ウクライナ侵攻、世界の航空業界回復に影を落とす

ロシアによるウクライナ侵攻は世界の多くの航空会社に影響を与えています。

欧州連合(EU)、カナダ、アメリカのロシアの航空に対するロシア機の領空内飛行禁止措置などは、今年回復の兆しにあると推測されていた国際線に、東欧への航空需要の面で影を落とすと考えられます。

EUやカナダのロシア航空への制限、次いでアメリカも

2022年2月27日、欧州連合(EU)とカナダはロシアの航空会社の飛行に対し、両空域内にロシア発着の航空機が侵入することを認めないとしました。

欧州委員会は、ロシアが所有、登録、管理する全ての航空機に対しEU空域を閉鎖するとし、カナダ政府は、同じくロシアの航空機のカナダ空域への侵入を認めないと発表しました。

また、3月1日にはジョー・バイデン大統領により、アメリカ領空内でのロシア機の飛行が禁止されることが発表されました。

ロシアへの措置による経済的混乱、航空業界にも広まるか

現在行なわれている様々なロシアへの経済的措置は、ロシアにとどまらず世界中に波及する可能性があります。

英国の航空データ分析企業Cirium(シリウム)は、2021年12月に「2021年版シリウム エアライン・インサイト・レビュー」を公開しています。本レポートによれば、2022年の年末までに旅客輸送力が2021年比47%増加するとしました。これは2015年の水準に回復することを意味します。

しかしこの予測はロシアのウクライナ侵攻による世界の緊張を加味していません。現在の事態が収束するまでは各航空業界に影響を与える恐れがあります。

ロシア近辺での飛行では、ルート変更を余儀なくされて追加コストに見舞われている航空会社もあり、今後東欧を取り巻く航空需要はより不安定かつ複雑なものになると考えられます。

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<参照>

Cirium:2022年の旅客機輸送力は2021年比47%増加すると予想




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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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