2月16日、大阪市は2022年度当初予算案を発表し、2025年大阪・関西万博の会場や統合型リゾート(IR)の予定地となる人工島「夢洲」のインフラ整備費に272億円を計上しました。
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)2025年4月開幕の万博までにインフラ整備する計画
2021年末に判明した土壌対策費などを含め、2029年秋予定のIR開業までに必要となる整備費の総額は1年前の想定から倍の1,929億円に膨らむことも明らかにしました。
市は、2025年4月開幕の万博までに大半のインフラ整備をする計画で進めています。
当初予算案には、大阪メトロ中央線の延伸工事や周辺の人工島をつなぐ橋の拡幅工事など、着工済みのアクセス向上策として155億円を計上しました。
また、道路や上下水道整備など夢洲の域内整備に117億円を盛り込みました。
大阪市は、2021年2月に、IR開業までにかかるインフラ整備費を総額994億円と公表しました。
その後、IR予定地で液状化の恐れや土壌汚染などが判明し、市は土壌対策費788億円の負担を決定したということです。
夢洲工事費に追加129億円 地盤沈下対策など
メトロ延伸工事では、地盤沈下や防爆対策の必要なメタンガスの存在が明らかになり、工事費が129億円増えるなどしました。
また、当初予算案には他に、万博準備などに53億円や市中心部からアクセスの利便性を図る阪神高速「淀川左岸線」の2期工事費に336億円を計上しました。
この結果、市が見込む整備費の総額は約2倍の結果になったようです。
土壌対策費は、将来の支出を確約する債務負担行為を設定しました。
債務負担行為とは、歳出予算の金額、継続費の総額又は繰越明許費の金額に含まれているものを除き、将来にわたる債務を負担する行為を指します。
松井一郎市長は記者会見で、「リターンによって十分投資を回収できるし、市民の新たな財源を確保できる」と主張しています。
関連記事:日本におけるIRの法整備、メリットやデメリットとは
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる
<参照>
大阪市公式サイト:夢洲等まちづくり事業調整会議
【12/2開催】店舗とデジタルの分断を超える!データ統合で実現する“シームレスな顧客体験”とは?

多くの小売企業が、店舗、EC、アプリ、LINEなど多岐にわたる顧客接点を持っています。しかし、そのデータは分断され、「同じお客様に一貫した体験を提供できない」という課題に直面し、その結果、最適なタイミングで適切な情報提供ができず、機会損失を招いています。
今回、このような悩みをもつ小売業者さまに向け「店舗とデジタルのあらゆるデータをシームレスにつなぐ顧客体験設計」を解説するセミナーを開催します。
国内外の事例を交え、小売企業の皆様に最新トレンドと実践法をお届けします。
<セミナーのポイント>
- 店舗とECの在庫情報を連携させたOMO戦略の最新事例がわかる!
- 顧客データ統合によるOne to Oneマーケティングの実践法が学べる!
-
小売業のデータ分断課題を解決し、“シームレスな顧客体験”を実現するヒントが得られる!
→【12/2開催】店舗とデジタルの分断を超える!データ統合で実現する“シームレスな顧客体験”とは?
【インバウンド情報まとめ 2025年11月後編】中国の訪日自粛要請、観光庁長官の受け止めは? ほか

訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に11月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※訪日ラボ会員にご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→中国の訪日自粛要請、観光庁長官の受け止めは?/ 10月の訪日外客数389.6万人、国別1位は韓国 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年11月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」
訪日ラボの会員限定コンテンツ「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!
その他、訪日ラボの会員になるとインバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い教科書コンテンツやインバウンドを分析したレポート、訪日ラボのコンサルチーム登壇のセミナーなど役立つコンテンツが盛りだくさん!










