新型コロナウイルス感染症の影響で国際的な往来が中断されている中、韓国では無着陸の国際遊覧飛行が行われています。
韓国関税庁によると、国際遊覧飛行は開始後6か月間で各航空会社によって合計152回行われ、乗客数は約1万6,000人、売上総額は22億円になったことがわかりました。
これは2021年末を期限として一時的に導入されている商品となっており、コロナ禍でも免税品が購入できるという点で人気を博しています。
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韓国、期間限定で国際遊覧飛行を実施
2020年から始まったコロナ禍によって、航空業界や免税品業界は大きな打撃を受けていますが、韓国では、これらの関連産業を救うために、2020年12月から無着陸の国際遊覧飛行を実施しています。
合計152回の国際遊覧飛行が実施され、利用客は約1万6,000人になったことがわかりました。
一般国際線3倍超えの搭乗率、売上22億円と免税品人気は根強く
韓国は、コロナ禍の影響で落ち込んでいる航空業界や免税品業界を支援することを目的として、2021年12月末までの期間限定で国際遊覧飛行を認めています。
2020年12月より、徹底した防疫管理を前提に仁川空港から開始し、現在では金浦空港、金海空港、大邱空港などの地方空港にも拡大しているということです。
6月14日、韓国関税庁は、2020年12月から2021年5月末までに行われた国際遊覧飛行についての調査結果を発表しました。
開始後6か月間に航空会社によって行われた国際遊覧飛行は合計152回となり、乗務員を除く乗客は1万5,983人だったということです。免税品の売上は総額228億ウォン(約22億4,000万円)でした。
一人当たりの購入額は142万ウォン(約14万円)となりました。内訳としては、化粧品が26.7%の61億ウォン(6,000万円)、バッグ類が17.5%の40億ウォン(4,000万円)、香水が10.9%の25億ウォン(約2,500万円)で上位を占めています。
また、国際遊覧飛行の平均搭乗率は73.5%で、2021年3月時点での一般国際線搭乗率(23.5%)の3倍を上回る数値となりました。長引くコロナ禍によって海外旅行がかなわない中、免税品を購入できるという点で人気を博しているのではないでしょうか。
コロナ収束後に訪日旅行が再開した暁には、訪日韓国人観光客からの免税品消費額は変わらず期待できるといえるでしょう。
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<参照>
韓国関税庁:プレスリリース
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