観光庁は、2021年3月に公募した「アドベンチャーツーリズム等の新たなインバウンド層の誘致のための地域の魅力再発見事業」について、12の採択事業を発表しました。
アドベンチャーツーリズムは、ウィズ・コロナ時代に密集を回避した旅行形態への変化が求められる中で、国内外の観光客の消費額増加や満足度向上に繋がるとして期待されています。
地域資源を観光コンテンツとして活用し、日本の本質を深く体感できる点が魅力とされています。
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)インバウンド誘致に向けた地域の魅力向上と観光資源の磨き上げを実施
今回採択事業が決定した事業は、インバウンド層の誘致に向けた取組です。観光庁、専門家、地域の関係者が連携して自然、文化等の地域資源を活用した観光資源の発掘や磨き上げを行い、継続性が高く有用な観光コンテンツへ発展させるとしています。
観光庁が12の採択事業発表、コロナ後の観光トレンドを踏襲
観光庁では、自然、文化などの日本の地域資源を観光コンテンツとして活用し、日本の本質を味わうことのできるアドベンチャーツーリズムを推進しています。国内外の観光客の消費拡大や満足度向上を実現できるとし、ウィズ/アフターコロナの観光で注目しています。
2021年3月31日には「アドベンチャーツーリズム等の新たなインバウンド層の誘致のための地域の魅力再発見事業」の事業者の公募を始めており、その採択事業者が6月24日に発表されました。
採択事業は以下の通りです。

引用元:観光庁報道発表
今後の観光で重視される「滞在型」の観光事業が見られるほか、各土地の特産物や名所を打ち出して「その地域でしか楽しめない」とするような事業も採択されています。
また、自転車で楽しむ「サイクルツーリズム」の事業が茨城県と京都府を実施主体に採択されました。
サイクルツーリズムに関しては、先日Tripadvisorが発表した「2021 トラベラーズチョイスベスト・オブ・ザ・ベストツアー・アクティビティ」のサイクリングツアー部門で日本から2つのコンテンツがランクインしています。
同ランキングからも日本のサイクルツーリズムには注目や人気が高いことがうかがえます。今回の事業採択も相まって、今後のさらなる発展が期待されるのではないでしょうか。
観光庁は、今後、専門家による事業内容などに関する改善指導等を通して、アドベンチャーツーリズムをはじめとして、国内外の観光客の消費額増加や満足度向上に繋がる観光資源を発掘し、磨き上げていくとしています。
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる
<参照>
観光庁:「アドベンチャーツーリズム等の新たなインバウンド層の誘致のための地域の魅力再発見事業」における採択事業の公表
【9/18開催】ホテルトレンドLIVE! Vol.3 〜ホテル内レストランのお悩み解決編〜
今回は「ホテル内レストランのお悩み解決編」として、レストランの認知向上と衝動来店につなげるためのGoogleマップ活用法を解説します。
ホテル内レストランでは、
- 「宿泊者以外の集客が難しい」
- 「メディアや広告に頼らざるを得ない」
といった課題の声を多く耳にします。
宿泊者以外の利用を広げていくためには、レストランを利用者が見つけやすくし、検索から来店までの導線を整えることが重要です。
本セミナーでは、宿泊業界のデジタルマーケティングに特化したキャリアを持つエキスパートの徳永が、Googleマップを活用してお客様の衝動来店を促すための実践的なポイントをわかりやすくご紹介します。
<セミナーのポイント>
- ホテル内レストランが取り組むべき課題を整理できる!
- “衝動来店”を促すGoogleマップの実践的な工夫が学べる!
-
宿泊業界のデジタルマーケティングに精通したエキスパートに直接質問できる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→【9/18開催】ホテルトレンドLIVE! Vol.3 〜ホテル内レストランのお悩み解決編〜
訪日ラボ主催「THE INBOUND DAY 2025」アーカイブ配信中!
訪日ラボを運営する株式会社movが8月5日に開催した、日本最大級のインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」のアーカイブ動画が公開中です。
アーカイブ配信では、元大阪府知事の橋下 徹氏と大阪観光局理事長の溝畑 宏氏による基調講演のほか、脳科学者の茂木 健一郎氏、日本文学研究者のロバート・キャンベル氏、アパグループ 社長兼CEOの元谷 一志氏などの貴重な講演の様子を一挙公開(一部を除く)。
参加できなかった方はもちろん、もう一度議論を見直したい方も、ぜひご覧ください。
【インバウンド情報まとめ 2025年9月前編】PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に9月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年9月前編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!