手である訪日外国人に好印象を与えるでしょう。文章で意思疎通を取らなくても、最低限通じる単語を使ってあげる事で会話をすることも可能です。
名詞と数字についてまとめます。
名詞
- Ako アコ(わたし)
- Ikaw イカゥ(あなた)
- siya サャ(彼・彼女)
- Dito ディート(ここ)
- Doon ドオーン(そこ)
- Ngayon ナヨーン(今日)
- Bukas ブカス(明日)
- Kahapon カハポン(昨日)
- Sa linggong ito サ リンゴンイトー(今週)
- Noong isang linggo ノン イサリンゴー(来週)
数字
- Isa イサ(1)
- dalawa ダラワ(2)
- Tatlo タットロ(3)
- Apat アーパット(4)
- Lima リマ(5)
- Anim アーニム(6)
- Pito ピト(7)
- Walo ワロ(8)
- Siyam シャム(9)
- Sampu サンプ(10)
- Isang daan イサンダアン(100)
- Isanglibo イサンリーボ(1,000)
まとめ
フィリピン人は先に述べた様に英語でのコミュニケーションにも長けているので、どうしても通じない、言葉が浮かばない時は英語で補っても問題ありません。タガログ語では、「Hi」「Bye」「OK」などカジュアルな日常表現はじめ、名詞においてもそのまま英語を使用していることもあります。伝えたいことがあれば、英語でコミュニケーションをはかれば問題が解決することも多いでしょう。
今後、訪日フィリピン人旅行者も増えていくと考えられます。リピーターの獲得は、観光業界では欠かせない施策です。また来たいと思ってもらえるような環境づくりの一環として、タガログ語の挨拶や単語を覚えることは有効な一手となるはずです。
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