ツール・ド・フランス2020開催は2か月延期に | コロナ影響でスポーツイベントも調整余儀なく

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この数週間でヨーロッパでも猛威を振るっている新型コロナウイルスは、スポーツ界にも多大なる影響を及ぼしています。

世界最大級のスポーツイベントでもある、毎年7月にフランスおよび周辺国を舞台にして開催されている自転車ロードレースの「ツール・ド・フランス」も、4月15日に、開催延期することが発表されました。

当初6月27日から7月19日にかけて行われるスケジュールでしたが、これを8月29日から9月20日に変更することを、主催団体のASO(アモリ・スポル・オルガニザシオン)が発表しています。

また4月29日には、フランス政府は9月までの期間で5,000人以上が集まる大イベントを禁止する方針を出しました。これにより、ツール・ド・フランスも観客の人数制限が出されるとみられています。

ツール・ド・フランスは1903年から開催されており、非常に大規模なレースであること、メディア露出度が高いことが特徴です。スタッフだけで数百名が運営に関わっています。

最低6人、最大8人編成のチームが、20~22チーム参加するため、レースの現場には、選手だけで170名以上が集まることとなります。

また、路上での観戦客数は1,200万人ともいわれており、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中での開催延期については当然のなりゆきともいえるでしょう。

この記事では、ヨーロッパの主要スポーツであるサッカーと自転車ロードレースにおける新型コロナウイルスの影響をまとめます。

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スポーツイベントの中止および延期

まず、ヨーロッパのスポーツ界における新型コロナウイルスの影響の具体例として、サッカーと自転車レースの2つを紹介します。

1. サッカー

ヨーロッパで新型コロナウイルスの影響を最も強く受けたスポーツの一つが、サッカーです。

サッカーのスペインリーグ「リーガ・エスパニョーラ」を例にすると、まず、3月12日〜25日の約2週間に開催予定だった試合はすべて中止となりました。

また、この期間に開催される予定だったスペインの国王杯決勝戦のレアル・ソシエダ対アスレチック・ビルバオの試合は延期になりました。

さらに、ヨーロッパで開催されるFIFAチャンピオン・リーグとユーロ・カップは2021年まで延期が決定しています。なかでもスペインのFCバルセロナは、3月13日に新型コロナウイルスから選手を守るため無期限の活動停止を表明しました。

4月になると、無観客試合にしてシーズン再開をめざすという報道がスペインで見られるようになりましたが、いまだ正式決定には至っていません。また、そもそもシーズンを再開させるのか、あるいはもうオフに入るのか、という決断もスペインサッカー連盟からは正式な形で発表されていません。

国際的な試合は延期することでほぼ決まったものの、国内リーグではまだ方針がみつからないのがリーガ・エスパニョーラの現状です。

2. 自転車ロードレース

新型コロナウイルスの影響を一番最初に受けたスポーツが、自転車ロードレースです。

2月にアブダビで開催された「UAEツアー」で、選手やチームスタッフが新型コロナウイルスに感染していることが発覚しました。大会は2ステージを残し打ち切りとなり、出走した選手やスタッフ全員が、アブダビのホテルにしばらく隔離されることとなりました。

そして、3月上旬には「パリ・ニース」のステージレースが開催されたものの、多くのワールドツアーチームが参加を見合わせ、わずか17チームでレースがスタートすることとなります。また、最終第8ステージはレース主催者の判断で中止になりました。

そして、国際自転車連盟(UCI)は4月15日に正式なアナウンスとして、以下の声明を発表します。

  1. 少なくとも7月までのレースはすべてキャンセルあるいは延期とする。
  2. ツール・ド・フランスは8月29日から9月20日に開催する。その後世界選手権(9月20日から9月27日)を開催。
  3. 世界選手権の後にジロ・デ・イタリアとブエルタ・エスパーニャを開催する。この2レースの日程は4月19日では公式には発表されていないが、両レースともステージ数を削減して開催予定。
  4. レース再開の時期などについては、UCI判断とし公式にアナウンスする。

このように、新型コロナウイルスは、ヨーロッパのスポーツ界に大きな影響を与えているのです。

新型コロナウイルスでロックダウン、スポーツ選手の困難

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためヨーロッパ各国政府が出した主な政策は、国民に約2週間の「外出禁止令」を課するものでした。そのため、ヨーロッパに住む大半の人々が、必要最小限の外出のみ認められる、自宅隔離状態に置かれることとなりました。

この続きから読める内容

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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