9月12日から9月14日は韓国のお盆、「秋夕(チュソク)」です。
本来ならこの時期に日本旅行に来る韓国人も多いですが、今年は日韓関係の悪化に伴い、双国への旅行者減のニュースが目立ちます。
韓国の文化観光研究院はこれに先立ち、韓国人の日本旅行に関するアンケート調査を実施しました。
※Twitterの日本語訳は特に断りのない場合、訪日ラボ編集部による。
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
日本旅行キャンセルの9割原因は「日韓関係悪化」
ソウル聯合ニュースによると、韓国文化観光研究院が11日、日本旅行に関するアンケート調査の結果を発表しました。調査は8月23日から9月2日の間に1,326人を対象にオンラインで行われています。
このうち日本旅行を計画していた人は534人で、うち約70%が日本旅行をキャンセル、または行き先を変更していました。
キャンセルした理由について、回答者の93.2%が「日韓関係の悪化」を挙げており、近日の日韓関係の状況が個人にも反映されていることが分かります。
行き先を日本から変更した人の中でも、国内旅行に変更した人は43.8%と半数ほどを占めました。日本以外の海外に変更した人たちは、ベトナムや台湾、香港が多く挙がり、近くのアジア圏にやむを得ず変更した様子がうかがえます。
なぜ韓国人は日本を旅行先に選ぶのか
JNTOによると、2018年に日本を訪れた訪日韓国人は753万9,000人でした。これは838万100人の訪日中国人に次いで2番目に訪日数が多い国となっています。
韓国文化観光研究院の関係者によると、韓国人は旅行先を選ぶ際にアクセスの良さや価格(コスパの良さ)を魅力としてとらえています。こうした傾向から、近いうえに様々な観光コンテンツが揃う日本は、ながらく人気となってきました。
韓国人は個人旅行で日本を訪れることが多く、団体旅行客は全体のわずか10~20%となっています。
また、短期滞在ながらもリピートする人が目立ちます。自分の趣味に合わせて旅行の計画を練ることも多い韓国人旅行客にとって、移動時間もあまりかからない日本は気軽に訪れやすい旅先となっていました。
訪日韓国人観光客の特徴
日本の製品やコンテンツに強い関心を持っており、距離的にも近い韓国はインバウンド消費を狙ううえで無視できない国のひとつです。リピーターが多く、自分の興味に合わせた旅行プランを練る傾向のある韓国人観光客は、東京都などの定番観光スポット以外にも足を運びます。
実際に中止・変更した韓国人の反応は?

Twitter:日本旅行の予定を変更した人のコメント(https://twitter.com/shirot123/status/1170248349804449792)
訳 : 学校で学生何人かと面接をして(日本語の読み書きが出来なければならず、パスポートも必要)通過した子たちは日本を旅して過ごす可能性が高かったのに…時期が…キャンセルした

Twitter:日本旅行の予定を変更した人のコメント(https://twitter.com/shirot123/status/1170248349804449792)
訳 : 台湾か…私も機会があったら行ってみたい。友達と日本旅行に行く予定だったけどキャンセルして…(他に)いい場所があったら教えてください(笑)

Twitter:日本旅行の予定を変更した人のコメント(https://twitter.com/Real__jss/status/1163305330375188480)
訳 : 私たち修学旅行でシンガポールから日本に行く予定だったけど時期が時期なので、結局、済州島に最終変更。あんまりだなと思ったけどジュンミョン(好きな芸能人)が行ったなら今日から1pickは済州島だ。※1pick=お気に入り

Twitter:日本旅行の予定を変更した人のコメント(https://twitter.com/hijukun/status/1158334181614637056)
訳 : 友達との日本旅行を全部キャンセルして台湾に変更したけど、いざとなると台湾で分かるのは故宮博物館しかなくて困ってる…(笑)
今後の日韓旅行にも影響…?
韓国人にとって、日本は比較的近場で訪れやすい場所です。しかし、日韓関係の悪化に伴い訪日客が減少していることも事実です。
SNSへの投稿を見ると、日本への旅行をキャンセルする人自身が反日的な感情を持っているわけではなく、修学旅行など団体旅行でのやむを得ない変更や、時期を考えたうえでの考慮などが多いことが分かりました。
今日本のインバウンド市場は、日韓関係の改善につながる突破口となるイベントの訪れを待つしかなく、韓国市場へ訴求しながらも他の市場にも目を向けていく必要に迫られていると言えるのかもしれません。
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