JPモバイルとは | 事業内容・民泊Wi-Fiの特徴・メリット

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JPモバイルは、旅行で短期滞在をする外国人旅行者や、長期滞在をする外国人留学生をメインターゲットとしてSIMカードやその他通信設備の提供をサービスとして行う会社です。

また、企業向けにはインバウンド向け広告事業や民泊Wi-Fiのルーターのレンタル事業も手がけており、MVNOを中心とするさまざまなソリューションを提供しています。

この記事では、JPモバイルの事業内容、民泊Wi-Fiのメリットや一般的なモバイルWi-Fiサービスとの違いについて解説します。


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JPモバイルとは:多角的サービスでインバウンドの日本滞在を充実

JPモバイルとは外国人旅行者が日本での滞在を楽しめるように、通信面と航空券や交通機関の乗車券、各種施設の入場券など、さまざまなサービスを提供している会社です。

JPモバイルではMVNO(Mobile Virtual Network Operator)サービスを中心としており、インバウンドや事業者向けに特化したMVNOや外国人旅行者に対する訪日前のチケット手配などをサービスとして提供しています。

特に通信関連事業はJPモバイルの主軸で、訪日外国人だけでなく在日外国人に向けても通信環境を提供しています。 

1. 訪日外国人旅行者向け旅前サポート事業

JPモバイルでは訪日外国人向けの旅前サポートとして旅行者向けSIMのレンタル、交通機関やテーマパークのチケットなどを一括して手配し自宅へ配送するサービスをしてます。

また、民泊事業者向けに民泊Wi-Fiルーターの提供もしています。多言語対応、解約違約金無し、ゲストの室外持ち出し可能など、民泊事業者にもユーザーにも魅力的な条件が揃っています。双方から高い評価を得ています。 

2. 在日外国人向け通信サービス事業

JPモバイルでは在日外国人向けの通信サービス事業も展開しており、多言語対応サポート付きの通話SIMである「JP Smart SIM」やスマートフォンの販売業務も手がけています。

クレジットカードや銀行口座を所有していなくても購入可能であることから労働や留学を目的として在日している外国人が多く利用しています。

また、2018年からは光回線を利用した通信環境提供も行っており、データSIMや通話機能付きSIM、Wi-Fiレンタルと併せてワンストップでのサービスを提供しています。 

3. 業界特化型MVNO

JPモバイルではカメラ専用SIMや医療、介護の現場で利用される端末専用のSIMなど、業界特化型のSIMを提供しています。

必要な枚数、帯域に応じて発注できるため、最低限のコストで最大限のパフォーマンスを発揮できる点がJPモバイルのMVNOの利点です。

民泊事業者向けのWi-Fiルーターも必要な数、必要な帯域に応じてレンタル可能なため、民泊施設の広さや間取りに適したレンタルサービスが提供されます。 

インバウンド広告事業

JPモバイルでは旅行者向けSIMサービスと絡めてインバウンド広告事業にも取り組んでいます。

旅行者が利用するSIMのデリバリー時にチラシを同梱する、旅行中のSIMユーザーに向けて広告ページを表示するなどのプロモーションが可能で、旅前、旅中の旅行者に向けた広告を掲載できます。 

業界シェア率No.1の民泊Wi-Fi

タブレット端末やスマートフォンの普及により情報化社会へのシフトが進む現代では、民泊施設においてもWi-Fiサービスが求められており、JPモバイルの手がける民泊Wi-Fiレンタル事業は業界内シェアナンバーワンとなっています。

以下では、民泊におけるWi-Fiの必要性、メリットについて解説します。 

民泊Wi-Fiとは?

民泊Wi-Fiとは民泊施設に設置することを目的として提供されるモバイルWi-Fiで、通信量や契約の面において民泊事業者向けにチューニングされているケースが多数あります。

民泊施設は旅行者にとって旅中の拠点となる場所であり、翌日訪れる観光地や交通手段の下調べ、予約手配を行なった施設からの案内メールなど、インターネットを利用する機会も多いのでWi-Fiは重要です。

また、規模の大きなホテルではほとんどがWi-Fiを完備しているため、Wi-Fiのない民泊施設はサービスが充実していないという印象を与えてしまうこともあります。 

外国人が日本滞在中に「困った」こと1位は25%超で「コミュニケーション」/「Wi

観光庁によると2018年の訪日外国人数は史上初めて3,000万人を突破し、訪日外国人観光客数の流入は年々加速しています。多くの人が「日本=おもてなし」と感じることから、ホスピタリティーあふれるきめ細やかなサービスは世界中から高く評価されています。しかし一方で、訪日外国人観光客が旅行中に不満に感じることも少なからずあります。そこで今回は、訪日外国人観光客が日本を訪れた際にどのようなことに困ったのか見ていきましょう。目次訪日外国人が最も困ったのは「コミュニケーション」コミュニケーションで困った...

