11月21日より、オーストラリア・シンガポール間でトラベルバブル(隔離なしの国際往来)が始まります。
これに合わせ、オーストラリア政府政府観光局はシンガポールからの旅行客を誘致するプロモーションを展開を開始しました。
また、オーストラリアのスコット・モリソン首相シンガポールに続くトラベルバブル締結国として日本と韓国の名を挙げています。早ければ2021年内にも隔離なしの国際往来を再開させたい姿勢です。
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)オーストラリア、国際往来再開へ前進 今後は日豪間のバブルも期待
オーストラリアとシンガポールの間で、隔離なしで渡航可能になる「トラベルバブル」が始まります。これに伴って、豪政府観光局は400万ドルをかけたプロモーションの展開を開始しました。
今後は他国からの観光再開にも期待をにじませており、オーストラリア首相は日本との国際往来再開に意欲を示しています。
シンガポールとのトラベルバブル開始
オーストラリアは、11月21日からシンガポールとの間でトラベルバブルを開始します。今回のバブル締結によって、2国間では検疫や隔離措置のない相互の国際往来が可能になります。
ワクチン接種を済ませていること、渡航の72時間以内に取得したPCR検査の陰性証明を示すことなどが条件で、観光目的での入国も許可されます。
豪政府観光局は、国際往来再開に合わせて「AUSTRALIA IS YOURS TO EXPLORE」というプロモーションを打ち出しました。
これは11月19日からシンガポールで展開しているもので、2022年6月までの期間、テレビやソーシャルメディアを含むメディアを媒介して実施されます。費用総額は400万ドル(約3憶3300万円)に上ります。
プロモーションでは、シンガポールからオーストラリアへの旅行を促進することを目的に、旅行意欲を刺激するようなオファーを提供しています。また政府観光局は、Klook.comと提携してオーストラリアへの旅行前または旅行中に予約できるさまざまな体験も提供しているとのことです。
オーストラリア政府観光局のマネージングディレクター、フィリパ・ハリソン氏は、トラベルバブルに伴う海外旅行再開について「シンガポールからオーストラリアに戻ってきた友人を迎えることができて本当にうれしく思います」と喜びの意を示しました。
また「両国間の検疫なしの旅行は、オーストラリアへの国際観光を再構築する上で重要なステップ」とも言及し、そのうえで他国からの海外旅行を早期に再開させたい姿勢も見せています。
豪首相、日本や韓国とのトラベルバブルにも言及
オーストラリアにとって、今回のシンガポールとのトラベルバブル締結はニュージーランドに続く2国目の国際往来の再開となりました。なおシンガポールは今後、韓国とのトラベルバブル開始を控えています。
そうした中、複数の海外メディアでは、オーストラリアのスコット・モリソン首相が次の締結国候補として日本と韓国の名を挙げたとの旨が報じられています。
モリソン首相はなるべく早期にバブルを締結して国際往来を再開させたい姿勢で、2021年内にも実行に移したい意向を示しているとのことです。
関連記事:韓国とシンガポール、トラベルバブル合意
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
<参考>
Ministry of Foreign Affairs Singapore:Travel Information for Singapore and Australia
news.com.au:Scott Morrison says quarantine-free travel soon on the cards for Korea, Japan
PRIME MINISTER OF AUSTRALIA:SINGAPORE – AUSTRALIA'S NEXT STEPS TO REOPENING TO THE WORLD
Tourism Australia:SINGAPORE – AUSTRALIA IS YOURS TO EXPLORE
【11/26開催】インバウンドの受け入れを「仕組み化」で乗り切る!宿泊・観光業の人手不足を解消する革新的ソリューションを紹介

外国人観光客の爆発的増加に伴い、スタッフの人手不足に直面する宿泊・観光業界。
さらには多言語対応やあらゆるサポートも求められ、キャパシティが限界状態にある事業者も少なくはないでしょう。
そこで訪日ラボでは、「人手不足を補いながらインバウンド対応を強化する」実践策を紹介するセミナーを開催します。
DXによる業務効率化や自動化、多言語対応の仕組みづくり、24時間・22言語対応の医療通訳付きオンライン診療、そして多言語での口コミ・MEO対策の無理のない運用方法まで、“少ない人員でも安心して外国人観光客を受け入れられる仕組み” を解説します。
<セミナーのポイント>
- 人手不足の現場でも実践できる、インバウンド対応・業務効率化のヒントがわかる!
- 多言語対応や医療連携など、“安心・安全な受け入れ体制”を整える具体策が学べる!
-
集客から滞在サポートまで、インバウンド受け入れを総合的に学べる!
→【11/26開催】インバウンドの受け入れを「仕組み化」で乗り切る!宿泊・観光業の人手不足を解消する革新的ソリューションを紹介
【インバウンド情報まとめ 2025年11月前編】中国、日本への渡航自粛を要請 / 2025年冬の国際定期便、過去最高の便数に ほか

訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に10月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※訪日ラボ会員にご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→中国、日本への渡航自粛を要請 / 2025年冬の国際定期便、過去最高の便数に ほか:インバウンド情報まとめ【2025年11月前編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」
訪日ラボの会員限定コンテンツ「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!
その他、訪日ラボの会員になるとインバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い教科書コンテンツやインバウンドを分析したレポート、訪日ラボのコンサルチーム登壇のセミナーなど役立つコンテンツが盛りだくさん!









