東京オリンピック「水泳競技」の見どころ・出場枠・注目選手・日程を紹介:5種類49種目の競技、アジア大会得点王の日本人選手も

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オリンピックでは注目度の高い水泳競技ですが、水泳とひとことで言ってもさまざまな競技があります。この記事では、2021年の東京オリンピックでの水泳競技の日程、場所、注目選手、出場枠、スケジュールなどについて紹介します。

※開催場所・開催日程は、東京オリンピック・パラリンピック延期決定前の情報です。正式な情報が発表され次第、順次情報を更新いたします。



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オリンピックの水泳はどんな競技がある?

水泳と聞くと速さを競う「競泳」を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、2021年の東京オリンピックでは、競泳、飛込、水球、アーティスティックスイミング、マラソンスイミングの5種類の水泳競技があります。競技内容やそれぞれの特徴を紹介します。

競技内容を紹介

水泳競技は、競泳、飛込、水球、アーティスティックスイミング、マラソンスイミングの5種類・全49種目から成ります。

  • 競泳:一定の距離を決められた泳法(自由形、背泳ぎ、バタフライ、平泳ぎ)で泳ぎタイムを競います。2021年の東京オリンピックでは、新たに男子800m自由形、女子1500m自由形、4×100m混合メドレーリレーの3種目が加わり、種目数は35となります。
  • 飛込:飛板や飛込台から飛び出し、着水するまでの動作の技術やフォームの美しさを採点方式で競います。入水までの2秒弱という短い時間で多彩で複雑な演技が行われます。
  • 水球:7名によって構成された2チームが、プールに設置されたコート内で、シュートの得点を競います。
  • アーティスティックスイミング:水中で音楽に合わせて様々な表現をし、芸術的な完成度や技術を競います。
  • マラソンスイミング:北京2008大会から正式種目に採用された競技で、海や川、湖などプール以外で行われ、10kmを泳ぎ切るタイムを競います。

それぞれの競技の特徴と見どころ

  • 競泳:1896年の第1回アテネ大会から行われている、大会の花形競技です。タイムを競う競泳は、泳ぎの早さを高めるのはもちろんのこと、スタートやターンの技術も重要です。
  • 飛込:飛び込みから着水までわずか2秒弱という短時間に、さまざまな技を競い合います。ペアで演技する「シンクロナイズドダイビング」は、2人の動作がどれだけ調和するかが問われます。
  • 水球:「水中の格闘技」とも呼ばれる水球は、水中で行われる唯一の球技です。ボールを持つ選手に対しては、相手に激しく接触するコンタクトプレーも認められ、激しい攻防が繰り広げられます。「体力」「技術」「戦術」が重要な要素となる競技です。
  • アーティスティックスイミング:以前は「シンクロナイズドスイミング」と呼ばれていた、日本が得意とする競技です。水面の優雅さからは想像できないほど体力の消耗の激しい競技であり、豪快なリフトや空中ジャンプが見どころです。
  • マラソンスイミング:屋外で長距離を泳ぐマラソンスイミングは、屋内での競泳とは違い天候や波などの影響を受けるため、速さだけでなく自然の中で泳ぐ経験と知識が必要となります。

出場枠と注目の選手は?

オリンピックに出場するためには、国際水泳連盟が定めた参加標準記録をクリアする必要があります。日本水泳連盟が定める国際大会への派遣標準記録は世界の中でも特に厳しく、必ずしも「国内で優勝=日本代表」というわけではありません。

出場枠と出場条件

  • 競泳:どの国も最大で男女28名ずつ、計56名までの出場枠を確保することができますが、国際水泳連盟が定めた参加標準記録をクリアした選手のみ出場できます。 リレー種目には16カ国が出場します。そのうちの12カ国は2019年7月に韓国の光州で開催された第18回世界水泳選手権大会での上位国・地域に出場権が与えられました。日本は男女とも400メートルメドレーリレーの東京五輪出場枠を獲得しています。
  • 飛込:シンクロ種目のみ開催国枠があります。2019年7月に韓国の光州にて開催された世界水泳選手権の決勝に進出した選手がオリンピック代表に内定しました。同大会で出場が決まらなかった種目は、2020年4月に東京で開催されるワールドカップの結果により選考されます。(※FINA飛込ワールドカップ2020は延期が決定しました。)
  • 水球:男子12か国、女子10か国が出場します。ほかの出場枠は、各大陸予選や水球ワールドリーグスーパーファイナルや世界水泳選手権大会などの各大会の結果により決定します。日本は開催国枠で出場が決定しています。
  • アーティスティックスイミング:2019年世界水泳選手権や世界最終予選などで選考され、開催国枠を含めてチームが10カ国、デュエットが22組出場します。チーム、デュエットともに開催国枠があります。
  • マラソンスイミング:世界選手権の結果などで出場選手が決まります。男女ともに開催国枠があります。

出場が決まった選手は?

現在までに2021年の東京オリンピックに出場が決定している選手を紹介します。

※2020年4月時点の情報です。

競泳

男子200メートル個人メドレー、男子400メートル個人メドレー:瀬戸大也(せとだいや)

2019年世界水泳選手権で200メートル個人メドレーで金メダル、400メートル個人メドレーで金、200メートルバタフライで銀メダルを獲得しました。

飛込

男子シンクロ3メートル飛板飛込:寺内健/坂井丞ペア 

2019年世界水泳選手権で7位に入賞し、両選手はリオ五輪にも出場しています。

女子3メートル飛板飛込:三上紗也可

2019年世界水泳選手権で12人中5位に入賞し、出場権が確定しました。

女子10メートル高飛込:荒井祭里

2019年世界水泳選手権で9位に入賞し、女子日本代表の第1号となりました。

水球

開催国枠で男女ともに出場が決まっています。リオ大会で惜しくも未勝利となった男子チーム、2021年の東京オリンピックが初出場になる女子チームのどちらにも期待がかかります。

注目は兄妹で五輪候補に選出された稲場航平(いなばこうへい)選手・妹の朱里(あかり)選手・弟の悠介(ゆうすけ)選手の3人です。

特に稲場悠介選手はアジア大会やワールドリーグで得点王になるなど、エースとして期待されています。

アーティスティックスイミング

デュエット:乾友紀子、吉田萌

チーム:福村寿華、安永真白、塚本真由、京極おきな、木島萌香、柳澤明希

2009年に代表入りし、リオ五輪2種目で銅メダルを獲得したエースの乾(いぬい)選手と、そのペアとして抜擢された吉田選手のデュエットが特に注目されます。

マラソンスイミング

世界選手権大会(2019年・韓国)で10位以内に入れば出場が内定します。この大会では決まらなかったため、世界最終予選会で9位以内に入るか、大陸最上位なら出場権を獲得できます。

競技のスケジュールや会場を紹介

水泳競技は会期中ほぼ毎日実施されます。大会第1日目(2020年7月25日)の午後に競泳が始まり、閉会式のある8月9日の水球決勝戦まで大会を通して楽しめます。

水泳競技のスケジュールと会場を紹介します。

※開催場所・開催日程は、東京オリンピック・パラリンピック延期決定前の情報です。正式な情報が発表され次第、順次情報を更新いたします。

競技日程

  • 競泳:7月25日(土)~8月2日(日)いずれも19:00~21:30に予選があり、10:30~12:30に準決勝・決勝戦が行われます。
  • 飛込:7月26日(日)~8月8日(土)の10:00~11:30、15:00~17:30
  • アーティスティックスイミング:8月3日(月)~8月8日(土)の19:30~21:00
  • 水球:7月25日(土)~8月9日(日)10:00~12:40、14:00~16:50、18:20~21:00
  • マラソンスイミング:女子8月5日(水)7:00~10:00、男子8月6日(木)7:00~10:00

会場とアクセス

会場

  • 競泳:東京アクアティクスセンター
  • アーティスティックスイミング:東京アクアティクスセンター
  • 飛込:東京アクアティクスセンター
  • 水球:東京辰巳国際水泳場
  • マラソンスイミング:お台場海浜公園

アクセス

  • 東京アクアティクスセンター東京メトロ有楽町線「辰巳駅」下車徒歩(入場時) JR京葉線「潮見駅」下車徒歩(入場時)
  • 東京辰巳国際水泳場東京メトロ有楽町線「辰巳駅」下車徒歩 JR京葉線「潮見駅」下車徒歩
  • お台場海浜公園東京臨海高速鉄道りんかい線「東京テレポート駅」下車徒歩 東京臨海新交通臨海線ゆりかもめ「台場駅」下車徒歩(入場時) 東京臨海新交通臨海線ゆりかもめ「お台場海浜公園駅」徒歩(退場時)

それぞれの競技の特徴を理解して観戦をさらに楽しく

水泳競技は競泳、飛込、水球、アーティスティックスイミング、マラソンスイミングの5種類で、種目数も多くたくさんの見どころがあります。

オリンピックの花形競技と言われる競泳は、メダリスト候補も多くいます。たった2秒の中でさまざまな技術を魅せる飛込、スピーディで激しい攻防が見どころの水球、水中での同調性や華やかさを競うアーティスティックスイミング、自然の中でのレースや選手同士の駆け引きに注目したいマラソンスイミングと、それぞれに違った魅力があります。

競技の特徴を把握し、選手のバックグラウンドに注目することで、2021年の東京オリンピックをより楽しめるようになるでしょう。

<参考>

TOKYO2020オリンピック競技スケジュール

TOKYO2020オリンピック競技会場

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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