前年同月比1.1%のマイナス
日本政府観光局(JNTO)は、2020年1月の訪日外客数を2月19日に発表しました。前年同月比1.1%のマイナスとなりましたが、市場別では東南アジア、欧米豪などの地域で1月として過去最高を記録しています。
韓国市場は減少、東南アジア・欧米豪が上昇
2020年1月の訪日外客数は、266万1,000人で、前年同月比マイナス1.1%となりました。前年同月を下回るのは4か月連続となっています。
その要因として韓国市場の減速があり、前年同月比59.4%のマイナス。市場全体の上昇を抑える形となりました。
訪日外客数を地域別にみると、東アジアは72.2%、前年同月の77.2%から減少しました。東南アジアとインドは12.9%で前年同月の9.8%から上昇、欧米豪は11.4%で前年同月の10.1%から上昇となっています。
香港、マレーシア、フィリピン、ベトナムは前年同月を大きく上回り、いずれも40%を超えるプラスとなっています。また、豪州は単月として過去最高を記録、韓国・ドイツ市場を除く17市場で、1月として過去最高を記録しました。
インバウンドの見直しと新たな施策を
今年の春節は1月であったことから、東アジアの需要が前倒しになり、中国市場は前年同月比22.6%プラスの924,800人。1月としては過去最高を記録しました。
一方で新型コロナウイルス感染の影響が懸念されており、分析を行いながら今後の施策が求められるとしています。
(画像はPixabayより)
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▼外部リンク
日本政府観光局のプレスリリース
https://www.jnto.go.jp/