【ウィズコロナ×飲食店】Google マップ「テイクアウト・デリバリー」情報の登録が重要なワケ:店舗情報の掲載方法を解説

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新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大に伴う緊急事態宣言が、5月末に解除されました。公共交通機関やレジャー地では人が増えているようですが、新規感染者はまだ毎日報告されており、リモートワークをはじめとする外出自粛の動きは今月も続くとみられています。

飛沫が感染リスクとなることを受け、飲食店は営業時間の短縮や自粛に努めています。減ってしまった売り上げを補填するために、テイクアウトや出前、デリバリーなどのサービスを新たに始める店舗も増えているようです。

このような一連の動きを背景として、Googleはスマホ向け地図アプリ「Google マップ」上で、ユーザがテイクアウト対応の店を検索しやすくする機能拡充を実施しました。テイクアウトや出前、デリバリーに対応している飲食店にとっては、集客力を強化できるチャンスです。

飲食店だけでなく、様々な業種で営業の再開が始まったとはいえ、「コロナ前」の状況に戻るまでにはまだまだ時間がかかることも予想されます。

今回は、テイクアウトなどのサービスの情報をGoogle マップに登録する方法を紹介します。


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Google マップでテイクアウト対応の飲食店がワンタッチで検索可能に

新型コロナウイルスの感染拡大に伴って外食や外出の自粛が進む中、店舗の中で飲食するのではなく、テイクアウトや出前、デリバリーを選択する人が増えています。

こうした需要の変化を受けて、Googleはテイクアウトやデリバリーに対応している飲食店をワンタッチで検索できるよう、スマホ向け地図アプリ「Google マップ」上で飲食店の検索機能を拡充しました。

従来はGoogle マップのユーザが、メニュー階層からテイクアウトやデリバリーなどの情報を探し出す必要がありました。

今回の機能変更により、Google マップの画面上に「テイクアウト」と「デリバリー」のボタンが表示されるようになりました。

▲[Google マップ検索画面]:Google マップ
▲[Google マップ検索画面]:Google マップ


「テイクアウト」ボタンや「デリバリー」ボタンをクリックすると、対応店舗が一覧表示されます。


▲[Google マップ「テイクアウト」検索画面]:Google マップ
▲[Google マップ「テイクアウト」検索画面]:Google マップ

テイクアウトやデリバリーを実施している飲食店は、ここに表示させることによって、テイクアウトあるいはデリバリーであれば飲食サービスを利用したいと考えている顧客に、ダイレクトに訴求できることになります。

Google マップへの掲載方法

ここからは実際に、テイクアウト、出前、デリバリーなどの飲食店サービスの情報を、Google MAPに掲載する方法をご紹介します。

1. まずはGoogleマイビジネスへ登録

Googleマイビジネスとは、Googleが提供する無料の集客ツールです。Google検索やGoogle マップといったGoogleのサービスに、事業や店舗などの情報を表示します。表示される内容は、Googleマイビジネスにその施設のオーナーとして登録することで、変更・管理できるようになります。

Googleマイビジネスは、電話やメッセンジャー、口コミ投稿などによって顧客との交流窓口となります。

また店舗や商品の写真の掲載、特典の情報も掲載できます。こうした情報をフックに、新たな顧客を開拓したりリピーターを増やせる可能性があります。

Google MAPにテイクアウトやデリバリーの情報を掲載する作業は、Googleマイビジネスにあらかじめ登録していれば1~5分で完了します。

まだGoogleマイビジネスに登録していない場合は、この機会に登録を検討してみてはいかがでしょうか。

2. テイクアウト、出前、デリバリーなどの情報を登録

Googleマイビジネスの登録ができたら、店舗のテイクアウト、出前、デリバリーなどの情報を登録していきます。

登録作業はパソコン、スマホのいずれでも行うことができます。主に以下3つのステップで基本情報と店舗情報の登録と確認ができます。

  • Googleマイビジネスにログインし、プロフィールを編集

まずGoogleマイビジネスにログインし、「情報」という項目をクリックします。

  • サービス項目の「テイクアウト」「宅配可能」を選択

続いて「お支払い」という項目をクリックします。「属性」の画面が表示されるので、「食事」のカテゴリーで「テイクアウト」及び「宅配可能」の項目を選択します。

ここまで登録できれば、テイクアウトやデリバリーの対応店舗としてGoogleに登録されることになります。

登録には時間がかかる場合がありますが、店舗の近くでGoogle マップ上で「テイクアウト」ボタンをクリックし、自分の店舗が表示されていれば、無事に登録されていることが分かります。

  • メニューや配送料などの情報を追記

さらにGoogleマイビジネス上の「メニュー」の項目で、テイクアウトやデリバリーのメニューを登録しておくことで、顧客によりアピールすることができます。

Googleによる無料のオンライン講座も

Googleでは全国の飲食ビジネスの関係者を対象として、実践的な無料オンライン講座も提供しています。

GoogleマップやGoogle検索上で、テイクアウトやデリバリーのサービス、特別営業時間といった最新情報を発信する方法をトレーニングしてくれるものです。

対象者は下記の通りで、該当する人は受講を検討してみるとよいかもしれません。

  • Googleマイビジネス のオーナー確認済みの人
  • 主に飲食店ビジネス関係者で新たなサービス(テイクアウト、デリバリー等)や特別時間営業を開始した人

Googleのサービスを活用して集客強化を

リモートワークはこの後も継続されていくと考えられ、外食についても以前同様の行動がとられるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。その一方で、栄養摂取というだけでなく、気分転換といった意味も持つ食事の存在意義は改めて強く意識されているといえるでしょう。

リアル店舗での集客に制限がある中であっても、飲食業にとっては、大きなチャンスともなりえます。

Google マップの今回のアップデートについて、利便性が高まると歓迎する声も見られます。

Googleマップのアップデートに関するTwitter投稿
▲Twitter投稿:編集部スクリーンショット

Twitter:Googleマップのアップデートに関する投稿(https://twitter.com/yuuuuuiiiii/status/1249553862848987136?ref_src=twsrc%5Etfw)


Googleマップは、ブラウザの検索でも上部に表示されるため、意識せず使っているスマホユーザーも少なくありません。Google マップ経由での集客拡大の可能性を高めることができるでしょう。

Googleのサービスは中国を含む訪日外国人にも多く利用されています。この機会にGoogleのサービスの活用方法を知っておくことで、新型コロナウイルスが終息した後に訪日外国人を集客する際にも役立つはずです。

訪日外国人と一口に言っても旅行スタイルは多様になってきています。店舗利用ではなく、テイクアウトやデリバリーを利用したい需要も十分にあると考えられます。インバウンド経済がストップしてしまっている今は、観光客の渡航の正常化に備えて、インバウンド向けの情報発信についても改めて見直すのによいタイミングではないでしょうか。

<参照>

日本経済新聞:グーグルマップ、飲食店検索しやすく 配達や持ち帰り

meomeo:数分で完了!飲食店がテイクアウトや出前デリバリーの情報をGoogle MAPに掲載する方法-コロナウイルス緊急事態宣言から店が生き残るために

Google:Googleマイビジネス

Google:今すぐできる「テイクアウト」や「デリバリー」の情報発信


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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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