オンライン旅行サイトのExpediaは、米国における春休みの旅行検索動向についてのデータを発表しました。
東京のフライト検索数は前年比+55%と大きく増加。ローマ(+20%)やパリ(+50%)などを上回る伸び率となりました。
東京で「桜を見たい」と考えている旅行者が多いようで、今後のインバウンドの回復にも期待がかかります。
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Expedia、米国における春休みの人気旅行先を発表
Expediaは、米国における2023年の春休み旅行の傾向を発表しました。
3月~4月のフライト検索数は4割増
Expediaにおける、2023年3月~4月のフライト検索数は、前年対比40%増加。多くのアメリカ人が春休みの旅行を計画していることが分かります。
同時期の航空運賃は前年より高くなっていますが、ホテル料金は前年の春休みとほぼ同等の水準で推移しています。
航空運賃は3月下旬から4月上旬に高騰し、3月上旬と4月下旬が春のシーズンのなかでは最も安くなっています。
メキシコのプエルトバジャルタやドミニカ共和国のプンタ・カナなどの人気リゾート地への観光客が回復し、3月~4月の海外旅行需要は2桁増となっています。
またフロリダ州の保養都市であるフォートローダーデールやニューヨーク市、カナダのトロントなどへ手頃な旅行を求める旅行者も多くなっています。
東京の桜人気でフライト検索が55%増に
Expediaの旅行アプリデータからは、旅行者はすでにカリブ海のビーチから、アラスカでのクルーズまで、さまざまな旅行を計画していることが分かります。
日本の東京は、プンタ・カナやフランスのパリと並んで人気の海外旅行先となっています。「桜を見ること」が春の人気アクティビティとして注目されているようです。
東京へのフライト検索数の前年からの伸びは55%増であり、プエルトバジャルタ(25%増)、プンタ・カナ(30%増)、ローマ(20%増)、パリ(50%増)など、他の人気旅行先を上回る伸び率となりました。
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<参照>
PR newswire:EXPEDIA DATA: SPRING BREAK EXPECTED TO BE BUSIER THAN LAST YEAR, WITH SEARCHES UP 40% AND INTERNATIONAL BEACH DESTINATIONS BACK ON THE MAP
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
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- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
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