グアムのワクチン接種プログラム、日本も対象に販売開始 政府観光局主導で観光業再興へ

THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ- アーカイブ無料配信中
完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

各国で新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が進む中、グアム政府観光局はワクチン接種希望者をグアムに迎え、現地での接種を提供するプログラムを発表しました。

アメリカ市民以外も対象となっており、日本を含む海外からの渡航者もプログラムを利用することができます。

7日間の隔離期間を設けるほか、出国前から帰国時まで合計3度のPCR検査の受検を義務付けるなど、対策を徹底したうえでの「ワクチンツーリズム」プログラムとなっています。

訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)

グアム政府観光局、ワクチンツーリズム推進プログラムを開始

グアム政府は、グアムでのワクチン接種を提供するプログラム、「Air V&V」を承認しました。

グアム政府観光局の社長兼CEOを務めるカール・T・C・グティエレス氏によれば、「このプログラムは、ワクチン接種に待ちくたびれている世界中の旅行者の特定の層を捉えている」ということです。プログラムを通じて観光産業に一石を投じ、経済を活性化させる機会を提供したいと述べています。

アメリカ市民以外も対象に展開、ワクチンは選択可能

グアム政府観光局が展開するワクチン接種プログラム、「Air V&V」は、日本を含むアメリカ市民以外も対象とされています。2021年6月23日に「実施準備が完了した」と発表されました。

海外から渡航してプログラムを利用する場合、すべての旅行者は渡航前にPCR検査を受検し、アメリカ入国の際に陰性証明を提示する必要があります。到着後にも改めて検査を受け、陰性であれば接種ワクチンを選択できるようになります。

ワクチンはファイザー、モデルナ、ジョンソン&ジョンソンのいずれかとされており、ファイザー製とモデルナ製は2回の接種を受けることになります。 接種が完了した際には、接種記録カードと接種保健所の記録を与えられます。

参加者には、Sara Alertに登録して14日間のモニタリングを受けることや、接触確認アプリをダウンロードすること、そして帰国時の出発72時間前までにPCR検査を受けることが求められるということです。

プログラムには、ワクチン接種やPCR検査のほか、宿泊、食事、空港への送迎なども含まれます。

10ホテルが参加しプログラム利用者をサポート

このプログラムには、10のホテルが参加しており、該当するホテルにパッケージを直接予約することでプログラムに参加できるようになります。対象ホテルは以下の通りです。

  1. デュシタニグアムリゾート(Dusit Thani Guam Resort)
  2. グランドプラザホテル(Grand Plaza Hotel)
  3. グアムリーフホテル(Guam Reef Hotel)
  4. ホテルニッコーグアム(Hotel Nikko Guam)
  5. ハイアットリージェンシーグアム(Hyatt Regency Guam)
  6. レオパレスリゾート(LeoPalace Resort)
  7. ロッテホテル(Lotte Hotel)
  8. パシフィックアイランドクラブ(Pacific Islands Club)
  9. ロイヤルオーキッドホテル(Royal Orchid Hotel)
  10. ザ・ツバキタワー(the Tsubaki Tower)

プログラム参加ホテルは、利用者のワクチン接種やPCR検査の予約をサポートします。また、参加者はグアム到着後に7日間の隔離が義務づけられていますが、隔離期間も予約をとったホテルで過ごすことになります。

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる

<参照>
グアム政府観光局:Air V&Vプログラムの実施準備が完了
グアム政府観光局:AIR V&V GUAM

【11/26開催】インバウンドの受け入れを「仕組み化」で乗り切る!宿泊・観光業の人手不足を解消する革新的ソリューションを紹介


外国人観光客の爆発的増加に伴い、スタッフの人手不足に直面する宿泊・観光業界。
さらには多言語対応やあらゆるサポートも求められ、キャパシティが限界状態にある事業者も少なくはないでしょう。

そこで訪日ラボでは、「人手不足を補いながらインバウンド対応を強化する」実践策を紹介するセミナーを開催します。

DXによる業務効率化や自動化、多言語対応の仕組みづくり、24時間・22言語対応の医療通訳付きオンライン診療、そして多言語での口コミ・MEO対策の無理のない運用方法まで、“少ない人員でも安心して外国人観光客を受け入れられる仕組み” を解説します。

<セミナーのポイント>

  • 人手不足の現場でも実践できる、インバウンド対応・業務効率化のヒントがわかる!
  • 多言語対応や医療連携など、“安心・安全な受け入れ体制”を整える具体策が学べる!
  • 集客から滞在サポートまで、インバウンド受け入れを総合的に学べる!

詳しくはこちらをご覧ください。

【11/26開催】インバウンドの受け入れを「仕組み化」で乗り切る!宿泊・観光業の人手不足を解消する革新的ソリューションを紹介

【インバウンド情報まとめ 2025年11月前編】中国、日本への渡航自粛を要請 / 2025年冬の国際定期便、過去最高の便数に ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に10月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

訪日ラボ会員にご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

中国、日本への渡航自粛を要請 / 2025年冬の国際定期便、過去最高の便数に ほか:インバウンド情報まとめ【2025年11月前編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

訪日ラボの会員限定コンテンツ「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!

その他、訪日ラボの会員になるとインバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い教科書コンテンツやインバウンドを分析したレポート、訪日ラボのコンサルチーム登壇のセミナーなど役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 訪日ラボ会員 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに