オーストラリア政府観光局(TA)は8月16日から、新型コロナウイルスワクチン接種促進キャンペーン「It’s Our Best Shot for Travel」をオーストラリア国内で開始しました。
同国では新型コロナウイルスの感染が拡大する一方で、ワクチン接種率は2割程度にとどまっています。
キャンペーンは「ワクチンを接種しよう」と訴えるもので、新聞やテレビのほか、オンライン、ソーシャルメディアで展開しています。
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オーストラリア政府観光局、ワクチン接種促進キャンペーンを開始
オーストラリア政府観光局(TA)は8月16日、オーストラリア国内で、新型コロナウイルスワクチン接種促進キャンペーン「It’s Our Best Shot for Travel」を開始しました。
新聞やテレビのほか、オンライン、ソーシャルメディアでワクチン接種を呼びかけるもので、規制緩和に合わせて国内旅行を促進することにより、観光産業を支援する目的もあります。
「Best Shot」は「最高の撮影写真」のほか「接種」という意味もあります。
さらに業界向けにInstagramのストーリーズや、Facebookのプロフィール、eメール、Zoomの背景などで利用可能なツールキットもリリースすることにより、キャンペーンメッセージを拡散していきます。
また「IT’S OUR BEST SHOT FOR EVENTS」と題し、会議や展示会などビジネストラベルとして注目される、MICE業界の回復に向けたメッセージも発信しています。
オーストラリアで13人に1人が雇用されている観光産業は、新型コロナウイルス感染拡大で大きな影響を受けています。
2020年には18%の職が失われたとされる一方、ワクチンの接種は思うように進んでいません。
大都市シドニーを擁するニューサウスウェールズ州では、8月14日に過去最多となる466件の市中感染を記録し、同日から導入されたロックダウンは、9月まで延長される見通しです。
ほかの主要都市も含め、同国の人口全体の約4割がロックダウンの対象となっている一方で、ワクチン接種を完了した人は2割弱にとどまっています。
今後さらなるキャンペーンも
今後TAでは、さらなるキャンペーンとして、国内の有名シェフを起用した「Put a Jab on the Menu」も予定しているということです。
また企業や業界団体も接種の推進に向けた動きを進めており、カンタス航空はワクチン接種者に対し「航空券の1年フリーパス」などのインセンティブを提供しています。
さらにAFTA(豪州旅行業協会)やビジネスイベント系団体も、会員各社から顧客へワクチン接種を呼びかける取り組みを実施しています。
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<参照>
trvlwire:豪州、観光業界がワクチン接種促進、観光局もキャンペーン
CNN:Tourism Australia's new campaign isn't about travel -- it's about vaccination
CNN.co.jp:豪シドニーに軍要員を追加投入、デルタ株拡大で州全体がロックダウン
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「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
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