10月12日、JNTO(日本政府観光局)は「在留外国人」向けのSNS投稿促進キャンペーン「My own personal Japanキャンペーン」を10月19日より実施することを発表しました。
このキャンペーンは、インバウンド回帰を見据えた訪日意欲喚起の取り組みであると考えられています。
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
JNTO、在留外国人向け「My own personal Japanキャンペーン」開始
JNTOが期間限定で実施する「My own personal Japanキャンペーン」は、現在日本に在住している在留外国人、または在日経験のある外国人を対象に、自身の日本旅行体験をSNSで投稿することを応募・促進するものです。
募集期間は2020年10月19日(月)から12月6日(日)までと予定しています。
応募方法については、応募者はFacebook、Instagram、Twitter、WeiboなどのSNS上で、写真や動画などの形式で日本の観光地やお気に入りスポットを紹介し、本文にハッシュタグ「#myownpersonaljapan」「#visitjapanjp」を付けて投稿します。投稿したことをキャンペーン事務局にメールすることで応募が完了となります。
応募作品から10名の優秀作品を選定し、体験旅行カタログなど、日本国内で使用できる10万円相当の賞品を贈呈するとしています。
このキャンペーンの狙いについて、JNTOは「外国人視点での観光魅力発掘と、人的つながりによる情報拡散を強化する」ことを挙げます。
コロナ禍で誘客プロモーションの実施が限られているなか、日本に在住している在留外国人が発信した情報は、彼らのネットワークを通じて現地の知人・友人に伝えることが可能です。
そのためJNTOは、在留外国人による情報発信を、収束後のインバウンド観光の回復に向けた訪日意欲の喚起を図るうえで重要な手段として位置づけているといえます。
さらに、在留外国人は日本に住んでいるからこそ、これまで海外であまり知られていない観光魅力を発掘することに寄与され、そして彼らのSNS投稿で日本の知られざる魅力を母国に拡散することが期待されています。
JR東日本「在日外国人」向け鉄道パスをスタート これが「最良のタイミング」である理由
10月1日、JR東日本は「在日外国人」向けの鉄道パスを期間限定で販売を開始することを発表しました。インバウンド回帰への布石ともみられるこの鉄道パスに対する在日外国人の反応は早く、すでにWeibo上では日本の観光スポットを解説する人も現れています。鉄道パスの詳細を紹介するともに、なぜこのタイミングでの販売となったのか、その理由を考察します。目次JR東日本、在日外国人向け「JR EAST Welcome Rail Pass 2020」開始SNS上では大注目、「解説」する人までなぜこのタイミング...
在日外国人、日本人より「コロナ予防意識」高いと明らかに:2倍の宅配利用率 キャッシュレス決済も
世界的に感染拡大した新型コロナウイルスですが、日本でも第2波が警戒されています。インバウンドや観光に携わる企業では、訪日外国人が新型コロナウイルスに対してどのように意識しているのか把握し、今後の対策を考えることが必要です。在日外国人の新型コロナウイルスに関する調査結果を基に、事業者がどのような点に考慮していけば良いのか解説します。インバウンド対策にお困りですか?「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!訪日ラボに相談してみる...
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<参考>
JNTO:在留外国人を対象としたSNS投稿促進キャンペーンを開始!
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インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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