海外旅行で国際線を利用する際には「燃油サーチャージ」を支払います。燃油サーチャージはJALやANAをはじめとする日本の、そして世界各国の航空会社が採用している料金システムです。燃油特別付加運賃とも呼ばれます。
全日本空輸は昨日、国際線利用客が航空券購入時に支払う燃油サーチャージについて、2019年10~11月発券分を引き下げることを発表しました。
燃油サーチャージはどのように金額が決められているもので、何のための料金なのでしょうか。
この記事では、燃油サーチャージの概要、行先別のその金額の相場、払うタイミングについて解説します。
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)燃油サーチャージとは?
燃油サーチャージは、購入時期によって変動があり、徴収していない航空会社もあるため、正しい知識を身につけていないことによって損をしてしまう可能性もあります。
燃油サーチャージとは正式には「燃油特別付加運賃」という名称で、飛行機の燃料価格が高騰した際に、乗客に燃料価格の一部を負担してもらう意味で航空会社が徴収しています。サーチャージは「割増料」を意味します。
JALやANAなどの大手航空会社では基本的に燃油サーチャージを設定しており、格安航空会社(LCC)の各社ではサーチャージ の徴収は行なっていないことがほとんどです。
旅行先によって変わる燃油サーチャージ|値段を比較
旅行先までの距離に応じて必要な燃料の量も異なるため、燃油サーチャージについても旅行先によって金額が異なります。 運航距離の短い国内線では燃油サーチャージは課されないケースが一般的で、国際線は目的地までの距離が遠くなるほど燃油サーチャージ額も高くなります。
また、燃料価格変動による燃油サーチャージ額の変動は基本的に2ヶ月ごとに行われています。
以下では、2019年6月1日から7月31日まで(表内左側)、2019年8月1日から9月30日まで(表内右側)の燃油サーチャージ額を比較します。
北米・ヨーロッパ・オセアニアなど
北米やヨーロッパ、オセアニアでは燃油サーチャージのみで10,000円以上かかるケースも少なくありません。
また、以下表に記載されているように4,000円から5,000円程の変動が発生することもあるため、サーチャージの見直し時期に航空券を購入する場合には購入日を数日ずらすだけで少しお得に購入できることもあります。
| 航空会社 | 2019年6月1日から7月31日まで |
2019年8月1日から9月30日まで |
| ANA | 10,500円 | 14,000円 |
| JAL | 10,500円 | 14,000円 |
| アシアナ航空 | 10,500円 | 14,000円 |
| シンガポール航空 | 運賃組み込み | 運賃組み込み |
東南アジア
東南アジアは欧米圏に比較して距離が近いため、燃油サーチャージの額は北米やヨーロッパの半額以下で済むケースが一般的です。
航空会社 |
2019年6月1日から7月31日まで |
2019年8月1日から9月30日まで |
| ANA | 4,500円 | 6,500円 |
| JAL | 4,500円 | 6,500円 |
| デルタ航空 | 4,500円 | 6,500円 |
| シンガポール航空 | 運賃組み込み | 運賃組み込み |
東アジア(韓国を除く)
東アジアは東南アジアからさらに金額が下がり大手航空会社においても課されているサーチャージ 額は3,000円前後です。
| 航空会社 | 2019年6月1日から7月31日まで |
2019年8月1日から9月30日まで |
| ANA | 2,500円 | 3,500円 |
| JAL | 2,500円 | 3,500円 |
| マカオ航空 | 2,500円 | 3,500円 |
| チャイナエアライン | 2,500円 | 3,500円 |
| キャセイパシフィック | 2,000円 | 3,000円 |
韓国
隣国である韓国はサーチャージ の額も最も安く1,000円前後で推移しています。
航空券の金額もさることながら、安価なサーチャージ額も韓国への海外旅行が手軽であると認識される理由の一つでしょう。
| 航空会社 | 2019年6月1日から7月31日まで |
2019年8月1日から9月30日まで |
| ANA | 500円 | 1,000円 |
| JAL | 500円 | 1,000円 |
| アシアナ航空 | 800円 | 1,300円 |
航空会社による差はあまりない
燃油サーチャージは、旅行先までの距離や購入時期による差は大きいといえますが、それぞれの航空会社による差はほとんどなく誤差の範囲内です。
またPeachやジェットスター、エアアジア、セブパシフィックなどのLCCでは燃油サーチャージの徴収を行っていないので、旅費を比較する際にはこうした会社の場合は航空券の価格を比較対象とすることができます。
燃油サーチャージを払うタイミングは?
燃油サーチャージはチケットの購入時点のサーチャージ額が徴収されます。また、航空会社や旅行のパッケージによっては燃油サーチャージが航空券代、パッケージ旅行代金に含まれている場合と、別途支払いが必要な場合があるため注意しましょう。
この続きから読める内容
- あらかじめ含まれている可能性高!
- ツアーに申し込む際や航空券購入の際に注目しよう
- 時期などに考慮すれば旅行のコスパを高めることも
- 日本の魅力ある商品を在日外国人インフルエンサーとつなげるマッチングプラットフォーム「trial JAPAN」
- 【インバウンド情報まとめ 2026年1月後編】インバウンドの市場規模を他産業と比較する / 2025年の訪日外客数、過去最高の4,268万人 ほか
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