 

民泊WiFiの5つの特徴

民泊Wi-Fiとして提供される端末は民泊事業者向けにチューニングされているため、契約やサポートにもそれ向けのシステムが存在します。

民泊Wi-Fiの特徴は以下の5つです。

  1. 通信制限
    家庭や外出先で利用することを想定している一般的なモバイルWi-Fiサービスでは通信制限が設けられているケースが多く、個人や家庭での利用においてはそれぞれの利用者ごとに必要な通信量で契約することができますが、1日単位でゲストが替わる民泊施設ではそれぞれのゲストの通信量の目安を知ることはできません。
    また、3日間で3GB、1ヶ月間で20GBといったように一定の期間ごとの通信量に応じて制限がかかるWi-Fiサービスでは前ゲストの通信によって滞在時に制限がかかってしまうこともあり、ゲストに快適な通信環境を提供できない可能性もあります。
    その点、民泊Wi-Fiでは通信制限がないため、いついかなる時もゲストに快適な通信環境を提供することが可能です。 
  2. 契約期間
    一般的なモバイルWi-Fiサービスでは契約期間があらかじめ設けられており、早期解約には違約金が付されることも少なくありません。
    しかし、民泊施設の場合ゴールデンウィークや夏休み、年末年始に合わせてゲストに貸し出していたり、施設の改修などで長期休業したりということもあるでしょう。
    民泊Wi-Fiでは契約期間の縛りがないため、運営状況に応じて自由に契約の開始、終了できます。
  3. 保証システム
    不特定多数のゲストがモバイルWi-Fiルーターを利用する民泊施設では紛失や破損のリスクが高くなります
    民泊Wi-Fiであれば紛失、破損時の保証システムを備えているため、代替品の提供や条件を満たす場合には無償修理の提供をしているサービスもあります。
  4. プラン変更 
    民泊ではゲストがWi-Fiのプランを勝手に変更してしまい通信料を追加請求されるトラブルも発生しています。
    民泊Wi-Fiでは対応策としてゲストによるプラン変更やルーターの詳細設定はできないようになっているため、そのようなリスクを軽減できます。
  5. 多言語サポート
    海外からのゲストも多い民泊施設ではWi-Fiの利用方法について外国語で連絡が寄せられることもあります。
    民泊Wi-Fiを提供する各社でゲストからのWi-Fiに関する質問に対して多言語対応サポートをしているため、民泊事業者側で多言語対応のガイドや案内を用意する必要もありません。 

JPモバイルのWi-Fiが備えるメリット

民泊Wi-Fiには上に挙げたようなメリットがありますが、JPモバイルが提供するWi-Fiにはさらに独自の特徴やメリットが存在します。

以下では、JPモバイルが提供するサービスについて紹介します。 

1. 多言語サポートがある

JPモバイルでは、日本語はもちろん、英語、中国語、ベトナム語に対応しておりWi-Fiに関する外国人ゲストからの質問に答えられます

サポート専用チャットアプリでの対応も可能で、欧米圏でユーザーの多いWhatsappや中国でユーザーの多いWeChatなど、海外でよく利用されているメッセンジャーアプリへのサポートも充実しています。 

2. 閑散期は利用を控えられる

JPモバイルでは契約期間が決められていないため、任意のタイミングで解約手続きができます

税別3,000円の解約事務手数料はかかるものの、一般的なモバイルWi-Fiサービスにおける早期解約についての違約金はさらに高額であるケースが大半で手続きにも時間がかかるというデメリットがあります。

JPモバイルではマイページから解約処理ができるため、一時的な休業などの場合にも手軽に手続きができます。 

3. LTEで安定・快適通信!

JPモバイルが提供する民泊Wi-FiはLTE回線を利用しているため速度や品質の面でも優れています

公共施設のフリーWi-Fiなどでは回線の脆弱性や速度の遅さが気になることもありますが、LTE回線を利用したJPモバイルの民泊Wi-Fiであれば複数のゲストが同時に利用しても十分な速度を発揮します

また、過度なデータ通信が行われた場合を除き通信制限なしで利用できるため、民泊を利用するゲストからも好評を得られることでしょう。 

4. 法人にも対応で大口の一括申込み可能

民泊事業者の中には法人によって事業の運営をしていることもありますが、JPモバイルでは法人向けの大口注文にも対応しています。

個人利用や少数の発注であれば概算で簡単に事前見積もりを出していますが、大口注文の場合には個別に見積もりをとっているため、予算を組む上でも利便性の高いサービスといえるでしょう。

なお、申し込みの際にはインターネットで一括して行えるため、煩雑なやり取りや面倒な手続きも必要ありません。 

インバウンドの宿泊施設にWi-Fi無しはありえない

マップ検索、乗り換え検索、観光地についての情報収集など、旅行中にはインターネットを利用する機会が非常に多く、海外に比べて日本では公共施設におけるWi-Fiサービスが遅れているため、訪日外国人客の中には通信環境の整備について不満を感じている人々も少なくありません

上記のような状況に鑑みると宿泊施設におけるWi-Fi設備は必要不可欠なものであると認識すべきといえるでしょう。 



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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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