訪日外国人の誘客にはさまざまなツーリズムが用いられていますが、近年では食と旅をリンクさせるガストロノミーツーリズムが注目されています。
日本食は外国人からも人気の高いコンテンツであり、食を活かしたツーリズムは今後さらに普及していくと見られています。
この記事では、ガストロノミーツーリズムの概要、インバウンド需要、日本におけるガストロノミーツーリズムの事例について解説します。
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)ガストロノミーツーリズムとは
ガストロノミーツーリズムとは、欧米を中心に普及している旅行スタイルの一種で、今後日本でも主要なツーリズムとして認知されていくと予想されています。
ツーリズムを促進する企業や法人、自治体ではいちはやく注目しておくべき概念であると言えるでしょう。
以下では、ガストロノミーツーリズムの概要、ガストロノミーツーリズムによる地方創生の可能性について解説します。
旅行スタイルの一種
ガストロノミーツーリズムとは、その土地の食文化に触れることを目的としたツーリズムです。
気候や風土によって生産される、
- 食材
- 食習慣
- 調理
- 郷土料理
- 歴史
など、さまざまな観点から食を楽しむことが主な内容です。
食育や異文化理解にも役立てられる可能性が高く、近年注目されているツーリズムの1つです。
特に欧米圏では、ガストロノミーツーリズムに対する認知や理解が進んでおり、ガストロノミーツーリズムを取り入れた集客対策に取り組む地域も少なくありません。
インバウンド×地方創生に期待
ガストロノミーツーリズムは、地方自治体が地方創生を促進するための手法として期待されています。
近年のコト消費需要や和食の無形文化遺産登録などの事情を踏まえると、特にインバウンド誘客に大きな可能性を持ったツーリズムであると考えられています。
観光庁が2018年の年次報告として発表した訪日外国人消費動向調査によれば、「訪日前に期待していたこと」として「日本食を食べること」の項目が、複数回答、単一回答ともにトップの結果となっており、訪日外国人客のニーズとしても日本食は上位であることがわかります。
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ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構
日本でもガストロノミーツーリズムの可能性が認知され、ガストロノミーツーリズム推進のためにONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構が設立されました。
訪日外国人消費動向調査における満足度調査でも91.6%の外国人が「温泉入浴」に満足したと回答しているように、温泉は訪日外国人にとって魅力的であることがわかります。
この温泉人気を活かして有名温泉地では、温泉と食をリンクさせたガストロノミーツーリズムに取り組んでいます。
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ガストロノミーツーリズムの規模やメリットとは?
ガストロノミーツーリズムが注目されている要因は、単に訪日外国人のニーズとして日本食が多く挙げられているという事実のみではありません。
ガストロノミーツーリズムには、地方創生に活かせると考えられる、さまざまなメリットがあります。
以下では、ガストロノミーツーリズムのメリットについて解説します。
地域を問わず取り組みやすい
ガストロノミーツーリズムの最大のメリットは地域を問わず取り組みやすいという点です。
スポーツツーリズムやヘルスツーリズムなど、さまざまなツーリズムがありますが、ガストロノミーツーリズムは食事という、人間の生活には欠かせない行為を観光資源化するため、大自然、史跡、温泉などの観光資源が乏しい地域でも取り組むことが可能です。
また、近年流行傾向にあるコト消費の1つということもあり、訴求力に長けたツーリズムと言えるでしょう。
国内で注目が集まっている
観光庁では、日本国内におけるガストロノミーツーリズムの認知や理解を促進すべく「UNWTOガストロノミーツーリズム世界フォーラム」誘致を目指しています。
同フォーラムは、UNWTO(国連世界観光機関)が2015年から毎年開催しているフォーラムで、ガストロノミーツーリズムを浸透させる目的で催されています。
ガストロノミーツーリズムの将来性が徐々に期待され始めている日本は開催地として適しており、観光庁は食に関する歴史や文化を有する奈良県を候補地として挙げています。
この続きから読める内容
- 日本での事例を紹介
- レストランバス
- ONSEN・ガストロノミーウォーキング
- コト消費需要に合わせた体験を提供
- 日本の魅力ある商品を在日外国人インフルエンサーとつなげるマッチングプラットフォーム「trial JAPAN」
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