急成長を遂げるビジネスモデルの実態は
株式会社ヴァリューズは、12月11日、「中国ソーシャルコマース業界」に関する調査レポートを、日本向けに発表しました。
「ソーシャルコマース」とは、SNSとECを結んだビジネスモデル。流通や集客コストが低いため、今後も市場は伸長すると考えられています。
なお、この調査は、中国最大手のネットデータ調査会社「iResearch社」と協力。主に、2014-2020年中国におけるECサイト市場の取引額、2018年Wechatの利用実態、2019年4月中国人のSNSアプリ利用調査のデータを使用しました。
急成長する「ソーシャルコマース」には課題も
中国における「ソーシャルコマース」は、団購(共同購入)型、会員制購入型、コミュニティ購入型、コンテンツ購入型と、大きく4つのモデルに分けることができます。
団購(共同購入)型、会員制購入型、コミュニティ購入型は、低価格の商品をユーザーに提供する一方、加盟ユーザーへの報酬によって、ユーザー間における宣伝を促します。
コンテンツ購入型にて、ユーザーは、興味のある商品に対するクチコミ等の投稿を閲覧できるため、購買意欲促進につなげることが可能となります。
2018年、中国におけるソーシャルコマースの市場規模は、6,268億5,000万元にのぼり、売上高増加率は255.8%を記録。また、2020年には、2兆673億元になることが見込まれ、急速に成長していることがわかります。
しかし、このビジネスモデルは、簡単にコピーも可能。企業の競争力を高めることは困難だとされています。
従い、何度も購入してくれるリピーター「ファン」を獲得するためには、企業オリジナルの運営モデルや、統合的なサプライチェーンの構築が重要なカギを握ると考えられます。
(画像はプレスリリースより)
(C)VALUES Inc.
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▼外部リンク
株式会社ヴァリューズ プレスリリース
https://drive.google.com/