シンガポールとオーストラリアの両首脳は6月10日、二国間の旅行再開についての協議を進めました。
オーストラリアは4月からニュージーランドとの間で隔離措置なしの往来を再開させており、シンガポールは香港との往来を延期している状態です。
今回開かれた会談では二国間の関係維持のために往来再開は重要であるとしたうえで、両国のワクチン接種率や感染状況をに対応して再開日を決定、公表する方針も示されました。
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シンガポールとオーストラリアの首脳会談でトラベルバブルを協議
オーストラリアのスコット・モリソン首相は、6月10日にシンガポールを短時間訪問し、リー・シェンロン首相と会談しました。
両国の首脳は、二国間のトラベルバブルについて触れ、検疫なしの旅行再開に向けて努力すると語りました。
往来再開へ前進、ワクチン接種とデジタル証明書導入に期待か
シンガポールとオーストラリア間の検疫なしの渡航については、2021年3月にシンガポールがその計画を示していました。両首相は10日に開かれた首脳会談でその協議を進めたということです。
シンガポールのリー・シェンロン首相は、「緊密で優れた二国間関係を維持するために、両国の人の流れを再開する必要がある」とトラベルバブル開始に意欲を見せました。
リー首相は、両国間の往来再開にはデジタル形式での予防接種証明書の相互承認が第一歩になるとし、その準備が整った暁には再開できると考えています。
また、モリソン首相は、トラベルバブル開始にはまだ少し時間を要するとの見解を示したうえで、シンガポールの学生がオーストラリアで勉強できるようにすることを優先事項として協議したと話しています。
なお、トラベルバブルの開始日は、両国のワクチン接種率と感染状況に応じて発表されるといいます。リー首相は「人口の大部分が予防接種を受ければ、往来再開について検討を進めるのは容易になる」との考えを示しています。
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<参照>
ロイター通信:Singapore, Australia working towards travel bubble, leaders say
Bega District News:Australia, Singapore agree on travel plan
The Guardian:Australia and Singapore say students first to benefit from travel bubble
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